柏の木の剪定時期は秋~春!庭木として魅力を活かす剪定方法と育て方

2023.11.20

柏の木の剪定時期は秋~春!庭木として魅力を活かす剪定方法と育て方

柏の木は、紅葉を楽しむことができる・縁起がよいなど、さまざまな魅力のある樹木です。そんな柏の木を大切に育てている方もいらっしゃることでしょう。

ただ、柏餅にも使われる柏の葉は、枯れても落葉せずに春まで残るため、見た目が気になる方もいらっしゃるかもしれません。さらに、樹高が10~15mまで生長するため、コンパクトにしたいという方もいらっしゃるでしょう。そういった方は、枯れた葉と一緒に剪定や芯止めをおこなうのがベストです。

この記事では、柏の木の剪定方法や芯止めについて詳しく解説します。手間がかからないといわれている柏の木ですが、庭木として樹形やサイズを管理したい方、美しい紅葉を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

柏の木の剪定時期と剪定方法

柏の木の剪定は、秋~翌年の春(11月~3月ごろ)におこなうのが適していますが、柏の木は、秋に茶色く枯れた葉が落葉せず、新芽が出るまで残ります。

それが縁起がよいといわれる理由でもありますが、枯れた葉が多くついたままでは、見た目が気になる方も多いでしょう。そのため、見た目が気になる方は、秋に剪定をおこなうのと良いでしょう。

また、柏の木は縦にも横にも大きくなるという性質をもっています。大きく育つ柏の木を庭木サイズに維持するには、剪定や芯止めが大切です。ここからは、剪定や芯止めについて詳しくご説明します。

柏の木を剪定する方法

柏の木では、枯れた葉と一緒に、以下の枝を剪定しましょう。

・平行枝:ほかの枝と平行に伸びる枝
・交差枝:ほかの枝と交差している枝
・ふところ枝:幹から伸びている枝

上記のような枝を残しておくと、日当たりや風通しが悪くなってしまい、光合成ができなくなったり害虫が発生したりします。その結果、株が弱ってしまい、枯れてしまうおそれもあるのです。株全体を元気に育てるためにも、このような枝は根元から切り落としましょう。

柏の木の剪定時期は秋~春!庭木として魅力を活かす剪定方法と育て方

庭木としての樹高を適度に保つ芯止め

樹高を抑えたい場合は、芯止めをおこなうのが有効です。芯止めとは、上に向かって生長する枝を切り取る作業のことです。

芯止めをおこなうことで、切り取った部分が枝分かれして、枝が横方向に伸びるようになるため、樹高を抑えることができるのです。芯止めでは、一番高い位置に生える枝を切りましょう。

ここまで、剪定・芯止めの方法をご紹介してきました。樹高が高い柏の木は、剪定・芯止めは高所での作業となるため、落下してケガをするリスクがともないます。

また、慣れていない方はやり方を間違えてしまうかもしれません。剪定・芯止めは正しい方法でおこなわないと、株が弱って枯れてしまうおそれもあります。

「樹高が高くて危険」「剪定・芯止めのやり方がよくわからない」といった理由で、自分での剪定が難しい方は、剪定業者に依頼するとよいでしょう。

剪定業者なら、知識や経験が豊富なスタッフが作業をおこなってくれるため、スムーズに作業がすすみます。また、ケガをするリスクも避けることが可能です。そのため、自分での剪定が不安な方は、業者へ依頼してみるとよいでしょう。

生活110番では、剪定業者をご紹介しています。24時間365日電話受付しているので、いつでもご相談いただけます。柏の木の剪定にお悩みの方は、ぜひ生活110番までご連絡ください。

魅力いっぱい!柏の木の育て方

柏の木は、紅葉の美しさや柏餅にも使われる葉、どんぐりなど、たくさんの魅力があります。そんな魅力を毎年楽しむためにも、元気に育ててあげたいですよね。そこで、ここからは、日頃のお手入れのポイントをご紹介します。

縁起よし!柏の木の魅力

柏の木は、樹高10~15mまで生長する樹木で、柏餅にも使われている大きな葉が印象的です。そんな柏の木には魅力がたくさんあります。

まずは、縁起のよさです。柏の木は、秋に枯れた葉が、春に新芽が出るまで落葉しないことから「子どもが生まれるまで親が死なない」つまり「家系が絶えない」ということを意味します。

また、柏の木は秋になると葉が色づき、美しい紅葉を楽しめます。さらに、柏の木はどんぐりも実らせるので、小さなお子さまがいるご家庭では、どんぐり拾いを楽しむこともできるでしょう。以下からは、たくさんの魅力をもつ柏の木のお手入れ方法を見ていきましょう。

