ヒサカキの剪定方法|春と秋がおすすめ!特徴や育て方も紹介します

2023.11.20

ヒサカキの剪定方法|春と秋がおすすめ!特徴や育て方も紹介します

ヒサカキは、庭木や生垣としても重宝されている植物です。神棚がある家では、サカキの代用として、神棚に飾ることもできます。

ヒサカキは丈夫で育てやすい植物ですが、適切に管理しないと形が崩れてくることもあります。また、大きいものになると5m以上になることもあるため、剪定で大きさを調整します。とくに、生垣として利用している場合には、すき間ができないように剪定のコツをおさえておくことが大切です。

今回のコラムでは、ヒサカキの剪定方法や育て方を紹介していきます。また、自分で剪定するのが難しい場合は、業者に依頼するという方法もあります。業者選びのポイントについてもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

ヒサカキの剪定の仕方

ヒサカキを形よく保つためにも、適した時期に剪定をすることは大切です。ここでは、ヒサカキの剪定に必要な道具と適した時期のほか、庭木と生垣の剪定のコツについても紹介していきます。

ヒサカキ剪定にはこの道具

剪定をおこなうときには、まず枝を切る道具が必要です。剪定には、剪定バサミや、剪定ノコギリなどが使われます。剪定バサミは太さが数cmほどの細めの枝を切るときに便利です。それよりも太い枝の場合には、剪定ノコギリを使うことがおすすめです。

また、高い場所の枝を切るためには、高枝切りバサミが役立つでしょう。手が届きにくい場所の枝を切る場合は、脚立も用意しておきます。

害虫やケガから身を守るため、長そで長ズボンを着用し、滑り止めのついた軍手をはめて作業をおこないます。剪定後にはたくさんの枝葉を処分しなければならないので、大きなゴミ袋やほうき、枝をしばるひもなどを用意しておきましょう。

ヒサカキの剪定方法|春と秋がおすすめ!特徴や育て方も紹介します

春と秋が適期

ヒサカキは枝が密集しにくくまとまりもよいため、剪定の初心者でも比較的扱いやすい植物です。ヒサカキの剪定をする場合は、3月~4月ごろか、10月~11月ごろが適しています。

ヒサカキは切った箇所からすぐに芽吹くことができるので、生垣として葉を密集させたいときには7月ごろに枝を切ることもあるようです。これから、庭木と生垣におけるヒサカキの剪定方法を紹介するので、用途にあわせて試してみてください。

庭木としての剪定方法

庭木としてヒサカキを育てている場合は、枯れてしまった枝や、樹形を乱す枝を切っていきます。樹形を乱す枝には、幹の途中から中途半端にのびているものや、下向きに生えている枝、ほかの枝と交差している枝などがあります。

ヒサカキの剪定を怠ると、枝が密集してきて木の中への風通しが悪くなりがちです。木の風通しが悪く、じめじめとした環境になると、害虫や病気のリスクも高まるため、適度に剪定をしていきましょう。

生垣としての剪定方法

生垣としてヒサカキを育てている場合は、のびすぎた枝をしっかりと刈り込んでいきます。生垣からはみ出した枝を思い切ってカットしていきましょう。

ヒサカキは、芽吹く力がとても強い植物です。そのため、春と秋のほか、7月ごろにも刈り込み剪定をおこない、生垣の形を整えるのもおすすめです。理想の形にヒサカキを仕立てたい場合には、業者に相談してみるのもよいかもしれません。

ヒサカキを元気に育てるためには?

ヒサカキの剪定以外にも、元気に育てるポイントがいくつかあります。まずは、相性のよい環境に植えてあげることが大切です。ここでは、ヒサカキが育ちやすい環境や、日ごろのお手入れのポイントを紹介します。ヒサカキの基本情報が知りたい人は、ぜひご覧ください。

ヒサカキが育ちやすい環境

ヒサカキは、東北から九州まで日本の広い範囲で育てることができます。暑さや寒さに特別弱いということもないので、初心者でも育てやすい植物です。

ヒサカキは日当たりのよい場所か、半日陰を好みます。ただし、強い西日が当たる場所や、暗めの日陰はなるべく避けましょう。

ヒサカキの剪定方法|春と秋がおすすめ!特徴や育て方も紹介します

水やり・肥料のタイミング

庭植えの場合は、降雨のみでも育つため、水やりの必要がありません。ただし、真夏などの日照りが続く時期には、乾燥しすぎないように適宜水やりをしてください。

鉢植えで育てている場合や、植えてから1~2年の若い木は、土が乾燥してきたタイミングで水やりをおこないましょう。水やりは少しずつ与えるのではなく、1度にたっぷりとあげるのがポイントです。

肥料のタイミングは、2月~3月の冬の終わりごろが適しています。油かすなどの有機肥料を株の根元近くに与えましょう。このように、冬に与える肥料を寒肥(かんごえ)といいます。肥料選びに迷ったら、業者に相談するのもおすすめです。

ヒサカキがかかりやすいい病害虫

ヒサカキには、カイガラムシという害虫がつきやすいとされています。カイガラムシの厄介なところは、成虫になると貝殻のような固い殻に覆われるため、殺虫スプレーがほとんど効かないところです。カイガラムシがついてしまった場合は、竹串などで地道に取り除きましょう。

さらに、カイガラムシの排泄物をエサとするすす病菌が発生しやすくなります。すす病にかかると、ヒサカキの枝や葉がすすまみれになったように黒く変色してしまいます。すす病にかからないためにも、カイガラムシははやめに駆除しておきましょう。

