マルバノキは剪定しすぎに注意!剪定時期・切り落とす枝・育てかた

2023.11.20

マルバノキは剪定しすぎに注意!剪定時期・切り落とす枝・育てかた

マルバノキの剪定は、軽めにおこなうのがおすすめです。剪定をしすぎると樹木にダメージを与えてしまい、木が弱るおそれが高いからです。ダメージを抑えて剪定をするには、正しい剪定方法を身につけることが大切となります。

ここでは、マルバノキの剪定で使用する道具・作業をする適期・方法について紹介しています。うまく剪定ができるか不安な方は、ぜひ一度ご一読ください。適切な手入れをして、マルバノキを元気に育てましょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

マルバノキの剪定は軽めの「弱剪定」

マルバノキは、剪定しなくても自然と樹形が整いやすい樹木です。また、剪定作業によるダメージを受けやすい樹木でもあるため、剪定する際は芽を残して枝先だけを剪定するとよいでしょう。次は剪定する適期や方法について紹介してきます。

剪定時期

マルバノキの剪定は2月~3月におこなうとよいです。この時期は活動が休止する休眠期に入っているため、剪定によるダメージが少なく、剪定後に病気や害虫による被害を受けるリスクが少ないからです。

また、マルバノキは落葉樹で葉が落ちているため、剪定がしやすいのもメリットになります。よってマルバノキの剪定は、冬におこなうのが最適となるのです。

マルバノキは剪定しすぎに注意!剪定時期・切り落とす枝・育てかた

剪定で使うハサミ

剪定作業による負担をなるべく減らすには「剪定ばさみ」を使いましょう。剪定ばさみは、枝や幹を切るのに特化した道具なため、簡単に枝を切ることができます。また、刃の切れ味がとてもよいため太い枝を切る場合でも、剪定による樹木へ負担を軽減することが可能です。オイルで刃の手入れをしておくと、さらに切れ味が上がります。

また、剪定時に文房具用のハサミを使うのは避けたほうがよいです。普通のハサミは紙を切るための刃が使われているため、無理に使ってしまうと枝の組織がつぶれて枝が傷みやすいので使うのは避けましょう。

よってマルバノキを剪定する際は、剪定ばさみを使うことをおすすめします。また、剪定した枝が病気を発症していた場合、刃にウイルスが付着している可能性がありますので、剪定し終えた剪定ばさみは消毒をしてから保管しましょう。

剪定で切り落とす枝

マルバノキを剪定する際は、以下の枝を切るようにしましょう。

・枝が重なっている
・細くて弱い枝
・病気になっている枝
・枯れている枝

マルバノキは剪定時に負担を受けやすいので、間引く程度の剪定で押さえましょう。強めに剪定をしてしまうと、芽がつかなくなる場合があるためです。成長したマルバノキを剪定せず放置していると、マルバノキによって周辺の樹木がかげになり、十分に日差しがあたっていなかったといった場合もあるので注意しましょう。

剪定が不安な方は……

マルバノキを剪定することがほとんどなかったため、剪定に自信がない・不安だという人もいるかもしれません。そういった際は、業者に剪定を任せてみてもいいかもしれません。

業者は剪定の経験が豊富なため安心して任せることができ、仕上がりも確実です。業者に任せてみようか気になっている方がいましたら、一度相談をしてみてはいかがでしょうか。業者によっては無料で相談に対応してくれるところもあります。

美しい紅葉を楽しむために!マルバノキの育てかた

マルバノキは紅葉がとてもきれいな樹木です。しかし、健康的に育てないとせっかくの紅葉を楽しむことができなくなるかもしれません。マルバノキの木の特徴と手入れ方法を確認して、葉を健康的に育てていきましょう。

マルバノキの特徴

マルバノキの葉はとてもかわいらしいハートの形が特徴的です。また、低木で冬に葉を落とす落葉樹でもあります。

葉は一年間で色を変えるため、紅葉を楽しむことができます。春は若葉の緑が映え、秋が近づくにつれて赤色に変色していくためとてもきれいです。さらに、秋の落葉が始まると同時に、ヒトデのような形をした赤い花が咲き始めます。

また、暑さに耐性があるため、気温が高い地域や夏でも元気に育ちます。日当たりのよい場所を好みますが、日陰でも問題なく育つため初心者でも安心して栽培できるのも特徴です。

マルバノキは年間をとおして紅葉が楽しめる樹木です。初めて樹木を育てるといった人でも、比較的育てやすい樹木なのも大きな特徴となっています。

マルバノキは剪定しすぎに注意!剪定時期・切り落とす枝・育てかた

基本的なお手入れ

〇水やり

マルバノキを植えてすぐのころは、たっぷりと水をあげるようにしましょう。それ以降は雨水だけでも問題ありませんが乾燥に弱いので、日当たりのよい場所で育てる際は乾燥に気をつけましょう。土の表面が乾いてきたら、水やりをおこなうとよいです。

〇肥料

落葉をする2月ごろのタイミングで与えるのがおすすめです。マルバノキは冬になると休眠期に入るため栄養を与える必要があまりありませんが、落葉する2月ごろに1度の与えるとよいでしょう。

2月ごろから肥料を与えておくことで、春になったときの肥やしにすることができて気温の上昇とともに成長がしやすくなります。肥料は油粕や腐葉土といったものがよいでしょう。周囲に20cmほど穴を掘って埋めておくのがおすすめです。

