夏椿(ナツツバキ)の剪定方法!キレイな花を咲かせる基本のお手入れ

2023.11.20

夏椿(ナツツバキ)の剪定方法!キレイな花を咲かせる基本のお手入れ

夏椿は自然樹形を楽しむことができる樹木ですので、基本的にこまめな剪定はおこないませんが、不要な枝が生えてきたら剪定をおこなう必要があります。ただし、剪定をおこなうときはやりすぎないように注意しましょう。

夏椿の剪定をおこなう際、間違った枝を切ってしまったり、剪定をしすぎたりしてしまうと、枯れこんでしまうことがあります。そのため、夏椿を剪定するときは切るべき枝をしっかり見極めてから切るようにしましょう。

この記事では夏椿の剪定時期や方法について詳しくご紹介しています。剪定をしようか迷っているという方はぜひ参考にしてみてください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

夏椿の特徴をおさらい!

夏椿は、春夏秋冬違った姿を見せてくれ、季節の移り変わりを共に楽しむことができます。最近では、仏教において聖樹とされる沙羅双樹(さらそうじゅ)に似ていることから住宅を象徴とする樹木として人気を博しています。

福島・新潟以南の本州、四国、九州に自生しており、6~7月になると開花します。夏椿はツバキ科に属する中でも珍しい落葉性で、花が開花したその日のうちに枯れて落ちてしまう一日花(いちにちばな)です。

夏椿の仲間「ヒメシャラ」との違い

夏椿にそっくりな植物に「ヒメシャラ」という種類も存在し、両者とも夏の時期に一日でしおれて枯れ落ちます。夏椿とヒメシャラの違いの大きな特徴としては、夏椿の幹は表面が薄く剥がれまだらな模様をしています。それに対してヒメシャラの幹は夏椿のようなまだらな模様ではなく木肌が赤褐色になっています。

またヒメシャラの場合、夏椿に比べ花びらや葉自体が小ぶりになっており夏椿の花の直径が5cm前後に対し、ヒメシャラの花は直径3cm前後しかありません。

夏椿の剪定時期と方法

夏椿は本来自然樹形を楽しむ木ですが、枝が混み合っているようでしたら剪定をおこなうようにしましょう。

剪定時期

夏椿の剪定は、落葉期である2~3月上旬におこないます。強めに剪定をすると樹形を乱してしまうおそれがありますので、軽い剪定をおこなうようにしてください。ちなみにヒメシャラの剪定は、12月~2月前後が適しているといわれています。

剪定方法

夏椿を剪定するときは、このような枝を取り除くとよいでしょう。

・重なった枝
・枯れ枝
・長く伸びた枝

枝を切るときは、付け根から切るようにしてください。太い枝を切ると枯れこむこともあるため、切った後は保護剤を塗るようにしましょう。

夏椿の基本の育て方

夏椿を美しく育てるためにも、正しいお手入れ方法について知っておきましょう。

日当たり

夏椿は日当たりのよい場所を好みます。ただし、強い日差しが当たるような場所は苦手なので、西日が当たらないような場所で育てるようにしましょう。

水やり・肥料

夏椿は乾燥を嫌います。そのため、水切れを起こさないように気をつけてください。土の表面が白っぽくなったら、たっぷり水を与えるようにしましょう。乾燥が悪化してしまいますと、葉の先が枯れてしまうこともあります。

植え付け方

夏椿の植え付けは、11月中旬~3月中旬におこないます。地面に根鉢の2~3倍くらいの大きさの穴を掘り、腐葉土1:土3の割合で混ぜ、植え付けます。植え付けが終わったら支柱を立てて、根が張るのを待ちましょう。

増やし方

夏椿は種まきで増やすことができます。秋になると果実が熟し、種が採取できるようになるので、取ったらすぐにまきましょう。発芽まで乾かさないように気をつけてください。発芽は翌年の春~翌々年の春になるでしょう。

注意したい病害虫

夏椿は「カイガラムシ」「アブラムシ」「ハダニ」の発生により、植物に排泄物が付着してしまうことがあります。排泄物はすす病の原因にもなるため、発生しないように気を付けなければいけません。

すす病とは、カイガラムシなどの害虫の排泄物をすす病菌がエサにして繁殖してしまう病気のことをいいます。すす病にかかると、葉や幹が黒ずんでしまいせっかくの美しい見た目が台無しになってしまうほか、場合によっては植物が枯れてしまうおそれがあります。

害虫は湿気の多い環境を好むため、できるだけ風の通りがよい環境で育ててください。害虫を見つけたら被害が広がってしまうまえにすぐに駆除するようにしましょう。

夏椿の剪定が難しく感じたらプロに依頼しよう!

夏椿の剪定は、最小限で済むので比較的簡単に感じるかもしれません。しかし、枝を切りすぎたり間違った剪定をおこなってしまうと、ダメージ与えてしまい生育に影響が出てしまいます。

また、自分での剪定によって自然な樹形が乱れてしまい不自然な形になってしまってはせっかくの魅力を損ねてしまいます。もし「剪定をしようとしたけどやっぱり難しそう」と感じるようでしたら、プロに依頼をするのもオススメです。

プロの知識と経験があれば、夏椿を美しく剪定してくれるでしょう。剪定業者を選ぶときは、料金をあらかじめ見積りで確認してから依頼をするようにしてください。少しでも安く依頼したいとのことでしたら、複数の業者に見積りを依頼し、料金を比較してみるのもよいかもしれません。

まとめ

住宅の象徴として人気の夏椿は、春夏秋冬を通して成長を楽しむことができます。住まいのお庭に1本植えるだけでも、和の雰囲気を演出し風情を感じさせることができるでしょう。

夏椿は基本的に自然樹形を楽しむ木ですが、不要な枝が生えてきているようでしたら2~3月上旬に剪定をしてください。太い枝を切ると枯れこんでしまうことがあるので、必ず保護剤を塗るようにしましょう。

もし自分で剪定をするのが難しいと感じるようでしたら、プロに依頼するのもオススメです。弊社にご相談いただければ、複数の加盟店からプロの剪定業者をご紹介させていただきますので、ぜひご利用ください。

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