
よく公園などでも見かけるユキヤナギは、早春に小さな白い花をたくさんつける植物です。やわらかくしだれた枝先に小さな葉とかわいい花をたくさんつけている様子は、柳が雪をかぶっているようにも見えるためこの名前がついたといわれています。
ユキヤナギは丈夫で初心者にも育てやすく家庭でも栽培しやすいので、植えている方もたくさんいるのではないでしょうか。放っておいても勢いよく育ちやすいですが、せっかくなら手入れをしてきれいな花を楽しみたいですよね。ユキヤナギを剪定する時期ややり方を覚えて、家にあるユキヤナギをさらに美しく咲かせてみましょう。

目次
ユキヤナギを剪定する時期
ユキヤナギは2月ごろから4月ごろにかけて、かわいらしい花をたくさんつけて見ごろを迎えます。開花する時期が終わったら、剪定を始めましょう。
ユキヤナギの剪定は4月の中旬から5月の半ばごろにおこないます。8月から9月ごろには、新しい枝がのびて翌年開花する芽が作られ始めるので、花が終わった直後に剪定するのが望ましいです。剪定するのが遅くなると、せっかくできた新芽を切ってしまいかねません。
また、ユキヤナギはとても生育が早く、枝がたくさん出てきます。古い枝や細い枝が混みあっている場合は、開花する前の1月~2月ごろに切るようにしましょう。短く刈り込んだところからは、新しい枝を育てることができます。さらに、風通しが悪くなると病気にかかりやすくなるため、株の内側をすっきりさせておくことも大切です。
ユキヤナギを剪定する方法
ユキヤナギはとてもよく成長するので、放っておくとどんどんのびてまわりの植物の邪魔になってしまう場合があります。また、見栄えや育てやすさの観点からも適切な剪定は大切です。
ユキヤナギは丈夫で数年にわたって長く楽しむことができますが、植えたばかりのものと大きくなったものでは適した剪定方法が違います。家庭でユキヤナギを剪定する際の参考にしてみてください。
若いユキヤナギの場合
植えてから3年未満の若いユキヤナギは、花が終わった直後に剪定します。枝の長さは株から30cmくらいを目安に、花が枯れたあとの枝を切り落としてみてください。枝先だけを切り落としたり短く切りすぎたりすると、翌年きれいにしだれる形になりにくいので気をつけましょう。
数年が経ち大きくなったユキヤナギの場合
若いユキヤナギと同じく、花が終わった直後に剪定します。そのほかに、株が大きくなって古い枝が混みあっている場合は、1月から2月ごろに剪定していきます。
ユキヤナギはどんどん成長するため、数年後には地面から出ている株が大きくなっているはずです。株がこみあっていると風通しが悪くなりやすく、湿気を好む害虫を寄せ付けてしまう場合があります。そのため、花が咲く前に枯れた枝を剪定して風通しをよくしておきましょう。
また、花のつき方が悪くなった古い株は、地面から10cm~30cmくらいの長さに切りそろえることもおすすめです。古い枝は次第に花のつき方が悪くなるので、思いきって剪定すると新しい枝に更新することができます。
古い株を剪定すると刺激が加わり新しい枝が出るようになり、ふたたび多くの花を咲かせるようになります。長年にわたってユキヤナギを楽しみたい方はぜひ試してみてください。
ユキヤナギの剪定で注意したいこと
ユキヤナギは、枝先が自然にしだれる形が美しい植物です。ユキヤナギのやわらかく可憐な姿を楽しむために、剪定するときに気をつけるポイントを紹介します。
葉先だけを切らない
剪定を5月におこなうときは、ユキヤナギの葉先だけを短く切らないように気をつけてください。葉先だけを切るとそこから新しい枝が勢いよく成長してしまうため、ユキヤナギ本来の自然にしだれる形に育たなくなってしまいます。剪定するときは、枝を20cm~30cmの長さに切るようにしましょう。
また、ユキヤナギの枝はあえて同じ長さにそろえないことで、美しくしだれる形を楽しめます。公園やマンションなどの花壇では、場所が限られているために丸く切りそろえる場合もありますが、家では好みによって形を変えてみるのもよさそうですね。
