
コハウチワカエデは、美しい紅葉を見せるモミジの仲間として、日本の秋を彩っています。庭木としても非常に人気の高い樹木になるので、「コハウチワカエデを庭木として植えてみたい!」とお考えになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、コハウチワカエデの育て方・剪定などの手入れについて解説していきます。
目次
コハウチワカエデの育て方のポイント
コハウチワカエデを庭木として育てるためには、どんな点に気を配ればよいでしょうか。こちらではコハウチワカエデの育て方のコツを見ていきましょう。
日当たりのよい場所を好む
コハウチワカエデは寒さに強く、日陰になっている場所で育てても問題ないそうです。ただし、秋にきれいな紅葉を見たいのであれば、できるだけ日当たりのよい場所で育てることが大切といえるでしょう。
水はけのよい土壌
なるべく、水はけのよい場所に植えることが大切です。よくモミジを見かける山間部の土壌と、同じような状態にするように心がけると樹木も自然に育ちやすくなるでしょう。土をより育ちやすくする「堆肥」などの肥料や腐葉土を一緒に合わせて、植え込みをしていくのがおすすめです。
より肥えた土に仕上がり、コハウチワカエデのその後の育ち方にも影響してきます。さらに根腐れなども防ぐこととなるので、樹木が育ってきてから余計な手がかからなくなります。
病害虫には強い
コハウチワカエデは一般的に害虫はつきにくいといわれていますが、モミジにはテッポウムシとよばれるカミキリムシの幼虫が発生しやすいそうです。万が一テッポウムシが発生すると、幹や枝を食い荒らしてしまい、樹木を弱らせてしまうおそれがあるため殺虫剤などで駆除しましょう。
コハウチワカエデを庭木にしたい!
コハウチワカエデは紅葉がとても美しいため、シンボルツリーとしても人気が高い樹木です。とくに秋になると葉が色づくため、季節を感じることができて庭先にも彩りをあたえてくれるでしょう。
コハウチワカエデを庭木として育てることを考えたときに、一番のメリットはカエデのなかでもコンパクトな大きさの品種に分類されるため、手入れがしやすいということがあげられます。ほかにも、一部をのぞいて害虫にも強い、丈夫な性質も育てやすさのひとつではないでしょうか。
コハウチワカエデの育て方のポイントとして、好みの高さを保てるように、樹形を整えておくことが大切です。樹形さえ整えておけば、玄関先をかざる家の顔として、景観を十分に引き立ててくれて、より強みが増すでしょう。
コハウチワカエデは庭木としてあつかいやすい大きさと、十分な環境適応力をそなえていることから人気の樹木です。
コハウチワカエデに剪定は必要?
基本的にコハウチワカエデは自然にバランスが取れるため、ほとんど剪定をする必要がないといわれています。ただし手入れでコハウチワカエデを剪定する場合には、おこなう適切な時期やおさえておくポイントがあるので確認しておくとよいでしょう。
剪定するのに適した時期は、11月~12月の秋から冬にかけてとなります。冬場は、おもに樹木を整えるための剪定が好ましいでしょう。不要な枝を切ったり、枝数を少なくするなどの手入れが非常に有効になります。
剪定時期が遅れてしまうと、樹木の活動時期に入るので新しく生える枝を誤って剪定してしまうかもしれません。適切な剪定の時期を把握しておくことも、コハウチワカエデの育て方の大切なポイントといえるでしょう。
ほかにも剪定をおこなうには、高所に上がって作業をすすめる状況も考えられるでしょう。足場の不安定な高所での剪定は、危険がともなうため、自分でおこなうことに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。業者に依頼するのもひとつの方法として有効です。
業者に依頼すれば、高所での剪定作業に対応してもらえます。ほかにも、コハウチワカエデの庭木としてのあつかい方やモミジカエデ類の適切な剪定方法を守って、手入れをすすめてくれるため安心といえるでしょう。
コハウチワカエデとモミジ
コハウチワカエデは、モミジと同じ種類の仲間になります。イロハカエデともよばれており、カエデ類を総称してモミジとよぶ場合もあるのです。よく葉のちがいなどで、モミジとイロハカエデは分けられているといわれていますが、とくに大きなちがいはないそうです。
カエデやモミジの種類では、イロハモミジやオオモミジやハウチカエデやヤマモミジなどが確認されています。カエデやモミジは、葉が5本~7本に分かれている場合が多く、ヤマモミジのように最大9本にまでわかれる種類もあるでしょう。
ほかにも、微妙な葉の大きさや切れ込み、葉柄のちがいなどによって分類されているのです。たとえば、ハウチワカエデは葉の切れ込みが浅くなっています。また、イロハカエデとオオモミジは葉の大きさが違うため、コントラストを生み出し、彩りを楽しませてくれています。
さらにコハウチワカエデは育て方として、庭木で育てるだけではありません。盆栽として育てることでも、人気を集めています。鉢植えに植えられた、小さなモミジが彩る、コンパクトな美しい紅葉は非常に心ひかれるものがあるのではないでしょうか。ほかにも置き場所も簡単に移動できるため、育てる環境の管理もしやすいという利点があげられます。
まとめ
コハウチワカエデを庭木として秋に紅葉を楽しむためには、育てる環境がとても大切になってきます。寒さや害虫にも強いという特徴をもっており日陰でも育ちますが、美しい紅葉を見たいのであれば日当たりのよい場所で育てるのがおすすめです。
育てるときの手入れとして、コハウチワカエデを剪定する場合には、11月・12月の冬のシーズンが最適です。ただし大きな枝を切るなどの剪定は、時期を遅れないように注意すると良いでしょう。適切な剪定時期を守ることは、コハウチワカエデの育て方の大切なポイントになります。
ほかにも剪定をおこなう場合には、高所に上がっての作業も出てくるかもしれません。足場の不安定な高所での剪定は、危険をともなうので不安な方は業者におまかせするのもおすすめです。
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