シャラの木は、こまめな剪定は不要ですが、定期的に剪定をすることが必要です。なぜなら、伸び放題の枝を放置すると、シャラの木が弱ってしまうおそれがあるからです。
伸び放題の枝を放置してしまうと、日当たりや風通しが悪くなります。その結果、光合成が十分にできなくなったり病害虫が発生したりして、シャラの木が弱ってしまうかもしれません。
そこで、本コラムではシャラの木の剪定方法をご紹介します。またそれに加え、健康に育てる秘訣や増やし方についても解説します。このコラムを最後まで読むと、剪定や育て方について正しく理解できるでしょう。ぜひ、シャラの木を健康に保てるようになってください。
目次
シャラの木剪定【時期・方法】
シャラの木が大きくなりすぎたり、枝が伸びすぎたりしている場合は、不要な枝を間引くために剪定をおこなう必要があります。まずは、シャラの剪定方法についてご紹介します。
剪定時期
シャラの木の剪定は、ちょうど休眠期にあたる12月~2月におこなうのがベストです。休眠期に剪定をおこなえば、シャラの木へのダメージを抑えることができ、株が弱ってしまうのを防げるのです。
剪定方法
シャラの木を剪定するときは、「間引き剪定」という方法を選びましょう。間引き剪定とは、混み合った枝や伸びすぎた枝を付け根から切る方法です。間引き剪定をおこなうことで、日当たりや風通しを改善できます。その結果、光合成が促進され害虫も発生しづらくなり、シャラは健康に育てることができるのです。
透かし剪定をおこなった後は、「癒合剤」を塗ることが重要です。癒合剤とは、剪定した枝の切り口をコーティングするための塗り薬のことです。雑菌や雨水が、切り口から侵入するのを防ぐ効果があります。ちなみに、癒合剤はヘラを使うとムラなく塗れるので、試してみてください。
剪定時は「チャドクガ」に要注意!
シャラを剪定する際は、「チャドクガ」に注意してください。チャドクガとは、ツバキ科の葉に発生する毒蛾のことです。チャドクガは、プロでも嫌がるといわれているほど厄介な害虫です。
なぜなら、チャドクガは多量の毒針毛を持つからです。チャドクガに刺されると、刺された部分が赤く腫れてしまいます。また人によっては、眠れないほどのかゆみを感じることもあるようです。さらに、毒針毛は風で飛ばされることもあるため、周辺にいるだけでチャドクガの被害にあうこともあります。
チャドクガの発生時期は、春(4月~5月ごろ)と夏(8月~9月ごろ)です。シャラの木の剪定時期に孵化することはありませんが、油断してはいけません。
油断してはいけない理由は、葉裏に卵があるかもしれないからです。チャドクガの毒針毛は卵の表面にも付着していて、うっかり触ってしまって皮膚炎を起こす場合もあります。チャドクガの被害にあわないためにも、剪定の際は対策をしておきましょう。
なお、チャドクガの対策は、風のない日を選んで剪定をおこなう、長袖・長ズボン・帽子・手袋・マスク・ゴーグルなどで皮膚を露出しないことなどが有効です。
ここまで、シャラの木の剪定方法についてご紹介してきました。中には、「シャラの木の剪定を自分でできる自信がない」「チャドクガの被害にあわないか心配」という方もいらっしゃるでしょう。
自分で剪定作業をすることに不安を感じる方は、剪定業者に相談するのがよいでしょう。業者は剪定に関する知識や技術が豊富なため、スムーズに作業をおこなってくれます。自分では作業しないので、チャドクガに刺される心配もいりません。
生活110番では、剪定業者をご紹介します。全国に多数の加盟店があるため、都心部以外の方にもご利用いただけます。シャラの木の剪定にお困りの方は、ぜひ生活110番までご相談ください。
シャラの木の健康を保つ秘訣
シャラの木を健康に保つためには、剪定以外のお手入れも大切です。そこでここからは、シャラの木のお手入れについて見ていきましょう。
【1】育てる環境
シャラの木が好む、日当たり・風通しのよい場所で育てましょう。ただし、乾燥を嫌うので、直射日光や西日がよくあたる場所で育てることは避けましょう。
