バラをオベリスク仕立てにして、省スペースでも華やかに楽しもう!

2023.11.20

バラをオベリスク仕立てにして、省スペースでも華やかに楽しもう!

「オベリスク」とは、ツル性の植物をタワー状に縦長に巻き付けて、立体的に楽しむことができるガーデニングアイテムです。スペースが限られていてフェンスやトレリス仕立てにするのは難しかったツルバラも、オベリスク仕立てにすれば小さなスペースでも楽しむことができます。縦方向にツルを長く伸ばせるのでたくさんの開花を期待することができますし、省スペースで玄関先やベランダなどを彩るのにもおすすめです。

サイズも素材もデザインもさまざまなオベリスクですが、このコラムでは特におすすめのバラ向きオベリスクの商品と、バラを誘引して上手に仕立てる方法をご紹介していきます。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

オベリスクの選び方

バラ用オベリスク選びでまず注目すべきポイントは、そのバラの品種に見合ったサイズかどうかです。先々大きく成長する品種であれば、それに見合ったサイズのものを選びましょう。

成長に合わせてオベリスクを交換するのは大変な作業ですし、小さなオベリスクに大型のバラを無理に巻き付けようとすると枝が折れてしまう場合もあります。

オベリスクを設置したい場所にも注目しましょう。雨ざらしで風も強い庭先や玄関ならば丈夫な金属製で錆びにくい塗装のもの、ベランダなら樹脂製の軽いものなど、設置したい場所に合わせた素材のオベリスクを選ぶといいでしょう。

また、オベリスクの強度にも気を配りたいところです。バラは強いつるを持った植物なので、特に大型の品種の場合、バラに使うオベリスクにもツルの強さと花の重みに耐えられる強度があるかどうかも大切です。

オベリスクのおすすめ商品3選

さまざまな材質やサイズが取り揃えられていて、どれにしたらいいのか迷ってしまうオベリスクですが、ここではその中から特におすすめのものを3つ選んでご紹介します。お気に入りが見つかったら、今年はぜひ華やかなバラのオベリスクに、ご自宅でも挑戦してみてください。

タカショー(Takasho) G-storyオベリスクスリム

すっきりとしたスリムな形で場所を取らず、どんなバラとも相性のよいオベリスクです。10号以上のサイズの鉢に使うことができます。シンプルなデザインの黒いフレームに、主張しすぎない先端の飾りがおしゃれです。組み立て式の頑丈なスチール製なので、屋外でも安心して長く使うことができるでしょう。


第一ビニール スモールオベリスク

スチールパイプを樹脂でコーティングした軽量で扱いやすいオベリスクです。対応している鉢のサイズは直径21cmからです。サイズも価格もお手頃で、はじめてのバラのオベリスクにチャレンジしたい方には最適といえそうです。


DAIM トピアリーステック 120cm

横の支柱がないテントのような形状で、開き具合によりどんなサイズの鉢にもフレキシブルに対応できる自由度の高いオベリスクです。先端の飾りも最小限の非常にミニマムなつくりなので、バラが主役のシンプルでモダンなロマンチックすぎないオベリスクを仕立てたい方におすすめです。

誘引前に準備するもの

バラのオベリスクを仕立てる前に準備するものは、まずはバラの苗と苗のサイズに合わせたオベリスクです。ツルをオベリスクに固定するための麻ひも、ビニタイなども必要です。次に、鉢で仕立てるならば、通常の植え替えと同じようにバラとオベリスクに充分なサイズの鉢、鉢底石とバラ用の土、バラの肥料と堆肥を用意しましょう。

ほとんどの場合、オベリスクの設置は、土にまっすぐ差し込むだけで特別な道具などは必要ありません。しかし地植えや大型の品種用の大型オベリスクの設置の場合、オベリスクをより確実に固定するためにコンクリートの基礎やモルタルを準備する必要が出てくる場合もあります。

キレイに誘引できる剪定方法と手順

キレイに誘引できる剪定方法と手順
ここでは、バラのオベリスクを美しく仕立てるための手順を、順を追ってご紹介していきます。

1、バラの植え付けと準備

まず、用意したバラの苗を鉢に植え付けます。鉢に鉢底石とバラ用の土を敷いて、苗が鉢の中央に来るように植え付けます。やや低めに植え付けて、3~4cmの高さのバラの堆肥で株元を覆うと、苗と根を保護し成長を助けることができます。最後に不要な枝があればカットして、たっぷりと水をやります。

植え付けの必要のない手持ちのバラの鉢をオベリスクに仕立てる場合なら、枯れ枝や不要な枝を刈りこんで整理するだけでOKです。メインになる枝(シュート)以外の細い枝も1cm程度残して切りましょう。思い切って刈り込んでしまっても、また芽吹いてくるので大丈夫です。

2、オベリスクの位置決めと設置

バラの準備が終わったら、いよいよオベリスクを差し込みます。均等にツルが配置できるよう位置を確認し、位置が決まったらバラを傷つけないように注意しながら、鉢の底までしっかりとオベリスクを差し込みましょう。

3、バラをオベリスクに誘引

最後に、メインの枝から順にバラをオベリスクに巻き付けていきます。麻ひもやビニタイで固定しながら、ゆるやかならせんを描くような気持で上に向かって巻き上げていきましょう。枝を同じ方向ばかりに巻くと傾きの原因になるので、右巻き左巻き両方の枝を作るようにするのがポイントです。巻き終わったら枝の先端を切って、根に養分が回るようにします。

バラをオベリスクに仕立てたあとの成長と開花のことを考えて、誘引はオベリスクの先端までではなく、2/3程度の高さまでにとどめておきましょう。先端まで誘引すると、開花した時に花がオベリスクの先端から飛び出してしまいます。

まとめ

バラをオベリスクに仕立てれば、ご自宅の園芸スペースが限られているという悩みを解消し、立体的かつ華やかなバラを省スペースで楽しむことができます。オベリスクのサイズとデザインは、鉢植え用の軽くて小さなものから庭のシンボルになる大型品種用まで幅広く展開されています。お好みのバラにぴったりのオベリスクを見つけて、お庭や玄関先を楽しく彩りましょう。

小さなものであれば初めての方でも楽しくチャレンジできるバラのオベリスクですが、大型の品種や200cmを超える高さのあるオベリスクを扱うとなると、ひとりでの作業は困難です。大型の金属製オベリスクは重量もあり、モルタルなどで固定する必要も出てくるので、無理な作業はバラを傷つけたり怪我の原因になったりする場合もあります。こういった場合は業者への依頼も視野に入れるとよいでしょう。

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