ペッシュ・ボンボンを育てたいかた必見!育て方から剪定まで徹底解説

2023.11.20

ペッシュ・ボンボンを育てたいかた必見!育て方から剪定まで徹底解説

「バラを育ててみたい」と思っても、むずかしそうでなかなか手が出せないままのかたも多いのではないでしょうか。今回この記事では、初心者にも人気なペッシュ・ボンボンの栽培方法を詳しく紹介していきます。

剪定やお手入れ、誘引など、最後まで読めば今までむずかしく感じていたバラ栽培が、ぐっと身近なものに感じることでしょう。どうぞ最後までご覧ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

ペッシュ・ボンボンってどんな花?

フランス語で「桃のお菓子」という意味をもつペッシュ・ボンボンは、フランスはオーベルニュ地方にある、デルバールというブランドが開発した品種のバラになります。花形はディープカップで、深底のコーヒーカップのような見た目をしています。大きさも10cmほどあり、かなりの大輪です。

樹高は2メートルほどで、お手入れするには少し高さがあります。しかし半つる性をもっているため、アーチやフェンス、オベリスクなどのガーデニングアイテムにもぴったりの品種です。お手入れの際に誘引などして、かわいいアイテムに仕立てるのもよいのではないでしょうか。

ペッシュ・ボンボンの花弁は、淡い黄色とピンク色によるグラデーションが美しく、ピンク色の縁取りが入るのが特徴です。切れ込みの入ったたくさんの花弁が織り成すシルエットは、色合いと大きさも相まって、繊細で可憐なフリルを連想させます。見た目と甘い香りが相まって、存在感も抜群でしょう。

また、ペッシュ・ボンボンを開発したフランスのデルバール社は、耐病性のあるバラの開発をおこなっています。愛らしい見た目だけでなく病気に強いということからも、人気の理由がうかがえます。

ペッシュ・ボンボンを育てたいかた必見!育て方から剪定まで徹底解説

ペッシュ・ボンボンの育て方

ペッシュ・ボンボンは複数の開花時期をもつ、四季咲きと呼ばれる性質のバラになります。生育の度合いによって、1年間で複数回、花を咲かせるのが特徴です。しかし、複数回咲かせるためには、それだけの手間が必要になってきます。

水やりが欠かせない

まず大切なのが水やりです。休眠期である冬場は週に1回か2回でよいのに対し、夏場は必ず毎日水を与えてください。土が乾きやすいのであれば、水やりの回数がその分増えるため、注意が必要です。春と秋は週に3,4回ほどの水やりでよいでしょう。

追肥が必要

生育に欠かせない肥料も重要になってきます。休眠期である冬場や冬の剪定が終わった頃、花が咲き終わった後など、複数回に渡って施肥が必要です。施肥をしないと、じゅうぶんな栄養が樹全体に行き渡らず、栄養不足に陥って花が咲かないことがあります。時期や生育状態をみて、しっかりとおこなうようにしましょう。

また、水やりや追肥の際には、草取りや花がら摘みも一緒におこなってください。病気予防だけでなく、次の花が咲くために必要な工程になります。なお、花がら摘みの方法はいくつかありますが、ペッシュ・ボンボンは花の付け根を切って、花だけを切り取るようにしてください。

ペッシュ・ボンボンの剪定・誘引

ペッシュ・ボンボンはシュラブローズという半つる性をもつバラですが、枝が太くしっかりとしているため自立します。そのため、オベリスクやアーチなどのガーデニングアイテムに加工が可能です。ペッシュ・ボンボンが咲き誇る豪華なガーデニングアイテムを作るためにも、適切な剪定によってきれいな花を咲かせましょう。

冬の剪定

冬場におこなう剪定は、不要な枝を切ることに重点を置きましょう。不要な枝というのは伸びすぎてしまった枝はもちろん、病気などで弱った枝や古い枝などを指します。

冬は休眠期のため、根元から思い切り剪定してしまって構いません。また、葉や他の枝で日光が遮られてしまう位置にある枝も、病気になりやすいため切ってしまいます。このとき、葉をすべて落とすのも、病気からまもるためには重要ですので忘れないようにしましょう。

ペッシュ・ボンボンは木バラのように、約170cm前後の高さにまで成長します。そのため、どの位置に花が咲くと見栄えがよいかを考えたうえで、成長予測をしながら切るとよいでしょう。また、剪定は2月までの寒い時期におこなうと、春にきれいな花を咲かせます。

夏の剪定

ペッシュ・ボンボンは四季咲きなので、夏にも剪定をおこなってください。夏におこなうことで秋にきれいなバラを楽しむことができますが、この時期のバラは生育期なので、冬の剪定ほどしっかりおこなわなくても問題はありません。

剪定する時期は、8月の終わりから9月初め頃がよいでしょう。冬の剪定と違うのは、高さや形を整えるだけであまり切りすぎないことと、葉を落としてしまわないことです。

夏の剪定は、樹の高さや形を整えることを重点におきましょう。冬の剪定から伸びているところを、控えめに切るのがベストです。この夏の剪定で切りすぎてしまうと、秋に花が咲かなくなりますので気をつけてください。また、冬の剪定同様、病気で弱った枝や古い枝は根元から切り、取り除いてしまいましょう。

誘引

先にお伝えしたように、ペッシュ・ボンボンは半つる性のバラなので、アーチやオベリスクなどのガーデニングアイテムにも最適です。誘引の際はバラのもつ頂花性を活かしておこなうのがポイントです。

たとえば、ペッシュ・ボンボンを誘引せずそのまま咲かせた場合、それぞれ伸びている枝の一番上にしか花は咲きません。枝数が少なければ少ないだけ花の数も少ないのですが、誘引の際にこの頂花性を活かすことで、花数を増やすことが可能になります。

誘引は、剪定の際にメインとなる枝を可能な限り横に倒し、剪定をおこなうことが重要です。これにより、間についた枝が上に伸び、それぞれに花が咲くようになります。この方法で誘引していくことで、枝を増やし、たくさんの花を咲かせることができます。また、誘引の際は専用の園芸用品か、もしくはビニールひもなどを使い、ゆるく縛るようにしましょう。

ペッシュ・ボンボンを育てたいかた必見!育て方から剪定まで徹底解説

まとめ

ペッシュ・ボンボンはかわいいだけでなく、1年に数回花を咲かせてくれる四季咲きということで、見ごたえもじゅうぶんでしょう。その花も、剪定や誘引、施肥など、たくさんのお手入れを経ることで咲きますので、きれいに咲き誇ったときの感慨もひとしおというものです。

しかし、剪定方法を間違えてしまうときれいな花は咲きません。方法が間違っていないかと不安に駆られながら剪定をおこなう前に、まずは業者に相談してみるのもよいのではないでしょうか。正しいお手入れで、きれいなペッシュ・ボンボンをたくさん咲かせましょう。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。


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