【2】水やり・肥料
水やりに関しては、土の表面が乾いたら水を与えてください。乾燥した状態が続くと、葉が反りかえる・枝先の葉がしおれるなどの症状が起こり、最悪の場合枯れてしまうこともあるようです。
肥料は、ほとんど必要ないでしょう。ただし、肥料不足になると生育が悪くなるおそれがあります。数年経過して生育が悪いときには、休眠期(冬)に有機肥料(有機物からできた肥料)を与えてください。
【3】病気・害虫の予防
シャラの木を育てる際は、病害虫対策もしておく必要があります。先ほどチャドクガについてご説明しましたが、シャラの木にはそれ以外にも被害をもたらす害虫がいるのです。シャラの木で気をつけたい病害虫を、以下にまとめました。
【病気】
・さび病
・灰色かび病
・葉枯病
【害虫】
・アオドウガネ
・カイガラムシ
植物に発生する病害虫は、風通しの悪いところを好むものが多いです。シャラの木で病害虫を防ぐためにも、剪定で風通しをよくしましょう。
シャラの木はとてもデリケートな樹木
シャラの木はとてもデリケートです。そのため、間違った方法でお手入れをおこなうと、枯れてしまうことがあります。シャラの木が枯れてしまう原因には、以下のようなものがあります。
【乾燥】
シャラの木は乾燥しすぎると、枯れてしまうおそれがあります。そのため、乾燥させないよう、土の表面が乾いたら忘れずに水やりをおこないましょう。
【水やり】
シャラの木は乾燥に弱いので、水切れに注意しましょう。乾きすぎると枯れるおそれがあります。鉢植えで育てる場合は、土の表面が乾いたタイミングで水やりをします。
庭植えの場合は、降雨のみで問題ありません。ただし、植え付けてから根付くまでは、雨が降らない日が続いたときだけ水やりをしましょう。根付くまでは吸水する力が弱いからです。シャラの木が根付くまでには1年ほどかかるようです。
【暑さ】
シャラの木は、耐寒性は高いです。しかし、暑い環境では木が弱ってしまうといわれていています。元気な状態を維持するためにも、直射日光や西日がよくあたる場所を避けて育ててください。
ここまで、シャラの木が枯れる原因をご紹介してきました。しかし、上記でご紹介したことに気をつけているのに、枯れてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、剪定業者に相談してみることをおすすめします。植物の剪定に関する知識が豊富な業者なら、枯れる原因を見極めてくれることでしょう。
シャラの木を増やしてお庭を彩ろう
シャラの木は、シンボルツリーとして使われることも多い木です。シャラの木を、「もう1本増やしてみたい」なんて思っている人もいるかもしれません。ここでは、そんな人に向けて種まきの方法をご紹介します。
まず、秋に種を採取します。シャラの木の種は、熟した果実の中から採取することができます。次に、鉢や庭に種をまきましょう。種をまくときの土は、湿り気のある「ピートモス」などの土がよいようです。
種まきを終えたら、乾かさないように管理してください。早くて翌年の春に、遅くて翌々年の春に芽を出すでしょう。
まとめ
シャラの木の剪定は、12月~2月の休眠期におこないましょう。剪定では、混み合った枝や伸びすぎた枝を付け根から切り、切り口に癒合剤を塗ってください。剪定をおこなう際は、腫れやかゆみなどの皮膚炎を引き起こすチャドクガにも注意してください。
シャラの木を健康に育てるためには、日ごろのお手入れも大切です。日当たりのよい場所で育て、水やり・施肥・病害虫対策を適切におこなってください。
もし、「シャラの木を上手に育てたい」という方は、とくに重要な剪定作業だけでも業者に依頼するとよいでしょう。
生活110番では、剪定をおこなう業者をご紹介します。24時間365日いつでも、お電話いただけます。さらに、無料で見積りをおこなっております。シャラの木の剪定にお悩みの方は、生活110番までご相談ください。
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