
栽培のしやすさから、コデマリは多くの家庭で栽培されています。しかしコデマリは、適度に剪定をしないと花が咲きにくくなったり、害虫に晒されたりしてしまいます。だからといって、落葉している秋や冬に剪定してしまうと、翌年の花が少なくなってしまうのをご存知でしょうか?。
この記事ではコデマリの剪定について、適切な時期や方法について詳しく説明しています。やってはいけない剪定方法もご紹介していますので、最後まで目を通していってくださいね。
目次
コデマリの剪定方法をおさえよう!
コデマリは、自然のままで放っておくと枝の数が多くなり、風通しが悪くなってしまう植物です。風通しが悪くなると湿気がこもり、病気や害虫の原因となってしまいます。そのため、コデマリの栽培には剪定が必要不可欠なのです。
しかし、時期を外してしまうと次の年の花が少なくなってしまいます。翌年もきれいな花をみるためには剪定の時期や方法などポイントをおさえておきましょう。
コデマリを剪定する時期
コデマリを剪定するのにベストな時期は花が終わった5~6月頃です。コデマリは翌年の花となる花芽を秋頃につけるので、この時期であれば翌年の花を切り落としてしまう心配がありません。
また、6月から夏にかけて伸びてくる新しい枝は、剪定をおこなわず放っておくと、根本の部分の風通しが悪くなってしまいます。風通しが悪くなると、害虫や病気の原因にもなるのです。それを予防するためにも、花が終わったら剪定をおこなうようにしましょう
そのほか、コデマリは5年ほどたつと花がつきにくくなるという特徴があります。長年、花を楽しみたいなら、数年に一度は太い古い枝を切って株を若返らせてあげましょう。根本から切ってしまっても、コデマリは枯れることなく新しい枝を伸ばしてくれます。
コデマリを剪定する方法
コデマリの剪定は、主に剪定ばさみでおこないます。剪定ばさみは枝をカットすることに長けていますので、ある程度の太さであってもカットすることができます。ただ、古い枝などは太くて固いので、剪定ばさみでは切ることが難しいかもしれません。
そんなときは、両手持ちの太枝切ばさみを使ってカットしてください。太枝切ばさみでも難しければ、園芸用のこぎりを用意しましょう。園芸用ののこぎりに片手でも扱える小ぶりのものがありますので、それを用意しておいてください。
コデマリの剪定はココがポイント!
コデマリの剪定は形を作るというよりは、自然体の形のものを整える方向でおこなっていきます。また、枝の数が多すぎると風通しが悪くなるため、枝を間引きする必要があります。コデマリを剪定する前にポイントを確認しておきましょう。
樹形をきれいに整える
コデマリは垂れさがる枝ぶりが魅力的な花木です。流れに反する上向きの枝などは根本から切って形を整えましょう。また、ほかの枝より勢いよく成長し上向きに生えている枝を「徒長枝」(とちょうし)といいますが、この枝も切り落としてしまいます。徒長枝は、放っておくと養分がそこに流れ、花のつきが悪くなってしまいますので、しっかりカットしておきましょう。
コデマリの花は垂れた枝先につきますので、柳の枝のように垂れさがった状態をイメージして、はさみを入れていってください。剪定するときは根本から半分以上を残すようにして剪定していきましょう。それ以上は刈り込みすぎとなり、翌年の花が少なくなってしまう可能性があります。
風通しのよい状態を保つ
コデマリの成長スピードはとても早く、どんどんと新しい枝が出て大きくなります。そのため、枝の数が多くなるとどうしても中心部分は込み合って窮屈になってきてしまうのです。この込み合った状況を改善し、風通しをよくするためにも剪定は大事な作業となります。
もし風通しが悪いままにしておくと、アブラムシが発生したり病気にかかりやすくなったりするので、剪定は必ずおこなうようにしましょう。ほかにも、枯れてしまっている枝や花の数が少ない枝などは根本から切ってしまってかまいません。
注意!コデマリのNGな剪定とは…?
コデマリは冬には落葉し、枯れ木のような姿になってしまいます。剪定が楽におこなえそうですが、この時期に剪定をするのは止めておきましょう。この時期の剪定は、せっかくつけた花芽を切り落としてしまうことになるからです。
また、この時期に剪定をしても新しい枝は出てきません。コデマリはその年に伸びた新しい枝に花芽ができる性質がありますので、剪定は新しい枝が伸びる前の5・6月がベストでしょう。
しかしコデマリを剪定するときは、たとえ適切な時期であっても、刈り込みすぎると枝が少なくなってしまい、次の年の花が寂しいものになってしまうことがあります。刈り込みすぎで枯れてしまうことはありませんが、翌年の花が少なくなってしまいますので注意しましょう。
また、コデマリは古い枝には花がつきにくい傾向があります。5年以上たった枝は、根本から切ってしまいましょう。もったいないですが、そのまま放置しておくと枯れ枝が増え、花も咲かなくなってしまいます。また、害虫や病気の被害にもあいやすく、樹木そのものの寿命も短くなってしまうなどデメリットが多くなってしまうのです。
業者に剪定を依頼するのもひとつの手
コデマリの剪定は樹木のためにもした方がいい大事な作業です。剪定をおこなわずにいると害虫が発生したり、翌年にきれいに花がつかなかったりしてしまいます。コデマリを剪定するときは時期と手順を守り、翌年も花が楽しめるように手入れをしてあげましょう。コデマリはきちんと手入れをすれば、きれいに咲いてくれる扱いやすい花でもあります。
とはいっても、忙しいなかで剪定にベストな時期にお手入れの時間を作るのは大変ですよね。そんなときには、剪定業者を頼るのはいかがでしょうか。樹木に精通している業者なら、翌年もきれいな花が咲くようにコデマリの剪定をおこなってくれるはずです。ぜひ、選択肢のなかに業者の利用を入れてみてください。
まとめ
コデマリの剪定をさぼると、害虫や病気の原因になったり翌年の花が少なくなってしまったりとデメリットが大きくなってしまいます。コデマリの剪定は花が終わったら積極的におこなっていきましょう。剪定は枝の半分以上を残すようにして刈り込み、枯れた枝や上向きに生えている枝は根本から切ってしまってください。
この時期を外してしまうと、翌年に咲く花が減ってしまうため、タイミングが大事な作業になります。その時期に時間が取れればいいですが、無理なようでしたら業者に頼んで、簡単に剪定を済ましてしまいましょう。上手に業者を利用してきれいな庭を維持していってくださいね。
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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。
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