枝がこみあうのを避ける
ユキヤナギを放っておくと、いつのまにか枝がこみあってきます。風通しや日当たりが悪くなりやすいので、重なり合っている枝を剪定してすっきりさせておくとよいです。
枝が成長しすぎているときは、花が咲く前の1月~2月ごろに剪定するのもよいでしょう。あまりやりすぎると2月以降に咲く花が少なくなってしまうので、枯れた枝を間引く程度にしておくのがおすすめです。
放置するととても大きくなる
ユキヤナギは放置していても、どんどん大きくなります。時間がないからとユキヤナギの剪定を怠ると、家の敷地からはみ出してしまったり近くで栽培している植物の邪魔になったりすることもあるかもしれません。
ユキヤナギは枝がやわらかく、初心者や力が強くない人にも比較的剪定がしやすい植物です。きれいな形に育てるには慣れが必要かもしれませんが、適度に剪定をするようにしましょう。
自分できれいに剪定するのが難しいときは…
しなやかに自然な形にしだれるユキヤナギにするためには、適切な剪定が必要です。しかし、ユキヤナギの剪定をしたことがない場合や、手入れをする時間がないという人もいるかもしれません。そんなときは、業者に剪定を依頼してみてはいかがでしょうか。
業者に剪定を頼んでみよう!
ユキヤナギは育てやすく、あまり力がない人にも剪定がしやすい植物ではありますが、初めて挑戦するときはなかなか勇気がいるものです。
自分でユキヤナギの剪定をするのに不安がある場合は、業者に依頼して切ってもらうのもひとつの方法です。翌年以降、手入れをする際のコツがわかるようになるかもしれません。
業者に剪定を依頼するメリット
業者に剪定してもらうことで、時間や手間がかからないというメリットを得ることができます。大きくなったユキヤナギを剪定するのは、時間がかかるものです。なるべく手間をかけずにユキヤナギを楽しみたい人は、業者に相談してみるとよいでしょう。
また、植物の栽培をしたことがない場合、わざわざ道具をそろえるのが手間だと感じる方もいるのではないでしょうか。園芸用の道具は種類が豊富にあり、どれを選べばよいか迷ってしまうかもしれません。その点でも、業者に剪定してもらえば悩まずに済みます。
ユキヤナギはやわらかく切りやすいとはいえ、不慣れな人が剪定するとケガをしてしまうおそれもあります。ユキヤナギの剪定は外での作業になるため、ハチなどの害虫の被害にあう危険性もあるでしょう。このように、剪定におけるケガの心配をしなくてよいという点も業者に剪定してもらううえでの大きなメリットであるといえます。
お金を払うものだからこそ、業者選びが肝心です
信頼できる業者を見極めるためには、まずは料金をしっかりと明示しているかどうかに注目してみてください。剪定の料金が安くても交通費や雑費などが含まれていないというケースがあるので、不明点があれば事前にしっかり確認することが大切です。
また、植物を育てている限り剪定する機会は何度でもやってきます。そのため、なるべく近いエリアの業者に依頼すると、アフターフォローをお願いしやすくなります。同じ地域だと気候や風土をよく理解しているので、植物にとって最適な手入れの方法も相談できるのではないでしょうか。
まとめ
ユキヤナギの可憐な花をきれいに咲かせるためには、定期的に剪定をおこなうことが大切です。花が咲く前の2月までに、枝を20cmくらいに切っておきましょう。
ユキヤナギを育ててみたいけれど、上手に剪定できるか不安な人は業者に依頼するという方法もあります。ユキヤナギの剪定で困ったことがあれば、専門家の力を借りることも視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。
ユキヤナギは一度植えると何年も楽しめる植物なので、上手に剪定して大切に育てていきましょう。
剪定を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。
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