生垣の種類はよく考えて選ぼう!生垣に最適な種類と少し不向きな種類

2023.11.20

生垣の種類はよく考えて選ぼう!生垣に最適な種類と少し不向きな種類

生垣とは植栽で作られた垣根のことをいい、家でいう塀の役割を果たします。外からの視線を避けたり、不法な侵入を妨害する役割を持つ生垣ですが、もし、植える場合、おしゃれにかっこいい生垣を植えたいものです。
そんな生垣にはどんな種類があり、手入れはどうやっておこなうのでしょうか。このコラムでは生垣の種類やなどについてご紹介します。誰もが振り返るようなおしゃれで美しい生垣を植えましょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

生垣の役割

生垣は種類によっては四季折々の姿を見せるため、ただの家の塀とは違い、景観も楽しむこともできるでしょう。そんな生垣ですが、どんな目的で植えられ、どんな場面で活躍をしているのでしょうか。

役割①:防犯

生垣を植えれば外からの視線を遮ることができます。また家の塀としての役割を持つため、入り口以外の場所から簡単に人が侵入できないようになっています。

役割②:天候や災害から守る

家の周りを囲うように植える生垣は、強い風や雨から家を守ってくれたりします。また植物なので人為的、自然的に起こる火災から火が燃え広がるのを防いでくれるのです。

役割③:防音

天候や災害から守るだけでなく、家の中や外から発生する音を吸収してくれます。

役割④:景観改善

ブロック塀やコンクリートなどでできた塀は、家の塀としては申し分ないほどの耐久性や役割を発揮してくれますが、景観となると少し殺風景になるのがネックです。
生垣であれば種類によっては華やかなものもありますので、自分のセンスで家の景観をきれいに演出できるでしょう。

生垣の種類はよく考えて選ぼう!生垣に最適な種類と少し不向きな種類

生垣の種類と不向きな種類

生垣は植物であると同時に家の塀としても大きな役割をします。生垣の種類にこだわれば自分のセンスで家の塀を彩ることもできるでしょう。
しかし、ただ植物を家の周囲に植えればいいというわけではありません。生垣に向いている種類、向いてない種類があるのでそれらを見極めて生垣にしましょう。

生垣に向いている種類

ツゲ

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生垣といえばこの種類といわれるほど、多くの家で採用されている生垣です。小さく丸い葉なのにもかかわらず、刈り込みにも強いので生垣にぴったりの植物となります。緑を楽しみたい人にぴったりです。


レッドロビン

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新芽が紅葉のような鮮やかな赤になるのが特徴の木です。レッドロビンはカナメモチ属に分類される植物です。赤くしたい時期の1ヶ月前ほどに剪定をおこなうと赤くなりやすいです。しかし、寒さに若干弱い部分がありますので、寒い時期に剪定しすぎると、新芽が生えない、枯れてしまう原因に繋がることがあるので注意しましょう。

レッドロビンについては過去記事「レッドロビンの剪定の秘訣!鮮やかな赤い生垣を作るためにすべきこと」でもご紹介しています。


プリペット

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初夏に咲く純白の花穂と植物特有の鮮やかな緑が楽しめる植物です。成長スピードが速く、枝の密度がすぐに濃くなってしまうのがネックですが、刈り込みにも十分に耐えれる植物になります。
5月~6月の間が花咲く時期なので、散った後を見計らい、剪定をします。

サザンカ

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ツバキ科であるサザンカの開花時期は10月~2月の比較的寒くなる時期です。寒い時期でも鮮やかな色の花をつけてくれるため、殺風景になりやすい時期でも彩りある景観を演出してくれます。
剪定時期は花が散る2月~4月。剪定時期を見誤ると花が咲かなくなる場合があるので注意しましょう。

生垣に不向きな種類

生垣に向いている植物があるなかで、生垣には向いているけど、単体では生垣の役割を若干担えない種類もあります。こういったものはフェンスや柵などを上手く使い、生垣として活用しましょう。

アラカシ
どんぐりを実らせる代表的な木の一種です。公園や街路樹としても植えられている一方で生垣に活用されることもあります。剪定の仕方によって柔らかい印象を持たせるアラカシですが、葉が大きくないため、単体での目隠し用としては不向きな面も。

マツ科
和の調和をもつマツ科の植物は和風の庭などの生垣として使われることがあります。しかし、防災面でみると、樹脂が多いマツは万が一、火災が発生したときに日が燃え広がりやすくなることも。
家の塀としての役割も持たせたい場合は不向きといえます。

生垣は家の塀の性能を上げる、塀そのものとして活用することができます。自分に合った種類、用途に合う種類などを見極めて、自分が納得する生垣を植えましょう。

自分でやるか、業者に頼むか。生垣の作り方

生垣の種類をある程度きめたら、さっそく生垣を作りましょう。しかし、生垣を作るにしても、どのようにして生垣を作るのか知らなければいけません。
また、生垣を作るといっても労力や時間が必要になってくることでしょう。時間や労力を惜しむ人は業者に依頼し、迅速に丁寧に生垣を作ってもらいましょう。
自分でする場合は以下の手順を参考に自分好みの生垣をつくります。

生垣を作る手順

生垣を作りたい場合は以下を参考にしてみましょう。既に家の周りに塀があるなどの場合は状況に応じて最適な生垣を作ってみてください。

①親柱(太い支柱)を約2mの間隔で建てる
②その外側に棒をたて、地面近くに紐を渡し、生垣を作る角度や傾斜の基準にする
③紐に沿って立子(小さい柱)を同じ感覚でたて、胴ぶちを平行に渡し仮止め
④大方の形ができたら生垣に使う苗木を仮置きする
⑤仮置きしたら外から押しぶちで苗木を挟み、各柱に結ぶ
⑥苗木の高さを切りそろえ、苗木の両側へ溝切りと施肥をおこなう
⑦水を与えたら完成

生垣で助成金がでることも?

