冬が終わり、気温が暖かくなり始めると、草花も色づき始め、新しい命の息吹を感じることでしょう。また、そのような時季に、色鮮やかな花を咲かせる植物がお庭にあると一気に暮らしも明るくなりますよね。
暮らしに彩りを与えてくれる草花のなかで、お庭で紫色の花を咲かせるデュランタを育てているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。暑さには強いデュランタですが、育てるうえでいくつか注意が必要になります。
それでは、どのような点に注意をしてデュランタを育てればよいのでしょうか。この記事では、デュランタの手入れのしかたや冬越しの方法、また注意点などをご紹介していきます。
デュランタの概要
デュランタはメキシコが原産の熱帯植物です。熱帯地方に生息している熱帯植物であるため、暑さに強いというメリットがあります。いっぽうで、寒さはあまり得意としないため、冬などの時季は注意が必要です。
大きさは種類によって異なりますが、大きいものだと3メートルほどになることもあります。6月から10月ごろになると紫色の花を付け、垂れ下がったような形となるのが特徴で、初心者でも育てやすいことから、観葉植物として人気が高いです。
デュランタを育てる際は、よく日の当たるところで育てるのをおすすめします。日当たりのよい場所で育てることで、よりたくさんの花を咲かせることができるでしょう。沖縄などの暖かい地域では、デュランタを家の周りに囲んで育てていることも多いです。家の目隠しだけでなく、外周りを一気に華やかにしてくれます。
デュランタの世話は春から秋がメイン
デュランタは春から秋にかけて、非常によく成長します。そのため、デュランタの世話も春から秋にかけての時季がメインとなるでしょう。それでは、デュランタを手入れするうえでのポイントをみていきましょう。
・土は水はけのいいものを
デュランタを育てる際は、水はけのよい土を使用することをおすすめします。水はけのよい土は、赤玉土と腐葉土があれば作り出すことが可能です。赤玉土を7割、腐葉土を3割ほどの割合でそれぞれ混ぜ合わせれば完成します。
・水やりはこまめに
デュランタは乾燥には強いですが、土が内部まで乾燥しきっているようならその都度たくさん水をやるようにしましょう。土が乾きやすい夏場はとくに、こまめな水やりが大切になります。夏場の水やりの頻度としては、土が乾いているようであれば、1日に2回程度おこなうとよいでしょう。
・肥料は与えすぎない
デュランタの花付きをよくし、健康的に成長させるためにも肥料は重要です。しかし、肥料を与えすぎると、枝や葉はよく成長するようになりますが、花があまり付かなくなってしまいます。そのため花を多く咲かせるためには、春から秋の時季に2か月に1回程度の頻度で肥料を与えるとよいでしょう。
・花が枯れたら剪定を
デュランタの剪定は、花が咲き終わった時期におこないます。咲き終わった花が付いている枝を、付け根から切り落としましょう。
花が付いている枝を付け根から切り落とすことで、また新たに枝が生えて、再び花を咲かすことができます。そのほかにも、成長しすぎた枝や風通しが悪くなっている場所があれば、剪定をおこないましょう。
霜に気を付ければ冬越しできる
先述したように、デュランタは熱帯植物であるため、暖かい環境を好みます。また、霜が発生すると枯れてしまうため、霜には注意が必要です。それでは、デュランタが冬の霜に触れないためには、どうすればよいのでしょうか。
庭植えの場合
庭植えのデュランタの場合、全体にビニールのカバーをかけたり、根元に藁などの覆いをかけたりして、できるだけデュランタ自体を冷やさないようにしましょう。また、カバーをかける際は、多少通気性が残るようにしておくことが大切です。
鉢植えの場合
デュランタを鉢植えで育てている場合、冬場は霜に触れないよう、室内に移動させることをおすすめします。室内であれば、外のように気温が低い状態になることは少ないため、霜の発生を防ぐことにつながるでしょう。
しかし、冬の室内はとくに乾燥するため、土の状態を毎日よく見ることが重要です。基本的には乾燥気味の状態でちょうどいいですが、内部まで完全に乾燥したなと思ったら水やりをおこなうようにしましょう。
こんな点に注意!
6月から10月ごろにきれいな花を咲かせるデュランタですが、注意しなければいけない点がおもに2つあります。それぞれみていきましょう。
実が有毒
まずひとつめが、実が有毒であるという点です。デュランタは花が咲いたあとに、黄色の実を付けます。しかし、じつはこの実には毒があり、口にしてしまうと嘔吐や下痢などの症状が出るため取扱いには注意が必要です。
病害虫が付きやすい
デュランタは病害虫が付きやすい植物のひとつです。病気にかかったり、害虫が付いてしまったりすると、植物自体が枯れてしまう原因にもなるでしょう。
デュランタに付きやすい害虫としては、ハダニやアブラムシが挙げられます。ハダニやアブラムシはともに植物の葉を吸い、成長を停滞させてしまいます。これらの害虫予防として、植物の日当たりや風通しをよくしておくのが大切です。
また、牛乳をスプレー容器に入れて吹きかける牛乳スプレーも、アブラムシには有効といわれています。ただし、ハダニやアブラムシを含めた害虫全般の確実な予防方法としては、駆除剤を散布するのも非常に効果的でしょう。
まとめ
デュランタはメキシコ原産の熱帯植物で、6月から10月ごろには紫色の花を咲かせます。デュランタの手入れは、春から秋にかけての季節がメインで、この時季はこまめな水やりなどが欠かせません。デュランタを育てる際は、水はけのよい土を使用し、肥料は与えすぎないようにしましょう。
また、デュランタは熱帯植物であることから寒さに弱く、冬は霜に気を付けなければいけません。デュランタに霜が付いてしまうとたちまち枯れてしまうことがあるため、冬は室内で育てるなどの対策をとったほうがよいでしょう。
デュランタを健康的に成長させるためにも、剪定はとても重要になります。ご自身で剪定をおこなうのが不安な場合は、業者に依頼することをおすすめします。
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