南国フルーツのマンゴーを栽培しよう!おいしい果実を実らせるコツ

2021.4.30

南国フルーツのマンゴーを栽培しよう!おいしい果実を実らせるコツ

数あるトロピカルフルーツのなかでも、濃厚な甘みがあるマンゴーをいつで楽しめるようにご家庭で栽培したいという方も多いのではないでしょうか。

しかし、マンゴーは南国のイメージ通り寒さに弱い植物です。そんな寒さに弱いマンゴーですが、「あること」をすることで寒い冬の時期を乗り越えて、ご家庭でマンゴーの栽培ができるようになるのです。そこで本コラムでは、マンゴーの育てかたやおいしい果実を実らせてもらうコツをご紹介します。

マンゴー栽培は鉢植えがおすすめ

マンゴーはビニールハウスで栽培するイメージをおもちの方も多いのではないでしょうか。じつは、ビニールハウスをもたない一般のご家庭の方がマンゴーを栽培するには鉢植えにすることがおすすめです。

その理由は、マンゴーの耐寒性の低さにあります。マンゴーは寒さに弱いため、寒い秋から冬の時期に外で育てていると枯れてしまうおそれがあるのです。そのためマンゴーを鉢植えにしておくことで、寒い時期の間だけマンゴーを室内に移動させることができるようになります。

マンゴーの耐寒温度は、5度前後です。最低気温が5度を下回るような季節は、暖かい室内で育てるようにしましょう。関東より北にお住まいの方の場合は10月~3月、そのほかの地域にお住いの方の場合は11月~3月の間、マンゴーを室内に移動させておくと安心です。

マンゴーの木の苗を鉢に植え付ける時期は、冬の時期をさけます。気温があがってくる4月~5月ごろに植え付けをおこなうとよいでしょう。苗よりも2回りほど大きな鉢に植え付けておけば、マンゴーの木が大きくなっても安心です。ただし、それでも2年もすれば鉢が小さくなってしまいますので、2年に1度は一回り大きな鉢にマンゴーを植え替えるようにしましょう。

マンゴーの育て方

上記でお伝えした通りマンゴーは寒さに弱いです。そのため、暖かい地域にお住いの方以外の方は、マンゴーを庭植えで育てるよりも鉢植えにして育てることが適しています。

また、マンゴーの栽培をはじめてから実をつけるまでには、おおよそ7年かかります。マンゴーは、ゆっくり着実に育ててあげることで甘くおいしい実をつけてくれるのです。

土は清潔なものを

鉢植えにしたマンゴーは、清潔で水はけがよい土で育てます。マンゴーの生育に適した土の配合は、「赤玉土(小粒)3:鹿沼土(小粒)3:腐葉土3:パーライト1」です。

自分で土を配合するのは面倒だと感じる方は、市販の土を使用しても問題ありません。市販の土を使用する場合は、必ず果樹用のものを購入しましょう。花や野菜用の土は、果樹用のものと比べて少し水はけが悪くなるからです。

水やりや肥料は?

マンゴーの生育期である3月~10月と、生育期ではない11月~2月とで、水のあたえかたを変えます。マンゴーは、生育期にたくさんの水を必要とします。こまめに土の湿り気を確認するようにして、土の表面が乾いていたらたっぷりの水をあたえてあげましょう。

いっぽう、生育期でない11月~2月は水をあまり必要としません。この時期は、根が水を吸い上げる力が弱まっています。そのため、水をあたえすぎると根腐れしてしまうおそれがあるのです。土の表面が乾いて2~3日ほど間隔をあけてから水をあたえましょう。

マンゴーの肥料には、長く効果が持続する緩効性化成肥料や油かすがよいです。これらの肥料を3月、5月、8月にあたえます。この時期は、花芽や果実をつけたりするので、たくさんの栄養を欲するのです。翌年にもおいしい果実を実らせてもらうためにも、収穫後のお礼肥(おれいごえ)も忘れずにあたえましょう。

収穫のタイミング

マンゴーの花の開花時期は、4月~6月です。その3~4ヶ月後にマンゴーの果実の収穫時期が訪れます。マンゴーの果実は熟すと自然と落ちてしまうため、あらかじめ果実にネットをかけて保護しておきましょう。

また、落果するまえに果実を収穫することも可能です。皮の表面の色が、緑色から黄色や赤色に変わり光沢がでてきたら収穫するタイミングです。このとき、果実を触ってみてやわらかいかどうかも確認しておきましょう。やわらかければ果実が甘くなっている証拠です。

カイガラムシや炭疽病に注意!