日当たりと水やり

柏の木は、日当たりのよい場所を好みます。そのため、日当たりのよい場所で育ててください。

水やりは、鉢植えの場合は土の表面が乾いたときにおこないましょう。庭植えの場合は、根づいてからはほとんど水を与える必要はありません。ただし、真夏に乾燥が続くときには水を与えてください。

柏の木の剪定時期は秋~春!庭木として魅力を活かす剪定方法と育て方

柏がよろこぶ肥料のやりかた

柏の木は、2月ごろに有機肥料を与えてください。有機肥料とは、油かす・魚粉などの植物性・動物性の有機物から作られた肥料のことです。

有機肥料はゆっくりと効果を表し、効き目が持続します。2月に有機肥料を与えることで、栄養が必要な春に効果を表すことができるのです。

病害虫対策

柏の木に発生しやすい病害虫について、以下にまとめました。

カミキリムシ

カミキリムシは、テッポウムシとも呼ばれ、枝や幹の中を食害します。カミキリムシの被害にあった樹木は弱ってしまい、枯れてしまうこともあるのです。さらに、食害によって樹木がもろくなっているため、強風が吹いたら折れてしまうこともあります。

カミキリムシは、樹勢が弱っている木に発生することが多いです。カミキリムシの被害にあわないためには、剪定や水やりなどのお手入れをしっかりおこない、元気に育てることが重要なのです。

こぶ病

こぶ病とは、こぶが幹や枝に生じる病気です。放置すると、だんだんこぶが大きくなるといわれています。

こぶ病にかかると、こぶが発生した部分は養分や水分を運びにくくなってしまいます。その結果、樹木が弱り、枯れてしまうおそれがあります。

こぶ病は、湿度が高いときに発症しやすいといわれています。こぶ病の被害にあわないためには、風通しをよくするための剪定をおこなうことが大切です。

柏の木を増やしたい!人気の種類と増やし方

柏の木にも色々な種類があり、美しさもさまざまです。とくに人気のある種類は、赤い葉が特徴的で横に枝を伸ばす「アカガシワ」や、黄緑・黄金色の葉が楽しめ、樹高が低く管理しやすい「オウゴンガシワ」です。ここからは、そんな柏の木をより楽しむための、増やし方や植え付け方をご紹介します。

ドングリから育てる方法

柏の木は、秋か春にどんぐりを埋めて増やすことができます。その場合、3年ほどで庭木として楽しむことができるでしょう。そこでここでは、どんぐりから育てる方法をご紹介します。

まず、どんぐりを水に入れて、沈むものだけを選びましょう。そして、鉢の入った土にどんぐりを横向きに入れてください。どんぐりを埋める土は、水もちがよい赤玉土か培養土がよいでしょう。

どんぐりを埋めたら、土の上から軽く土をかぶせてください。そして、鉢を室内に置いておきましょう。外に置く場合は、あまり日の当たらない場所がおすすめです。

次に、土に水を与えて乾燥を防いでください。水やりは、だいたい、3~4日に1回程度の頻度でおこなうのが適しています。

秋に植えたどんぐりは、翌年の春に芽を出すでしょう。芽を出し、生長したら大きな鉢か庭に植え付けてください。柏の木を植え付けるときのポイントは、以下からご説明します。

柏の木の剪定時期は秋~春!庭木として魅力を活かす剪定方法と育て方

植え付けのポイント

植え付けは、乾燥しない3月~5月か9月~10月におこないましょう。ただし、気温の低い地域では、春におこなってください。気温が暖かいうちに柏の木を生長させれば、冬になっても寒さに耐えられる幹となります。

植えつけの方法は簡単で、油かすや鶏ふんなどの有機肥料を加えた土に、浅めの穴を掘ってそこに苗を入れたら完了です。植え付けの場所は、柏の木が好む「日当たりのよい場所」を選ぶとよいでしょう。

まとめ

柏の木は、11月~3月に剪定をおこないましょう。剪定では、平行枝・交差枝・ふところ枝を根元から切り落とします。樹高を抑えたい場合は、芯止めもおこないましょう。

さまざまな魅力をもつ柏の木を元気に育てるためには、日頃のお手入れも重要です。日当たりのよい環境で育てましょう。さらに、水やり・肥料・病害虫対策も適切におこなってください。

柏の木は、どんぐりを育て、植え付けることで増やすことができます。どんぐりをもっと楽しみたい方は、ぜひ試してみてください。

また、「柏の木をうまく育てられない」という方は、とくに重要な剪定作業だけでも業者に依頼するのがおすすめです。

生活110番では、柏の木の剪定をおこなう業者をご紹介します。柏の木の剪定にお困りの方は、ぜひ生活110番までご相談ください。

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