ハイノキの育て方のポイント!剪定するときは成長の遅さを加味しよう

2023.11.20

ハイノキの育て方のポイント!剪定するときは成長の遅さを加味しよう

ハイノキは1年じゅう緑の葉をつけてくれるため、お庭をあかるくしてくれる植物です。また、成長するスピードが遅くあまり枯れ葉が落ちないので、手間がかからないところも特徴でしょう。このようにハイノキにはよい面がたくさんあるので、ハイノキを一家のシンボルツリーにしたいと思われる方も多いのではないでしょうか。

たしかにハイノキは育てやすい植物なのですが、気をつけておきたいポイントがいくつかあるのです。そこでこの記事では、ハイノキの育て方や剪定するときに気をつけておきたいことをわかりやすくご紹介します。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

ハイノキの特徴

ハイノキはお家のシンボルツリーとしても、とても人気のある植物です。その理由のひとつに、ハイノキは常緑樹(じょうりょくじゅ)であることがあげられます。常緑樹とはその名のとおり、1年をとおして常に葉をつける樹木で、冬のあいだも緑を楽しむことができるのです。

また、葉が落ちづらいため、落ち葉を拾う手間がはぶけるなど、お手入れに時間がかからないところも人気がある理由でしょう。ハイノキの葉の大きさは5cmほどで、先が細くとがっていて繊細な印象があります。そんな繊細な葉が風でゆらゆらと揺れる姿は、涼しげで風情がありますね。

ハイノキは、春先に可愛らしい白い花を咲かせることも特徴です。花の大きさは1cmほどと小さめですが、無数に散りばめられたように咲くため、近くをとおる人の目を引きつけます。この白い花はやがて緑色の実に変わり、秋にかけて徐々に色濃くなっていき、最後はオリーブのような見た目の実になるのです。この実を人間が食べることはできませんが、まれに小鳥が食べに来ることがあります。
ハイノキの特徴
1年をとおして、さまざまな姿を見せてくれるハイノキは、とても魅力がありますね。そんなハイノキの成長スピードは、数ある常緑樹のなかでもとても遅いです。1年で伸びる樹高は20cm~30cmほどで、樹高が10mまで成長するには何十年と時間がかかります。しかし、樹高を10mまで成長させるためにはハイノキの生育に適した土や日射条件をそろえる必要があるため、一般的には3m~4mほどの樹高になることが多いようです。

ハイノキは1年をとおして楽しむことができてお手入れも簡単なため、シンボルツリーとして人気があることをご理解していただきました。以下では、ハイノキの育て方をわかりやすくご紹介します。

ハイノキを育てる方法と植え付ける場所

ハイノキを育てるうえで、もっとも気をつけておきたいことは、苗を植えつける場所です。植えつける場所を間違えてしまうと、お家を象徴するようなシンボルツリーにはなかなか育ってくれません。ハイノキの育て方のポイントをしっかりとおさえて、立派なシンボルツリーを育てていきましょう。

植え付け

ハイノキの苗を植えつける場所でもっとも適しているのは、半日陰になるところです。ハイノキは日の光に弱いため、長時間にわたり日が当たる場所で育てると、次第に葉が弱って黄色くなり落葉してしまうおそれがあります。とくに西日のあたる場所には、注意が必要です。光沢があるきれいな緑色の葉にするためにも、半日陰の場所を選ぶようにしましょう。

また、先ほどハイノキの成長は遅いとお伝えしたのですが、最終的には4mほどの樹高まで大きくなります。そのため、将来大きくなることを考慮して、スペースを確保しておくことにも気をつけたいですね。ある程度大きくなった苗木を購入するようにすれば、予想がつきやすくなるでしょう。

肥料

基本的には、ハイノキに肥料は必要ありません。ただしハイノキは、ほかの植物にくらべて発育が遅いため、少しでも早く成長してもらうために肥料をあげてもいいかもしれないですね。もし肥料をあたえる場合は、「緩効性の肥料」を12月~2月ごろにあたえるようにしましょう。
ハイノキを育てる方法と植え付ける場所

病害虫

ハイノキは、病害虫の被害が少ない樹木です。だからといって安心することはできません。枝の多いところは剪定するなど風とおしをよくしておかないと、アブラムシやカイガラムシがつくことがあります。

病害虫は樹液を吸って生きるので駆除しないまま放っておくと、やがてハイノキは弱っていき枯れてしまうおそれがあるでしょう。病害虫をみつけたら、割りばしなどを使って早めに取り除くように気をつけてくださいね。

ハイノキの剪定方法

ハイノキの育て方を確認していただき、ハイノキはあまり手がかからない印象をもたれたのではないでしょうか。剪定についても同様で、ハイノキは樹高がそこまで高くならず、枝が伸びるスピードが緩やかなため手入れが少なくて済むのです。

また、剪定の時期はとくに決まっていません。1年をとおしてどの時期に剪定をおこなっても基本的には大丈夫です。枯れてしまった枝を切り落としたり、枝の量が多くなっているところは風とおしがよくなるように調節したりと、メンテナンスをするイメージで剪定をおこなっていきましょう。成長が早いほかの植物とはことなり、おおがかりな剪定は必要ありませんので、落ち着いて剪定すれば大丈夫ですよ。

ハイノキを剪定するときの注意点

上記では、ハイノキの剪定方法についてお伝えしました。メンテナンス程度で済むため、おおがかりな剪定は必要ないのですが、気をつけておきたいポイントがあります。そこでここでは、ハイノキを剪定するときの注意点を確認しておきましょう。
ハイノキを剪定するときの注意点
何度もお伝えしていますが、ハイノキが1年で伸ばす樹高は20cm~30cmほどと成長がとても遅いです。そのため、枝を切りすぎてしまうと、元の長さまで戻るのに時間がかかってしまいます。一家のシンボルツリーとして、せっかく成長してきたハイノキが小さくなってしまったら悲しいですよね。

そのため、剪定するときは枝先を軽く切り落とす程度にとどめておきましょう。1年をとおしてきれいな緑の葉をつけてくれるハイノキの育て方は、手間がかからないというメリットがある反面、やり直しが利きづらいというデメリットもあるのです。このことを理解したうえで大切に育てていけば、きっと立派なシンボルツリーになってくれるのではないでしょうか。

まとめ

ハイノキは1年をとおしてきれいな緑を提供してくれるので、シンボルツリーとしても非常に人気が高い植物です。細めな剪定や肥料やりも基本的には必要なく、風とおしを良くしておけば病害虫がつくことも少ないので、ハイノキの育て方はむずかしくはありません。

このようによい面が目立つハイノキですが、成長速度が遅いため剪定するときは慎重におこなわなければなりません。枝を切りすぎてしまうと、元の大きさまで戻るのに時間がかかってしまうからです。

はじめて剪定をおこなう方や剪定作業になれていない方などは、一度プロに相談してみてもいいかもしれません。

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