ハイビスカスの剪定や育て方について解説!挿し木で数を増やす方法も

2023.11.20

ハイビスカスの剪定や育て方について解説!挿し木で数を増やす方法も

鮮やかな色と大きな花びらで南国のイメージをもつハイビスカスは、ガーデニングでも人気の高い植物です。初夏から秋にかけて花を咲かせ、庭に一株あるだけでも華やかな印象を与えてくれます。
四季のある日本では季節ごとのお世話が必要なハイビスカスですが、そのお世話もハイビスカスに対する愛着が一層湧くのではないでしょうか。
今回は、そんなハイビスカスの育て方と適切な剪定方法についてご紹介していきます。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

きれいな花を咲せるハイビスカスの育て方

ハイビスカスは、気温10~25℃くらいで日当たりがよい環境を好み、たくさんの水を与えることが上手く育てるためのポイントです。
移動が可能な鉢植えの場合、季節ごとに環境を整えてあげることが大切です。基本的に屋外の日当たりがいい場所に置いておき、寒くなったら室内に移動させます。夏場は西日の当たらない場所に移動させて遮光ネットを使いましょう。品種によっては猛暑に弱いものもあるので、気温35℃以上が続くような暑さの場合は、なるべく風通しの良い場所に置いたり、直射日光やコンクリートによる照り返しなどを避けてあげたほうがいいでしょう。
またハイビスカスは根の成長が早く、夏場は水をほしがるので水不足には注意が必要です。

水やり

  
土が乾いたらたくさん水やりをします。特に花を咲かせる時期は、水不足・過多の影響を受けやすいので注意が必要です。
夏場は気温の上昇とハイビスカスの吸い上げによって水不足になりやすいので、置いている場所や地域によっては朝夕2回水やりを行います。
冬場は根腐れを起こしてしまうことがあるので、土の乾燥状態を確認してから水やりをしましょう。室内へ移動させている時期は、暖房の風が直接当たらないように気をつけ、ときどき霧吹きで葉水を与えるといいでしょう。

肥料

  
5~10月の生育期間だけ与えます。緩効性化成肥料や油かすなど、ゆっくり効く肥料を与え、元気がないときや花がたくさん咲いているときは薄めた液体肥料を与えます。肥料が足りないと花つきが悪くなってしまうので、生育期間は注意して観察しましょう。
ただし、猛暑が続く夏場や寒い冬場の肥料は控えましょう。

ハイビスカスの剪定は、花が咲き終わったころに行うのが一般的ですが、もし夏場に枝が茂り過ぎていたら、伸び過ぎた枝や元気のない枝のみを軽く根元から切り取りましょう。
      ハイビスカスの育て方

根詰まりを防ぐ「植え替え」時期と方法

ハイビスカスは生育が旺盛なため、鉢植えの場合は根詰まりを起こしやすい植物です。そのため、毎年5~6月頃に植え替えをして根詰まりを防いであげましょう。

ただし、植え替え時期は必ずしも5~6月でなければいけないというわけではありません。鉢底から根が出ている場合や水の浸透が悪い、水持ちが悪いなどといった根詰まりの症状が見られたときは、速やかに植え替えを行いましょう。根詰まりを放置していると、生育が衰えて花つきが悪くなってしまいます。

植え替え方法

  
1) 根についた土を3分の1ほど手で崩して、ハサミで根を切り取ります
2) 1~2回り大きな鉢を準備し、鉢底に軽石を入れ、鉢の8割ほど土を入れます
3) 株を植え付け、株と鉢の隙間を突きながら土を足します
4) 十分な水を与え、1週間は直射日光に当てないよう日陰で管理します
5) 根付いたら、日当たりのよい場所に移動して管理します

成長したハイビスカスは適宜剪定をしてあげることで、より元気に育ち、たくさんの花を咲かせてくれます。
      ハイビスカスの植え替え時期と方法

ハイビスカスの「寄せ植え」について

「寄せ植え」は、育つ条件が同じような植物を同種・異種とも合わせて植えることをいいます。ハイビスカスを寄せ植えするときは、日当たりを好む植物と合わせると相性がいいといわれています。

秋頃に寄せ植えする際は、ハイビスカスの剪定を行った後に根を2分の1くらいまで崩してから植え付けます。春や夏頃に寄せ植えする場合は、剪定の必要はありません。

病気や害虫を防ぐ!剪定に適した時期と方法

ハイビスカスの剪定は、一般的には花が咲き終わった10~11月頃に行います。全体を2分の1~3分の1程度まで切り詰めます。親枝から生えている小枝を選んで、外芽の数mm上あたりで切り落とすといいようです。

切り取った枝の切り口が茶色に変色しているのは枯れている証拠で、切り口が緑色になっている枝は元気がある証拠です。このように枝の健康状態を確認することもできます。

ハイビスカスの花を増やす「挿し木」のやり方

ハイビスカスの剪定をした際に、切り落とした枝をただ捨ててしまうのは、なんだかもったいないような気もしますよね。そんなときは、挿し木をしてハイビスカスを増やしてみてはいかがでしょうか。

ハイビスカスの中でも、「オールドタイプ」と「コーラタイプ」は挿し木をすることで数を増やすことができます。一般的には挿し木で増やされることが多く、適期は5~7月上旬といわれています。遅くても8月いっぱいまでには行うようにしましょう。

挿し木の手順
1) 葉がたくさん付いている元気な枝を切り取ります
2) 枝から葉を1~2枚付けた茎を数本切り取ります
3) 葉っぱが大きいものは半分切り取ります
4) 植物活力液を薄めた水に半日以上つけます
5) 切り口に発根促進剤を塗ります
6) 小さなポットに用土を入れ、湿らせておきます
7) 挿し木を植え、水を切らさないように日陰で管理します
8) 根が生えてきたら苗として地植えか、より大きな鉢へ植え替えます

まとめ

ハイビスカスの剪定は、きれいな花をたくさん咲かせるためにも必要なことです。
ハイビスカスは品種によっても異なりますが、基本的に日中に花を咲かせても夜には閉じてしまう1日花です。そのため、なるべく多くの花を付けたほうが見栄えも良くなります。

寒暖差のある地域ではお世話に手間が掛かるかもしれませんが、ハイビスカスは病気にも強い植物なので比較的育てやすいです。今回ご紹介したような育て方を参考に、ぜひ大切に育ててたくさんの花を楽しんでください。

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