地域にもよりますが、助成対象内の道路や隣地との境界に面している場所に対して生垣を設置すると、工事費用の一部を負担してくれる制度があります。
条件や金額は地域によって違うため、もし、助成金を支給してもらえる地域に住んでいる場合は利用してみるといいでしょう。気になる人は自分が住んでいる地域の自治体に問い合わせてみてくださいね。

生垣は定期的にお手入れしよう

生垣は種類問わず、植物なので、定期的な剪定や手入れをおこなわなければいけません。しかし、だからといってむやみに生垣の剪定をおこなったり、乱雑な育て方をしてはいけません。
生垣の種類はある程度丈夫な種類が多いですが、剪定の仕方によってはきれいに育たなくなることも。いくつかのポイントを押さえながら、その生垣の種類にあった剪定、お手入れをしましょう。

剪定のやり方

生垣の剪定のやり方は種類によってやってもいい剪定。してはいけない剪定などがあります。今回は剪定方法を方法別にみていきます。

①切り戻し

枝が伸びすぎてしまい、樹形や樹勢を乱してしまっているときや、枝が多すぎて植物全体に栄養がいきわたらないときなどで使う方法です。分岐した枝の若い枝のみを残し切り落とします。

②切り詰め剪定

伸びすぎた枝を切り落とし、葉が茂る部分の大きさを整える剪定です。若木を切る場合は、目の上数㎜から斜めに切り落とします。

③刈り込み剪定

生垣の高さや幅を整える剪定で、電動バリカンなどを使って広い範囲で剪定をしていきます。
しかし、この刈り込み剪定は強めの剪定となるため、やりすぎてしまうと成長しなくなったり、花が咲かなくなったりする場合があるので注意しましょう。

④枝おろし剪定・枝抜き剪定

枝おろしは太い枝をのこぎりなどを使って切り落とすこと。枝抜きは枯れた枝や絡み合う枝を1本ずつ剪定ばさみで切り落とす方法です。不用な枝を切り落とすため、生垣自体の風通しがよくなり、成長がよくなります。

生垣を育てるポイント

生垣は植物ですので、枯れないようにお世話をしなければいけません。しかし、庭で育てる花や野菜のように定期的な水やりが必要なのか。肥料を上げなければいけないのか。わからないことも多いでしょう。そこで生垣の育て方を簡単にご説明します。

肥料

植え付け時に掘り起こす土に肥料を混ぜておきます。植物の栄養となる窒素成分が少し多めに含んだ肥料を上げるのがおすすめです。しかし、窒素成分がとても多いとやせ細った木に成長してしまうことがあるので注意しましょう。

水やり

生垣に使われる植物は丈夫なものが多いため、頻繁な水やりは必要ありません。ただし、植えてすぐは根が張っていないため、成長させるためにも、上げすぎない程度に水をあげましょう。
乾燥に弱い種類もなかにはあるため、暑い晴れた日にはたっぷりの水をあげます。

害虫や病気

定期的な剪定は生垣につく害虫などの予防となりますが、元気に育たなくなったりするとたちまち害虫がついてしまうことでしょう。害虫が付いてしまう場合は植物に優しい成分を使った薬剤などを使い、害虫を駆除しましょう。

種類がたくさん。生垣を選ぶポイント

生垣の種類や剪定の仕方までご説明しましたが、多様にあるため、どんな種類の生垣を選べばいいのか迷ってしまうことでしょう。最後に生垣を選ぶポイントを簡単にご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

家の塀としての役割を果たせるかどうか

選ぶポイント、その①は家の塀としての役割を果たせるかどうかです。例えば、マツ科の植物などは和の趣があって、生垣として活用できますが、防災面を考えると不安がのこります。
このように塀としての役割を果たせるかどうかを基準にするとある程度の生垣の種類を絞ることができますよ。

四季折々の姿をみせるか

景観を大切にしたいという人や、季節特有の姿を楽しみたいという人は季節によって姿を変える種類を選ぶといいでしょう。例えばレッドロビンなどは新芽が赤くなるのが特徴です。調節するように剪定すれば秋に赤い葉を付けたり、春に赤い葉を付けたりします。

管理面で選ぶ

生垣は庭木や花と比べると頻繁に剪定をおこなわなければいけません。その分時間と労力がかかってきたり、管理が大変になる場合があるので、そういった面も考慮して種類を絞りましょう。

まとめ

生垣は家の境界となるところに植える植栽です。防犯、防災の面で役だったりするほか、植物特有の緑などの落ち着いた色や香りは私たちの日々の暮らしの彩りにもなってくれることでしょう。
しかし、生垣はただ植えればいいというわけではありません。日々きれいな形を保てるように剪定やお手入れをしなければいけません。もし怠ってしまえば、樹形が乱れるどころが害虫発生の原因になってしまうことも。

生垣の種類はさまざまな面を考慮して選ぶようにしましょう。また剪定が難しい、めんどうくさいという場合は定期的に剪定のプロに頼むといいでしょう。

生垣についての相談や剪定を依頼したいときは

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」「剪定」をご覧ください。

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