
グァバの果実はビタミンが豊富で、栄養価の高いことで知られています。そんなグァバは熱帯地域が原産で、家でも庭植えはもちろん、鉢植えで育てることできるのです。
今回は、そんなグァバの特徴や育て方をお伝えしていきます。グァバの栽培方法や剪定のやり方を知ることでより興味がわいてくるのではないでしょうか。
目次
グァバの栽培方法①植え付けをする
グァバを栽培するには、まずは植え付ける場所を確保しましょう。グァバは鉢植えも可能なため、ベランダでも育てることができるのです。
グァバ栽培は耐寒性のあるものがおすすめ
グァバは熱帯産の果樹なので、寒さにやや弱い果物です。できる限り、耐寒性に優れた品種を選ぶと育てやすいのでおすすめです。
グァバにもさまざまな品種が存在しますが、その中でもストロベリーグァバとイエローストロベリーグァバはとくに耐寒性が優れています。冬は0℃近くまで枯れることはありませんが、長時間置いておくことはおすすめできません。できるだけ冬は室内で育てて10℃以上の気温を保つようにしましょう。寒冷地での育成はご注意ください。
いっぽう一般的なグァバとされているバンジロウは、熱帯樹木の中では寒さに強いほうですがストロベリーグァバと比較すると苦手な傾向があります。そのため、比較的温暖な地域での栽培をおすすめします。
植えるのに適した場所
グァバは原産地が熱帯地域のため、日当たりがよい場所で育てましょう。あまり日当たりのよくない場所で育てると、花がつきにくくなるそうです。また、鉢植えで育てる場合は、風で倒れないように、支柱で支えるようにしましょう。
植え付け・植え替え
常緑樹のため、植え付けや植え替えの時期は迷うかもしれませんが、春先の3月下旬ごろから5月中におこなうのがおすすめです。一般的には鉢植えとなりますが、温暖地域で栽培する場合は、庭植えでも構いません。鉢植えの場合は、成長するにつれて根づまりがおこるおそれがあるため、1~2年ごとに一回り大きな鉢に変えていきましょう。
グァバの栽培方法②手入れをする
日々のお手入れがグァバを栽培するうえで、重要となります。こまめに様子を見て、異常がないかチェックすることをおすすめします。とくに、日当たりや気温を意識するのがポイントです。
水や肥料のあげ方
日当たりのよい場所で栽培する反面、乾きやすくなるため、冬以外は土の表面の様子を見つつ、多めに水を与えましょう。とくに夏場は、日光で乾燥しがちになるため注意したほうがよいでしょう。
しかし冬場は、あまり水を与えないことをおすすめします。成長も落ち着く時期のため、土の表面はやや乾燥していても問題はないでしょう。肥料はあまり必要としませんが、与える場合は有機質のものがおすすめです。
対策が必要な病害虫
グァバは比較的病害虫に強い果樹ですが、春先に発生することが多い、カイガラムシやアブラムシには注意しましょう。いずれも混みあった枝葉に気がついたら付いていることがあります。
見つけたら素手では取らずに使い終わった歯ブラシなどで枝や葉をこすることで落とすことができます。食害などを受けた葉は菌が移らないように、取り除いておきましょう。
グァバの栽培方法③剪定と摘果をする
剪定をおこなうことでグァバを病害虫の被害から守ります。グァバを栽培するうえで、一番楽しみといえる摘果方法についても見ていきましょう。
剪定のやり方
剪定するのに適した時期は、冬場になります。枝同士がからまったり、ふところ枝と呼ばれる樹の幹のほうを向いてしまっている不要な枝を中心に剪定していきましょう。そうすることで、樹木全体の日当たりや風通しがよくなるからです。全体の樹形を確認しながら、少しづつ整えていきましょう。
摘果のやり方
美味しい果実を収穫するために、摘果をおこなうようにしましょう。摘果は、あまりにも実が多いと十分に育たなくなってしまうため、より大きな実が育つように間引くことです。
まだ果実が小さい6月頃に、葉が約10枚につき、実を1個残してあとは摘み取るようにします。摘果することで、残った実に栄養が集中し、大きくて美味しい果実が育つようになるでしょう。
グァバの栽培方法④実を収穫する
グァバを栽培するうえで、一番の楽しみは果実の収穫です。おいしい果実を収穫できたら、苦労して育てた甲斐がありますよね。
収穫までの手順
グァバは受粉しやすい樹木とされていますが、確実に実のらせるために人工授粉をおこなうことをおすすめします。しかし、あまり日が当たらなかったり、気温の変化によっては、実がついても熟す前に落花してしまうことがあるそうです。
グァバの収穫時期は、品種や育ち具合によって変わりますが、開花後3ヶ月から5か月ほどでとなります。熟す前の実は緑色ですが、徐々に色が薄まっておき果実の皮が、黄色や黄緑色になったころに収穫するとよいでしょう。
グァバの食べ方
グァバは加工せずにそのまま食べることができます。冷蔵庫で冷やしてから、皮を剥いても構いませんが、もっとも栄養価があるのは外側のため、健康志向の方は皮ごと食べてもよかもしれません。
熟す前のグァバは果肉が固く甘酸っぱい匂いもしないため、常温で様子を見てから食べましょう。種は小さいため、取り除くのが難しければそのまま食べることもできます。
まとめ
熱帯地域原産のグァバは栽培しやすく、栄養価の高い果実がつくことが特徴です。暑さに強いですが、適度な水やりは欠かせないようにしましょう。いっぽうで寒さにはやや苦手な傾向にあるため、冬の水やりはほどほどにしておくことがおすすめです。
病害虫にも強いほうですが、カイガラムシやアブラムシといった虫が枝についてしまうと樹木が弱ってしまう原因となります。グァバを栽培するうえで、健康に育ち、おいしい果実を収穫するためには、摘果と剪定は欠かせません。自身で剪定できるかどうか、不安に思ったら、一度業者に相談してみてはいかがでしょうか。
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