キンモクセイの生垣は剪定で維持しよう。放っておくと下がスカスカに

2023.11.20

キンモクセイの生垣は剪定で維持しよう。放っておくと下がスカスカに

秋になるとオレンジ色の花を咲かせるキンモクセイは、甘く濃厚な香りが特徴です。その香りが風にのってやってくると、私たちに秋の訪れを感じさせてくれます。

そんなキンモクセイですが、成長すると最大で10mくらいの高さになります。しかし、キンモクセイは高くなりすぎると、地面に近い部分の枝が生えてこないため、生垣がスカスカになってしまうのです。

そこで、今回はキンモクセイを生垣として栽培する方法やキンモクセイの生垣を剪定するときの注意点などについて詳しくまとめてみました。コラムを読むことで、よりキンモクセイの生垣を楽しめるかもしれません。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

 

キンモクセイを害虫から守ろう!日ごろの手入れや剪定が大切です
関連記事 キンモクセイを害虫から守ろう!日ごろの手入れや剪定が大切です
2021.04.30

キンモクセイの生垣の特徴

キンモクセイは葉の緑と花のオレンジ色のコントラストが美しいため、生垣にする人が多いです。そんなキンモクセイの生垣には、次のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

キンモクセイの葉はびっしりと枝につくことから、生垣にすると家の中の様子を外から見えにくくします。そのため、キンモクセイを生垣とすることは、人目を気にせず家でくつろぐことができるだけなく、空き巣対策にもつながります。

デメリット

生命力が強いキンモクセイの枝は四方八方に早く伸びるので、放っておくと生垣の見栄えが悪くなります。また、枝葉が増えすぎて風通しも悪くなります。その結果、生垣の中が蒸れて、病気や害虫を発生させてしまうのです。

キンモクセイの生垣を剪定する方法

キンモクセイの生垣は枝葉が伸びすぎると見栄えが悪くなります。また、病気などにかかりやすくなるので、剪定が必要になってくるのです。そのため、キンモクセイの生垣を剪定するときにはしっかりとした知識が大切です。

剪定時期

枝の間引きをする剪定は花芽がつく前の2月から4月ごろ、外観を整える剪定は花が散り終わった11月ごろにするとよいでしょう。2月から4月ごろに剪定するときは花芽がついた枝を切らないように注意です。花芽がついた枝を切ってしまうと、秋に花を咲かせなくなるおそれがあります。

また、11月ごろに枝の間引きをすると葉が少なってします。そうなると木が弱ってしまい、寒い冬を乗り越えることができず、枯れてしまうおそれがあります。

剪定する順番

最初に外側に生えている枝、次に内側に生えている枝の順番で剪定していきます。いきなり内側の枝から切ると、生垣の外観を崩してしまうおそれがあります。

日光がよく当たる外側の枝はすぐ伸びるので、毎年剪定します。生垣の外観を崩さないようにするためには、仕上げをイメージしながら剪定することが必要です。

内側の枝を剪定するときは、風通しや日当たりを悪くする枯れ枝や弱々しい枝などを3年に1度くらい剪定するとよいでしょう。

枝を切る位置

枝ぶりと花つきをよくするためには、枝を切る位置に注意しなければなりません。キンモクセイの枝は3つに分かれることが多いです。この3つの枝のうち真ん中の枝は、つけ根から切り落とし花を咲かせたい枝は葉を2枚ほど残して先端だけ切ります。

キンモクセイの剪定時期は11月に!剪定のコツや庭木を楽しむ方法
関連記事 キンモクセイの剪定時期は11月に!剪定のコツや庭木を楽しむ方法
2021.04.30

キンモクセイを剪定するときの注意点

生命力が強いキンモクセイを正しい方法で剪定すると日当たりや風通しがよくなり、病気や害虫などの被害にあいにくくなるというメリットがあります。しかし、キンモクセイを剪定するときには、注意しなければならないことがあります。

①枝を切りすぎない

キンモクセイの成長は、他の植物よりも比較的早いです。そのため、剪定をしないと枝があちこちに伸びて、樹形が見苦しくなってしまいます。しかし、すぐ枝が伸びるからといって枝をたくさん切りすぎると、樹形が悪くなり、木が弱って枯れるおそれがあるので注意が必要です。

②木の下部に生えている枝は極力剪定しない

キンモクセイは、樹高が高くなると地面近くに生えている古い枝の成長は止まってしまいます。成長が止まった枝には栄養が送られないため、枯れて徐々になくなっていきます。

その結果、生垣がスカスカになってしまい、家の中の様子が外から丸見えになってしまうのです。キンモクセイが生垣としての機能を失わないようにするためにも、地面近くに生えている枝が残るように剪定します。

キンモクセイを剪定するときの注意点

キンモクセイの生垣の手入れはこまめに!

成長の早いキンモクセイの生垣は、ついつい放置してしまいがちです。しかし、手入れをしないとさまざまな問題がおきてきます。

①木が弱る

キンモクセイは成長が早いため、放っておくと枝があちこちに伸びて、枝同士が絡み合ってしまいます。絡み合った枝同士が日光をさえぎるため、下のほうに生えている葉に日光が当たりません。その結果、光合成が活発に行われなくなり、木が弱ってしまうのです。

②病気にかかりやすくなる

こまめに剪定をしないと木の内側に湿気が多くなりすぎて、病気の原因となる虫もつきやすくなるおそれがあります。病気になったキンモクセイは花つきが悪くなり、最悪の場合枯れてしまうかもしれません。

③生垣がスカスカになる

キンモクセイは最大10mの高さにまで成長するため、大きくなりすぎると剪定が大変です。また植物には、若い枝の先端に栄養を優先して送る性質があります。

その性質により、木の上の部分に生えている若い枝はどんどん成長します。しかし、下のほうに生えている古い枝の成長は止まってしまうのです。

そのため、キンモクセイは大きくなりすぎると、地面に近いところに生えている枝がなくなってしまいます。その結果、キンモクセイの生垣はスカスカになってしまうおそれがあります。

まとめ

成長が早いキンモクセイは、こまめに剪定をしないと枝同士が絡み合って、内側の枝や葉に日光が当たらなくなってしまい、風通しも悪くなります。日光が当たらないと光合成が活発に行われません。風通しが悪いと病気にかかりやすくなり、病気の原因になる害虫がつきやすくなってしまいます。

しかし、剪定をしすぎるとキンモクセイは弱ってしまいます。また、地面近くに生えている枝まで切ってしまうと、キンモクセイの生垣はスカスカになってしまいますので、注意しましょう。

キンモクセイの生垣の剪定は意外に難しいかもしれません。そのため、剪定が難しいと思ったら、業者に依頼してみるとよいでしょう。業者に依頼することで、長くキンモクセイの生垣を楽しめるかもしれません。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。

迅速・丁寧に受付対応!

庭木1本からお任せください!

※対応エリアや加盟店によって変わります

庭木が健康に成長するためにかかせないのが剪定です。剪定のプロがお庭や植木の状態を詳しくお調べし、プロの目から見て一番効率の良い最高の剪定方法をご提案します。

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

お庭・樹園、どんな木でも対応。落ち葉、枝、雑草など剪定後の処理もいたします!

剪定 1本 2,100円~
剪定のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

剪定の記事アクセスランキング

剪定の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