樹木が蒸れているとカイガラムシが発生しやすくなります。カイガラムシは、植物の樹液を吸ってしまうのです。そのため、放っておくと木が枯れてしまうおそれがあります。また、カイガラムシの害はほかにもあり、カイガラムシの排泄物を放置しておくと、「すす病」という病気を引き起こします。

この病気にかかると、葉や枝が黒くなり最悪の場合、枯れてしまうのです。マンゴーを枯らせてしまう原因となるカイガラムシを発生させないためにも、しっかりと剪定をおこない果樹全体の風通しをよくしておきましょう。

炭疽病は、カビが原因で発病します。この病気にかかってしまうと葉や果実に黒っぽい斑点ができ、最終的には腐敗してしまいます。もしこの病気にかかってしまったら、早めに病気にかかった部分を取りのぞくようにしましょう。

またカビが原因で発生する病気であるため、カイガラムシの予防策と同じで、剪定をおこない樹木全体の風通しをよくしておくことで予防することができます。

おいしいマンゴーを栽培するなら

おいしいマンゴーを栽培するためには、育てかただけでなく剪定や摘果(てきか)も重要なポイントになります。

マンゴーは自然のままでは枝を増やさないため、剪定をおこない人為的に枝を増やしましょう。剪定をおこなう時期は、果実を収穫した後がよいです。まずは、芽をつけなかった枝を切り落としましょう。新しい枝が生え、次の新芽を芽吹かせることができるからです。

枝を切り落とすと、その切り口から「複数の」新しい枝が色んな方向に伸びてきます。ただし、これらの枝をすべて育ててはいけません。枝が多すぎると空気の通りが悪くなり病害虫を発生させる原因になるからです。そのため育てる枝は3本にしぼり、そのほかの枝は切り落としてしまいましょう。

また、摘果も剪定作業のひとつでマンゴーの実を摘み取る作業になります。生育が悪い実や増えすぎた実を摘み取ることで、残した実に栄養がたくさん行き渡り味がおいしくなるのです。さらに実を減らすことで、株への負担を軽減できるといったメリットもあります。10号鉢にたいして、3~5個の実を残すように摘果しましょう。

おいしいマンゴーを栽培するなら

聖なる樹?マンゴー

マンゴーは身近なフルーツですが、じつは意外と知らないことも多いのです。マンゴーのことを知ることで、きっと愛着をもって育てていくことができるのではないでしょうか。

仏教においてマンゴーの木は、とても格式の高い木とされています。マンゴーの栽培は紀元前にインドではじまりました。ほかにも、アソカノキ、インドボダイジュ、サラノキ、エンジュを総称して「仏教五木」といいます。このように格式の高いマンゴーの木は、聖なる樹ともいわれているのです。

そんなマンゴーの木は、赤とピンクが混ざった小さな花を咲かせます。しかしこの花は、可愛らしい見た目とは裏腹に、腐敗臭を放つのです。腐敗臭を放つ理由は、「受粉」にあります。

マンゴーの原産地は熱帯地域なのですが、この地域では受粉に不可欠なミツバチが暑くて活動できません。そこで腐敗臭を放つことで、ミツバチのかわりになるハエを呼び寄せて受粉をしているのです。日本ではミツバチが活動できるので、ビニールハウス内でミツバチを飼って受粉させています。

まとめ

マンゴーはトロピカルフルーツの代表格で、濃厚な甘みが人気です。7年という長い期間がかかってしまいますが、そんなマンゴーをご家庭で育てることができるのはうれしいですよね。ご家庭でマンゴーを栽培するためには、寒い冬の時期は、マンゴーを室内に移動させやすいように鉢植えにしておきましょう。

また、マンゴーの栽培において剪定がとても重要な役割を担っています。適切に剪定をおこなうことで病害虫の発生を防ぐことができ、大切な果実を守ることができるのです。樹木全体の風通しがよくなるように枝の量が多くなっているところを中心に剪定をおこないましょう。

しかし、剪定は簡単な作業ではありません。間違えて芽をつけている枝まで切り落としてしまうと、果実が実りにくくなってしまうことでしょう。おいしいマンゴーを栽培するためにも、剪定が不安な方は一度プロに相談してみるとことをおすすめします。

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