ヒサカキは増やせる

ヒサカキの栽培に慣れてきたら、自分でヒサカキを増やすことにもチャレンジしてみましょう。ヒサカキは、挿し木か種まきによって増やすことが可能です。

まず、挿し木というのは元の木から枝を取り、土に挿して増やす方法です。ヒサカキの場合は、6月~7月ごろにおこなうのがおすすめです。

挿し木の方法は、今年のびた枝を20cmくらい切り、ヒサカキが育ちやすい半日陰の地面に挿すだけです。しっかりと根が張るまでは乾燥しやすいので、適宜水やりをおこなってください。

もう1つの方法が、種まきです。ヒサカキの場合は、晩秋に実が熟したら、種を取ってすぐにまくことができます。すぐに種まきができない場合は、次の春まで待っておこなうとよいでしょう。ヒサカキの種は乾燥すると芽が出にくくなるため、乾燥しないように軽く湿らせた状態で保管しておくことがポイントです。

剪定に自信がない場合は業者に依頼してみよう

ヒサカキの剪定はさほど複雑ではなく、初心者でもチャレンジしやすいといえます。しかし、剪定をするには道具をそろえたり、時間がかかったりするという負担もあります。

自分で剪定をするのが難しいと感じる場合におすすめなのが、業者に依頼するという方法です。ここでは、業者に依頼するメリットや、優良業者の選び方のポイントをみていきましょう。

業者への依頼はメリットが多い

業者へ依頼するメリットは、何といっても的確に剪定をしてくれることです。豊富な実績のある剪定業者は、枝ぶりや木の特性を考慮し、ヒサカキをきれいに仕立ててくれるでしょう。

そして、先にも紹介した通り、自分で剪定の道具を準備しなくてもよいというメリットが挙げられます。日ごろ、あまり剪定をする機会がない人は、剪定を業者に依頼すると道具を揃える手間が省けるでしょう。

また、剪定は場合によっては高所での作業が必要になります。剪定に不慣れな人は、高所作業で落下したり、枝や刃物でケガをしたりするかもしれません。ケガ以外にも、害虫に刺されるおそれもあります。

このように、作業の手間が省ける点や安全性から、業者に剪定を依頼するメリットは多いといえるでしょう。業者選びのポイントは、次の項目で紹介していきます。

業者の良し悪しの判断はここに注目!

剪定業者に依頼するときは、まず、業者選びに迷ってしまうかもしれません。そのような場合に、以下の点を参考にしてみてください。

①料金設定がわかりやすい

剪定の費用は、業者によってさまざまです。剪定業者を選ぶときは、木の本数や樹高など、明確な基準によって料金が設定されているところを選ぶとよいでしょう。

また、剪定の前に無料で見積りをしてもらい、何にいくらかかるのかを明確にしておくと安心です。見積りは一式の金額ではなく、内訳が記載されているものを確認しておきましょう。

②口コミや実績を確認する

業者のHPなどで、ほかの利用者の口コミを確認するのもおすすめです。口コミや実績が豊富であれば、それだけ多くのお客様から信用されている業者であることがわかります。

ただし、庭木の状況や、望むサービスは人それぞれなので、口コミだけを鵜呑みにしないことも大切です。業者を選ぶときは、自分が求めているサービスを明確にして、それを満たせるサービスや実績があるかどうかをチェックしておきましょう。

③相見積りで比較する

剪定業者の中には、剪定前に無料で見積りをくれるところが多くあります。そのため、複数の業者から見積りをもらい、比較検討するのもよいでしょう。剪定は安ければよいというものではなく、丁寧なサービスが得られることも重要です。また、事前に見積りをもらうときに、業者の人となりを知ることもできるでしょう。

剪定業者選びには、これらのポイントがありますが、納得のいく業者を選ぶのは難しいこともあるかもしれません。「生活110番」には全国に多くの加盟業者がいます。業者選びに迷ったときは、弊社からおすすめの加盟業者を紹介することも可能なので、ぜひご相談ください。

ヒサカキの剪定方法|春と秋がおすすめ!特徴や育て方も紹介します

剪定の費用相場

剪定の費用の算出方法には、2つのパターンがあります。まず、職人1人あたりいくらかかるのかという「日当制」、そして、剪定する木が何本あるのかという「単価制」です。

①日当制

日当制の相場は、職人1人あたり20,000円~30,000円程度とされています。日当制の業者に依頼する場合は、手早く金額に見合った作業をしてくれるかどうかを見極めることが大切です。

②単価制

剪定する木の大きさや本数によって、費用が異なります。ケース別に紹介していきます。

【木の大きさ】
・低木(3m未満)……3,000円~5,000円
・中木(3m~5m)……5,000円~10,000円
・高木(5m~7m)……15,000円~25,000円
【生垣の大きさ】
・2m以下……500円~1,000円
・2m~3m……2,000円~3,000円

ヒサカキの剪定は、庭木として育てるか、生垣として仕立てるのかによって費用が変わるでしょう。また、実際の剪定費用は業者やヒサカキの状態によっても異なります。具体的な金額を知りたい場合は、まずは見積りをとってみてください。

まとめ

ヒサカキは、神棚に飾るサカキの代用品としても使える実用的な庭木です。ヒサカキは初心者でも育てやすい植物ですが、元気に育てるためにはコツが必要です。

ヒサカキの剪定は、基本的に春と秋におこないます。不要な枝や混みあっている箇所を整えるイメージで剪定するとよいでしょう。また、ヒサカキは芽吹きやすい植物なので、必要に応じて7月にも剪定をしてもかまいません。

ヒサカキは半日陰の場所で育てることもでき、庭植えの場合はとくに水やりも必要ありません。挿し木や種まきでも増やしやすいので、たくさん育てることもできます。

ヒサカキの剪定に不慣れな人は、業者に依頼するのもおすすめです。業者選びに迷ったときは、ぜひ「生活110番」にお電話でご相談ください。


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