マルバノキは乾燥に強くないため、水やりが必要となります。しかし、やりすぎると根腐れをしやすくなるので、土の状態を確認して与えるようにしましょう。

お手入れをしているのに枯れてしまうことも

マルバノキをどれだけ大切に手入れをしても枯れてしまう原因には、水のやりすぎ・葉焼け・剪定のしすぎがあげられます。

〇水のやりすぎ

先ほども説明しましたが、マルバノキは水を与えすぎると根腐れする場合があります。雨水だけでは心配だという方もいるかもしれませんが、心配だからといって与えすぎると枯れるもととなるので避けましょう。

〇葉焼け

マルバノキは日当たりがよい場所で育てると、きれいな赤に紅葉していきます。しかし、日が当たり過ぎてしまうと葉焼けすることがあるので、注意しましょう。明るい日陰でもきれいに紅葉するので、直射日光となる場所では育てないようにしましょう。

〇剪定のしすぎ

1章でも説明いたしましたが、マルバノキは剪定によるダメージを受けやすい樹木です。そのため剪定の頻度が多かったり、強めの剪定をしたりすることで枯れてしまうことがあります。自然に樹形が整いやすい樹木でもあるので、剪定はほどほどにしましょう。

マルバノキは間違った手入れの仕方によって枯れてしまうことがあるので、注意が必要です。枯らさないためにも、もう一度手入れの仕方を見直してみましょう。

マルバノキの増やしかた

マルバノキを増やすなら、挿し木による方法がおすすめです。種まきによる増やし方もありますが、樹木と呼べるまで成長するには何十年もかかってしまうため挿し木のほうが効率がよいでしょう。また、気温・湿度ともに成長がしやすい6月~7月の間におこなうとよいです。

挿し木に使用する枝は、去年伸びたものが最適です。マルバノキを剪定した際に枝を確保しておくといいかもしれません。枝は全体を3等分にしたときの、真ん中となる部分を使うのがおすすめです。挿し木の手順については以下のとおりです。

〇挿し木の手順

1.水につけて水揚げしておく
2.肥料が含まれない“無菌状態”の苗に枝を挿す
3.日かげで風とおしのよい場所に移動させる
4.水切れに気をつけながら水やりをする
5.新芽が出て伸びてきたら、植え替える

マルバノキを増やすなら、挿し木がおすすめです。また、挿し木から育てる際は、水切れによる「枯れ」に気をつけるようにしましょう。

剪定は庭木にとって大切な作業!剪定が大変なときは

実際にマルバノキを剪定しようにも、慣れてない・失敗しそうなど不安を感じている人もいるもしれません。そんなときは業者に相談をしてみるとよいです。業者に依頼することで、たくさんのメリットがあるからです。ここでは業者に任せた場合の費用やメリットについて紹介していきます。

剪定にかかる費用

樹木の剪定は、木の樹高によって変動します。また、費用は1本あたりで計算されることが多いので、次の樹高別でかかる費用を参考にして実際にかかる費用を想像してみてください。

〇樹高別でかかる費用

低木0~3m 
約3,000円前後
中木3~5m
約6,000~8,000円
高木5m以上
約15,000~20,000円

また、これ以外にも剪定後の枝の処分や重機の使用、高所作業による車の使用などによっては追加料金が発生することもあるため注意しましょう。詳細が気になる場合は、直接業者に問い合わせてみることをおすすめします。

マルバノキは剪定しすぎに注意!剪定時期・切り落とす枝・育てかた

業者に依頼するメリット

業者に依頼をすると費用はかかるため、なるべく依頼はしたくないな……と思っている方もいるかと思います。ですが、費用をかけるだけのメリットが業者にはいくつもあるのです。依頼をするメリットについてあげていくので、ぜひ参考にしてみてください。

〇メリット

・確実に樹形が整う
・剪定を失敗しない
・作業にかかるスピードが早い
・周囲にある樹木の成長を阻害しないよう、剪定をしてもらえる
・定期的にメンテナンスをしてもらえる

自分で剪定するのが不安な場合は、業者に任せることで確実な仕上がりになり、失敗もありません。これらのメリットを踏まえて、業者に任せるか検討してみるのもいいかもしれませんね。

剪定の依頼先

樹木の剪定を依頼できる業者には、植木屋・造園業者・剪定業者などがあげられます。ここでは業者を選ぶ際に注目するポイントを3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

〇業者選びでのポイント

費用の決め方
業者には、時間単位によってかかるところと、樹木の本数で費用を決めるところがあります。時間単位だと、作業中にトラブルが発生して中断したとしても、費用がかかることがあるため注意が必要です。本数で費用を決める業者だと、このような心配はありません。

追加料金の有無
作業前に見積りを出して確認をしたにもかかわらず、作業後に追加で費用を請求してくる業者もあります。追加料金を請求されないためには、依頼をする前に明確な費用を出してもらうことが大切です。あいまいな費用しか提示してもらえない業者は、なるべく避けたほうがよいでしょう。

相談にも対応
依頼をするにあたり、剪定時に気になることや疑問点などある人が多いかと思います。剪定作業のほかに相談にも対応してくれる業者は、親切な対応が期待できるとも解釈できるため、業者を選ぶ際は注目するポイントとなります。実際の技術ももちろん大切ですが、業者の気遣いや対応のよさも事前に確認しておくと安心でしょう。

まとめ

マルバノキは比較的剪定の必要がない樹木です。ですが育てる環境がよいと成長しやすく、枝が伸びやすいので必要に応じて剪定をしましょう。

また、剪定によるダメージを受けやすいため、負担の少ない道具や時期におこなうのがよいです。剪定に自信がない人や、確実な仕上がりを求める方は、業者に剪定を任せてみてもいいかもしれません。

剪定を依頼する業者選びで迷ったら、ぜひ弊社にご相談ください。剪定に対応する業者をご紹介させていただきます。無料で電話相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。年中無休で対応しております。


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