
住宅街を歩いていると、細長くすらっとした樹木を目にしたことがあるかもしれません。それはブルーアローと呼ばれる樹木です。
ブルーアローは初心者でも育てやすいといわれています。そのため、自宅で育てたいと思っている人も多いようですが、実際どのように育てたらよいのかわからない方もいるはずです。
この記事では、ブルーアローの育て方と剪定方法に関する情報やアドバイスをご紹介します。正しい方法を知って、素敵な庭を作りましょう。
目次
ブルーアローの育て方
ブルーアローを育てるときには、環境がとても大切になってきます。この環境を間違えること、ブルーアローをきれいに育てることができなくなるかもしれません。
適した場所
日本全国で、ブルーアローを育てることは可能です。また、狭い場所でも育つことができるため、大きなスペースを用意しなくても十分に育つでしょう。
一般的に植物は、日光に当てることが大切であるといわれています。しかし、ブルーアローは、日の当たりづらい場所でも育てることができます。あまり日当たりが悪すぎると枯れてしまうので、注意が必要です。
また、ブルーアローを育てるときは、水はけのよい土がおすすめです。水が多すぎると根腐れをおこすおそれがあるので、注意が必要なのです。
高温多湿に弱い
ブルーアローはあまり水を必要とせず、むしろ乾いている状態の方を好む傾向があります。雨が降らない日が続けば水やりを少しおこなう程度で十分でしょう。
また、夏場の水やりには注意が必要です。ブルーアローの葉っぱは、密集して風通しが悪いため、蒸れやすくなってしまいます。さらに、水を与えないのも枯れる原因となってしまうので、葉っぱの状態をみて適度に水を与えてあげることが重要です。
ブルーアローの特徴
もともとブルーアローはスカイロケットという植物でしたが、改良されることで誕生した植物です。スカイロケットよりも色が鮮やかで見た目もスリムになり、比較するとブルーアローの方は枝葉が広がっていないので、育てるのに広い場所が必要です。
スカイロケットは1年間で30cmほど伸びるのに対して、ブルーアローは約20cm伸びるといわれています。スカイロケットと比べて、ブルーアローの方は成長が遅いです。
また、ブルーアローは比較的虫に対する心配が少ないです。しかし、ブルーアローは高温多湿に弱いため、そういった場所では病気になる危険があるので注意が必要です。もしも病気を発見した場合は、早めに処置しましょう。
ブルーアローは、比較的剪定の手間がかからないようです。ブルーアローは鉢植え、目隠し、生垣、庭植えなどがあります。植物を育てたいとなったとき、使用目的がさまざまあるブルーアローは楽しみ方を増やすことができる特徴を持っています。
ブルーアローの剪定方法
自分でブルーアローを剪定しようと思ったとき、最初は戸惑って、なにをすればいいのかわからないかもしれません。剪定をするのにいくつかのポイントがあります。
剪定時期
新芽の生長や、蒸れないように夏前に風の通しをよくするには、春ごろに枯れている枝を切りましょう。また、初夏から秋の間に伸びた枝や葉っぱを切り込むのが好ましいでしょう。
ただし、ブルーアローは高温多湿な状態に弱い特徴を持っているため、植物にダメージを与えないように真夏に剪定するのを避けましょう。
樹高を抑えるには
大きくなってからのブルーアローの剪定は難しくなるため、小さく維持できるようにこまめに剪定することをおすすめします。小さいときから、剪定を心がけるとお手入れもしやすくなります。
剪定のポイント
ブルーアローの葉っぱは密集しているので、切りすぎると見た目がスカスカになりやすいです。そのため、幹から出ている新しい枝を残すように切るようにしましょう。また、枝からすべての葉っぱを切らず、明らかに余分な枝や枯れている枝を中心に切るようにしましょう。
大きくなりすぎた場合
大きくなったコニファーを小さく立て直す作業は、技術と時間との勝負になります。木が高くなると、作業も大変になり、危険もまします。そうなると自分でやるのは難しいため、無理をせず、業者の方に一度相談をすることをおすすめします。
コニファーの仲間たち
ヒノキ科のコニファーの一種なのがブルーアローです。コニファーとは、針葉樹のことを指しており、ヨーロッパからきた植物が多いです。ブルーアローと同じように、ほとんどの種類が高温多湿に弱いという共通点を持っています。クリスマスツリーやリースなどの飾りつけに使われるのが多いことで有名な植物にはたくさんの種類があります。
ゴールドクレスト
ゴールドクレストは、クリスマスツリーとして使われていることもある一般的な種類です。独特な香りを持っており、その香りからさまざまな効果が得られます。リフレッシュ効果や消臭・脱臭だけでなく抗菌や防虫効果もあるのです。
エメラルド
その名のとおり、美しいエメラルドのような緑色の植物で、生垣などでよく目にすることが多いコニファーです。肥料をあまり与える必要はあまりなく、害虫の心配もそこまでいらないため、初心者でも育てやすい植物です。
ブルーカーペット
ブルーカーペットもコニファーの人気の一種です。地面を覆う役割として育てられることが多く、雑草予防や庭の見た目をよくしてくれます。耐寒性だけなく、暑さにも強いため場所を選ばず育てることができます。
まとめ
コニファーの一種であるブルーアローは、青緑色で縦に細長いといった特徴を持った植物です。高温多湿には弱いですが、1日中日光を当てる必要がないため、家の中でも育てることが可能です。夏場の水やりには注意が必要かも知れませんが、育てやすい植物でしょう。
剪定も目的によって異なり、春ごろ、もしくは初夏から秋の間にやるのが望ましいです。剪定のコツは、木をなるべく小さく維持することと余分な枝や枯れている枝から切ることです。
ブルーアローは大きく育ってしまうと自分で剪定するのは難しいです。そのため、自分で剪定をおこなうのが難しい場合は無理をせず、業者に依頼することをおすすめします。
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