バラの剪定は冬に切り過ぎても大丈夫?基本を知っておくと安心です

2023.11.20

バラの剪定は冬に切り過ぎても大丈夫?基本を知っておくと安心です

バラは、日ごろの細やかなお手入れによって美しい花を咲かすことができます。中でも剪定は大切な作業のひとつで、特にバラの冬剪定は次の花を咲かせるためには必要不可欠です。

そこで今回は、バラの冬剪定で切り過ぎて後悔しないように基本的な知識やコツ、バラの種類によって注意すべき点などをご紹介していきます。正しい剪定方法を知ることで、次の冬剪定が楽しみに変わっていくでしょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

バラは冬に切り過ぎても枯れない

よく、バラの冬剪定は多少切り過ぎてしまっても枯れることがないといわれていますが、なぜそういわれるのでしょうか。それはバラの習性が考えられます。バラの冬剪定は新しい花が咲くまでの時間が十分にある「休眠期」が適しているといわれていますが、それはバラの成長がいったんとまった状態になるためでしょう。

休眠期のサインは、葉も枯れ落ちてしまい水やりをしても土の状態が湿ったままという状態が1週間ほど続きます。休眠期にはいったら冬剪定の準備をしましょう。

バラが健康であれば、枝を深く切り落としても枯れてしまう心配はありません。バラの高さの半分くらいをめやすに剪定しましょう。それ以上切り過ぎてしまうと、次に花が咲くときに花の数が減ってしまうおそれがありますので注意することが大切です。

休眠期に思い切った剪定をすることで、残った枝に養分を集中させることができます。日光も均等に浴びるようになるので、ますます元気に花を咲かせるようになるでしょう。

バラは冬に切り過ぎても枯れない

冬剪定の正しい方法は?

バラの剪定で冬に切り過ぎず正しくおこなう方法とは、どのようなことに注意するとよいのでしょうか。バラは種類によっても剪定方法や時期が少しずつ変わってきます。ここからは、剪定の基本的な知識やその時期などを詳しくご案内します。正しい冬剪定の方法を理解していきましょう。

冬剪定は12~2月に

バラの冬剪定は12月~2月ごろが適しています。まずは咲き終わった花や落ち葉をきれいに取り除き、バラ全体の風とおしをよくしてあげることが大切です。枝のまわりがきれいになったら準備万端です。ここから剪定していきましょう。

バラは寒くなり時期がやってくると休眠状態にはいります。休眠時期にはいるとバラの成長は止まって状態になるので、枝を深く切り落としても衝撃を受けにくいようです。

枝は太い幹だけを残し、細い枝や枯れているものは思いきって切り落としてしまいましょう。この作業は、春に咲く花や新しい芽の生育に向けてとても必要なお手入れです。必要な栄養を万遍なくいきわたらせることができるようにしてあげましょう。

外芽の上をキレイに切る

外芽とは、枝の外側に向いている芽のことです。外芽はこれからバラを大きく成長させてくれます。枝を切り落とすときには、外芽を切ってしまわないように少し上を斜めに切るとよいでしょう。

また、枯れてしまっている枝や内向きに生えているふところ枝は、切り落としてしまいましょう。そのままにしておくと、風とおしも悪くなり、バラの成長や病害虫の心配もでてきてしまうかもしれません。それらを防ぐためにも、枝の付け根から切り落とし、残った枝に栄養がいくように促してあげます。

冬剪定の正しい方法は

切り口は必ず保護を

剪定後の切り口はとても繊細です。剪定後は癒合剤で枝の切り口を保護するように心がけましょう。保護せずそのままにしてしまうと、冬の冷たい雨や風にさらされたり、雑菌がはいってしまい枝に元気がなくなってしまうおそれがあります。

早めに保護することでバラを雑菌から守り、剪定後の回復も早くなり枯れる心配も少なくなるでしょう。癒合剤はホームセンターなどにも並んでいますので、ぜひ足を運んでみてください。

つる性やミニバラの冬剪定

つるバラやミニバラも冬の剪定はおこないます。他のバラと同じように、剪定は次に花が咲く時期に向けてとても大切な作業です。つるバラやミニバラの剪定も冬に切り過ぎの心配がないようにしていきましょう。

つるバラ

つるバラは、その名のとおりつる性の植物ですが、自ら巻きつくことができないので、アーチや支柱への誘導が必要です。また、つるバラの剪定は新芽の時期が早いので12月から翌年1月が適しているでしょう。

つるバラの剪定は、木立性のバラと同じようにまず風とおしをよくしてあげることから始めましょう。そして栄養がいかずに枯れている枝や古くなっている枝を重点的に切り落としていきます。

バラはその年に成長した枝の先から新しい枝を育てていきます。剪定をおこなわずにそのままにしてしまうと、上へ大きく成長してしまいバランスが悪くなってしまうようです。次の年の成長も考えると、少し小さめに剪定するくらいがちょうどよいでしょう。

ミニバラ

ミニバラは、小さくて可愛い花が咲く木立性のバラです。ミニバラの枝は細くて短いものが多いので、鉢植えでも育てやすく初心者にも人気といわれています。

ミニバラの剪定時期は12月から翌年2月頃が適しています。しっかり休眠時期にはいったら剪定をしましょう。枝から葉が落ちてなくなってきたら休眠時期のサインです。それまでは他のバラと同じように花ガラを摘み、風とおしをよくしてあげるとよいでしょう。

休眠時期にはいったら、思い切って株を全体の半分くらいに切り落としてしまいます。他に枯れている枝やふところ枝なども切り落としてしまいましょう。このような剪定作業をおこなうことで、株全体に栄養をいきわたらせます。そして暖かい春に向けて、ふっくらとした可愛い芽を期待することができるでしょう。

つる性やミニバラの冬剪定

切り過ぎを心配するなら業者に依頼するのもアリ

それでも切り過ぎてしまって枯れさせてしまうのではないかと、心配してしまうようであれば業者に剪定の依頼することをおすすめします。

丹精こめて育てたバラは、翌年も同じように成長してほしいと願うものです。アーチや塀に大きく栽培しているようであれば、剪定も大がかりな作業になりますし、先にまとまった日程を予定しておかなければなりません。

バラの剪定で冬に切り過ぎてしまうと花付きが悪くなってしまいます。難しそうだなと思ったら業者に相談してみましょう。剪定費用が気になる場合は、いくつかの業者に見積りをとるとよいでしょう。適切な価格で剪定をおこなってもらうだけでなく日ごろのお手入れの方法や栽培のコツなども教えてもらえるかもしれません。適切なアドバイスで新しい発見もうまれ、これからのお手入れの励みにもなりそうです。

切り過ぎを心配するなら業者に依頼するのもアリ

まとめ

バラの剪定はおもに冬おこないます。その理由は、バラは休眠時期に入るため健康な状態なら多少切り過ぎてしまっても、枯れることが少ないからです。剪定の際は花がらを取り除いたり、切り口はきちんと癒合剤などを塗って保護をおこないましょう。

しかし、バラの剪定を冬に行い切り過ぎてしまうことによって、春先の花があまり付かないといったことが起こります。つるバラやミニバラなど、バラの品種によっても特徴があり適切な剪定方法はそれぞれ違います。剪定方法が難しそうだなと感じたら業者に依頼することをおすすめします。

経験豊富な業者は、いくつものバラ剪定を手掛けています。バラの基本的な知識はもちろん、初心者がつい見落としてしまうことも発見して、有効な処置を施してくれるかもしれません。剪定に不安がある場合は、ぜひ相談してはいかがでしょうか。

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