
ナニワイバラを、お庭などで栽培しているところをよくみかけますよね。春になると咲く、大きく白い花は、とても美しく癒されます。しかし、「育ててみたいけど、バラは栽培方法が難しいのではないか…」と思うのではないでしょうか。
しかし、ナニワイバラは寒さや暑さに強いため育てやすい植物です。今回のコラムでは、ナニワイバラの育て方のポイントや剪定方法について紹介していきます。ぜひ、最後まで読んで育ててみてください。

目次
つるバラの一種ナニワイバラ
ナニワイバラは、つるバラの一種でバラ科バラ属の中国が発祥の植物です。ナニワイバラは、フェンスやアーチに絡みつくことはなく、まっすぐ枝を伸ばしていきます。そのため、フェンスやアーチに誘引しなければなりません。ナニワイバラは、春のあたたかい5~6月に、白い大きな花を咲かせます。
ナニワイバラを育てる方法
ナニワイバラは、とても丈夫で、栽培方法がとてもかんたんです。しかし、育て方を誤ってしまうと、花が咲かないなどのおそれがあります。栽培方法を確認して、ナニワイバラを育てていきましょう。
日当たり
ナニワイバラは、日当たりのよい場所を好みます。日当たりが悪いと、花が咲かないおそれがあるため、注意しましょう。また、風通しが悪いと病気や害虫がつく危険性もあります。そのため、日差しが当たり、風通しがよい場所に植えましょう。
肥料と水やり
水は、土が乾いたらあげてください。とくに、開花している5~6月は水分をたくさん吸収するので、1日2回ほど土が乾くまえにあげましょう。また、夏場は気温が高く、乾燥して水切れをおこすおそれがあるので、様子を見ながらこまめに水をあげてください。
バラ属の植物は、肥料をあたえないと花が咲かなくなるおそれがあります。そのため、肥料は必ずあたえてください。地植えの場合は、新芽が育つ2~4月に骨粉や油粕あたえましょう。2~4月に肥料をあたえることにより、5~6月の開花の手助けをしてくれます。
また、9月ごろにも骨粉や油粕をあたえましょう。9月に肥料をあたえることにより、翌年の花の芽をたくさんつけてくれます。鉢植えの場合は、2~10月の植物が成長するあいだは、緩効性の肥料を月に1回あたえてください。緩効性の肥料は、ゆっくりと栄養を分散するので、長期間で植物の成長を助けてくれます。
肥料をあたえるときは、水に溶かしてあたえるか、固形のものを鉢の回りにおいてもよいでしょう。固形の肥料をあたえる場合は、株に近づけて置くと吸収がよくなり、根腐れをおこしてしまう危険性があるので、注意してください。
植え替え・植え付け
植え替えや植え付けは、秋の9月ごろにおこないましょう。ナニワイバラは、成長するととても大きくなります。また、茎や実にトゲがあるため、広い場所に地植えするといいでしょう。しかし、スペースがない場合は、鉢植えでも栽培できます。
鉢植えの場合は、2年に1回ほど植え替えをしましょう。土は、水はけのよい赤玉土などをえらびます。赤玉土に、土壌有機物の腐葉土などを混ぜると水もちもよくなります。地植えの場合は、腐葉土と庭土を混ぜて植えてください。腐葉土を混ぜることで、植物の成長の手助けをしてくれます。
ナニワイバラの剪定のポイント
ナニワイバラは、成長のスピードがはやい植物です。次々と新しい枝を生やしていくので、古くなっている枝は、根元から切るようにしましょう。また、ナニワイバラは茎と実にトゲがあるので、剪定をおこなうときは、手袋などを着用しましょう。剪定の時期やポイントは3つあります。
花がらを切る
5~6月の開花が終わり、花がしおれてきたら、手で花がらをこまめに摘み取りましょう。しおれた花は、またあらたな実をつくろうとします。新しい花芽に栄養が行き届かなくなり、株が疲れてしまうので注意しましょう。
初夏の剪定
開花が終わると、新しい枝が生えてきます。ナニワイバラは、強くまっすぐとした枝が特徴なので、放置していると混みあってしまいます。枝が混みあうと、日光が当たりにくくなり植物の成長をさまたげるため、開花後7月中に混みあった枝を枝元からやさしく切りましょう。
冬の剪定
冬の剪定は、枝が育ち切った12~3月の間におこないましょう。冬の剪定は、葉がなく枯れてしまっている枝や、力のない枝を枝元から切っていきます。枝を切ることで、栄養が分散されて残っている枝が丈夫に育ちます。
力のない枝などを切ったら、残った枝を枝先から10cmほど切り戻し樹形を整えましょう。しかし、切りすぎると翌年の花の数がへる恐れがあるので、花芽を確認しながら切り戻してください。
ナニワイバラを増やす方法
ナニワイバラはさし木をおこなうことで株を増やすことができます。ナニワイバラをさし木で増やす場合は、6月から7月ごろにおこなうとよいでしょう。さし木をするためには、まずナニワイバラの枝を切る必要があります。
15センチほどに切ったナニワイバラの枝を花瓶などに1時間程度入れ、十分に水を吸わせます。水が十分に枝にいき渡ったら、土にさしましょう。土はできるだけ水分を保ち、根がでてくるまで水やりをしっかりとおこないます。さし木を置く場所は、乾燥を防ぐためにも、日が当たりすぎない場所がよいでしょう。
ナニワイバラは誘因で花付きが変わる
ナニワイバラは、まっすぐ枝を伸ばすので、冬の剪定が終わったあとにフェンスなどに誘引しましょう。しかし、縦に誘引すると花芽がつきにくくなり、翌年の花の数がへってしまいます。そのため、太く丈夫な枝を中心に向かって水平に誘引しましょう。水平にすることで、太い枝から小枝がうまれ、花芽をつけていきます。
ナニワイバラは成長がはやいので、冬の剪定後に誘引しても、夏前になると量が多くなります。そのため、夏の剪定後に誘引を再度おこなうといきいきと花を咲かせるでしょう。ナニワイバラにはトゲがあるので、誘引するときは手袋を着用してください。また、触ってけがをしてしまう危険性もあるので、誘引する場所には注意しましょう。
まとめ
ナニワイバラは、難波の商人が江戸時代に日本に持ち込んだことから、そのユニークな名前がつけられました。ナニワイバラは美しい白い花を咲かせるツル性で、耐寒性もあるため、育てやすいバラのひとつでしょう。
ナニワイバラは日が当たり、風通しのよい場所で育てることをおすすめします。また、肥料をあたえることで成長促進にもつながるでしょう。風通しが悪くなってしまうと、害虫が発生してしまうこともあるため注意が必要です。
ナニワイバラを美しく、健康的に成長させるためには、剪定が欠かせません。しかし、自分で剪定をおこなうのが不安な場合もあるでしょう。自分で剪定をおこなうのが不安な場合は、業者に依頼することをおすすめします。知識のある業者に剪定を依頼すれば、ナニワイバラのより健康的で美しい成長が期待できるかもしれません。
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