ボトルツリーは、成長するにつれて根元がボトルのように膨らむことが特徴の植物です。アオギリ科のブラキキトン属であることから、ブラキキトンとも呼ばれています。
そんなボトルツリーは、定期的に剪定をおこなう必要はありません。ほかの植物と比較すると、枝葉の量が少なく混みあうことがあまりないからです。しかし、枝が伸びすぎたら見栄えをよくするために高さを整えるなど、お好みに合わせて剪定をおこないましょう。
この記事では、ボトルツリーの剪定方法をお伝えしていきます。個性的なボトルツリーの育成に、役立ててみてはいかがでしょうか。
目次
ボトルツリー(ブラキキトン)の剪定時期と方法
ボトルツリーは年中葉をつける常緑樹のため、とくに決まった剪定時期はありません。樹形が気になったり、葉が混みあってきたりしたタイミングでおこなうようにしましょう。
しかし冬は日照時間が短く光合成ができる時間が限られるため、春や夏と比較すると栄養不足になりがちです。そのため大きく樹形を変える場合は、できるだけ日が長く暖かい4月~10月ごろにおこなうのがおすすめです。
剪定方法
ボトルツリーの剪定には、下記のものを用意しましょう。
【剪定で用意するもの】
・剪定ばさみ
剪定ばさみは、煮沸消毒やアルコール消毒をしたものを使用しましょう。剪定をおこなうことは植物の成長促進になりますが、同時に切り口は傷となります。切り口からの病気を防ぐためにも、清潔な剪定ばさみを使用することが大切です。
【剪定の手順】
ボトルツリーは、古くなった枝葉を優先して剪定していきましょう。細い枝よりも太い枝を切っておくと樹形を整えやすくなります。また、枝葉が混みあっている部分もすっきりさせておくことで見栄えがよくなるのです。
ボトルツリーの育成環境やお手入れ方法
ボトルツリーをより健康的に育てるためには、育成環境をきちんと整えてあげましょう。続いては、ボトルツリーの育て方についてお伝えしていきます。
育成環境
ボトルツリーの育成環境は、日当たりのよい場所がおすすめです。室内でも育てられますが、できるだけ日当たりのよい位置に鉢植えを置きましょう。しかし、長時間日光に当たると葉が変色したり枯れたりするおそれがあります。遮光カーテンなどで、日光を調節してあげるとよいでしょう。
寒さにはそこまで強くないため、最低でも気温が5度以上の場所で育てることが大切です。冬場は、室内で育てることをおすすめします。
またボトルツリーは乾燥に比較的強いですが、エアコンの風を当たると葉が枯れるおそれがあります。できるだけ、直接風に当たらない場所に鉢植えを置くようにしましょう。
水やり
水やりの頻度は、土が乾いてたら与えるぐらいで構いません。ボトルツリーは、水を与えすぎると根腐れを起こすことがあるためご注意ください。
根腐れとは土のなかの水が長時間蒸発しないと湿度が上がり、じきに根が腐ってしまう症状のことです。とくに受け皿に水を入れっぱなしにしておくと根腐れしやすいため、こまめに流しましょう。
肥料
ボトルツリーは、基本的には肥料を必要とせず成長させることができます。しかし、より早く成長させたい場合には与えたほうがよいでしょう。
春から秋ごろにかけて、緩効性の肥料を説明書の規定量与えます。いっぽう冬は成長が落ち着くので、肥料を与えるとかえって逆効果になるためご注意ください。
ボトルツリーにつきやすい病害虫
ボトルツリーは室内で育てていても、気づいたら病害虫の被害に遭っていることがあるのです。ボトルツリーが枯れてしまう原因となるため、しっかり対策することが重要です。よく発生する病害虫や対策方法を知っておきましょう。
ハダニ
ハダニは植物の葉に寄生する害虫で、春先から秋ごろまでの間に発生しやすいです。ハダニは、乾燥した葉を傷つけたり食害したりして植物を弱らせます。葉に白や黄の斑点模様ができていたら、ハダニが葉を傷つけた跡かもしれません。
ハダニは0.3~0.5ミリメートルほどと小型なため見えづらいですが、発見したらテープなどを使って貼り付けて駆除しましょう。ハダニ対策には、葉水をおこなうのがおすすめです。ボトルスプレーに水を入れて葉に噴射することで乾燥を防ぐことができます。
アブラムシ
アブラムシは、春先から夏ごろの間に発生しやすいです。体長は1~3ミリメートルほどで、葉や茎に取りついて養分を吸って植物を弱らせるのが特徴です。駆除方法は、殺虫剤を使用するほかに、数が少なければテープで貼り付けるか牛乳をスプレーボトルに入れて噴射するのもよいでしょう。
カイガラムシ
カイガラムシは、茎や幹の養分を吸うことで植物を枯らす害虫です。多くのカイガラムシは硬いカラに身体が覆われているという特徴があります。さらに種類は豊富で、体色が赤みがかったものもいれば、白い毛が生えたものまでいるのです。
カイガラムシの成虫はカラで身体を保護しているため、殺虫スプレーが効きづらいです。そのため、歯ブラシなどでこすって落としたうえで駆除をしましょう。
また、アブラムシやカイガラムシに寄生されることで茎や幹が黒く濁り、すす病という病気にかかるおそれがあります。すす病にかかった葉は、光合成ができなくなり成長に悪影響を与えるのです。害虫を見つけたら、きちんと駆除してボトルツリーを守っていきましょう。
まとめ
この記事では、ボトルツリーの剪定時期や方法、気をつけておきたい害虫についてご紹介してきました。ボトルツリーの剪定時期はとくに決まっていませんが、迷ったら日照時間の長い春から秋にかけておこなうのがおすすめです。
ボトルツリーは葉が混み合うことがあまりないため、高さの調整や古い枝を剪定していきましょう。日光を好みますが、強い日差しはカーテンなどで遮っておけば葉が傷みにくいです。
室内で育てていても害虫が発生するおそれがあります。害虫対策には葉水が効果的ですが、それでも完全に防ぐことは難しいかもしれません。
「害虫対策が不安……」「剪定で枯らさないか心配……」という方は、業者に相談してみるのをおすすめします。弊社は、植物の剪定や害虫対策に対応した業者を紹介しています。ボトルツリーの樹形をよりキレイに整えたい方も、まずはお気軽にご連絡ください。
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