
ブルーベリーを育てているのに、なかなか成長しないということはありませんか。もしかするとそれは、正しく剪定できていないからかもしれません。家でもおいしいブルーベリーを育てるためにも、枝を整えるなどの剪定をおこないましょう。
この記事ではブルーベリーの剪定方法を時期や樹齢別だけでなく、コツも解説していきます。剪定についてしっかりと理解をして、見た目も美しいブルーベリーを育てましょう。
目次
初心者必見!ブルーベリー剪定のコツ
ブルーベリーの剪定は、よりおいしい実にするために重要な作業です。また剪定にはいくつかコツがあります。この章では3つのコツをご紹介していきます。
思い切って枝を切る
まずひとつが「思いきって枝を切ってしまう」ということです。どうしても剪定は躊躇してしまう作業でしょう。しかし後々の成長のことを考えると、重なり合ってしまったり、極端に長い枝は切ってしまったほうがよいのです。
樹齢によって剪定方法を変える
ブルーベリーの剪定は、木の樹齢によって方法は異なります。まず苗を植え付けてから1年から2年ほどしか経過していない木は、花芽とよばれる枝の先端についている芽はすべて切り落としてしまいましょう。これは今後の成長を妨げてしまうからです。
また3年以上の木である場合は、弱っていたり枯れてしまっていたりする枝をすべて切り落としてしまいましょう。こうして剪定することで、主軸となる枝を残すことができるのです。
花芽の量に注意する
樹齢が3年以上の木にある花芽はブルーベリーの実となるため、枝ごと剪定をしてしまわないように注意しましょう。いっぽうで花芽が1本の枝にいくつも存在してしまうと、それぞれの実の成長を妨げてしまいます。そのため花芽は1本の枝に3つほどを目安として、間引きをおこなったほうがよいでしょう。
剪定時期は初夏と冬の年2回がおすすめ
ブルーベリーの木は、葉がついている時期にはたっぷりと養分をたくわえています。そのため葉がある時期の剪定は、あまりおこなわないほうがよいでしょう。ブルーベリーの剪定に適した時期といわれるのは2月から3月ごろです。
2月から3月ごろであれば、ブルーベリーの木に花芽が付きはじめるため、剪定がしやすくなります。さらに寒さで弱ってしまった枝などを剪定することも可能です。ブルーベリーの木は、暖かい季節になると成長を始めます。そのため成長前の木を剪定しておくと、これから伸びる枝に十分に栄養をいき渡らせることができるのです。
また、5月から6月の暖かい時期にも剪定をおこなったほうがよい場合もあります。それは勢いよく成長してしまった枝がある場合です。
勢いよく成長してしまった枝を剪定すると、風通しをよくすることにつながり、害虫の発生を防ぐことできます。そのため、あまりに枝が生えすぎてしまった際は、5月から6月の時期にも剪定をおこなうとよいでしょう。
樹齢・時期ごとのブルーベリーの剪定方法
ブルーベリーの剪定は樹齢や季節によって方法が異なります。それぞれの剪定方法についてみていきましょう。
樹齢ごとの剪定方法
まずブルーベリーの樹齢が1から2年ほどの場合、主軸となる木の形を整えるための剪定をおこないます。そのため花芽がついている枝先を数センチ切り落としましょう。
樹齢が3年以上の場合は、大きなブルーベリーの実がなるような剪定をおこないます。そのため花芽の大きさをもとにして、剪定を進めていきます。大きくて太い花芽はそのまま残して、細いものは取り除いてしまいましょう。
また樹齢が4年以上の木の場合は、主軸となる枝を残すための剪定をおこないます。最終的に8本程度の枝が残るとよいでしょう。剪定する枝は細かったり、古くなっていたり、また花芽が多くついていたりする枝を選びます。
時期ごとの剪定方法
冬の剪定は前述したように、暖かい季節に向けて全体に栄養をいき渡らせることが目的です。そのほかにも、実のつきすぎを防いだり、収穫をおこないやすいようにしたりするという目的もあります。
そのため5センチ以下の小さな枝は、ほとんど剪定してしまってよいでしょう。また背の低い枝はあまり日があたらず成長が見込めないことがあるため、剪定することをおすすめします。
夏の剪定目的は、風通しをよくし害虫などを防ぐことです。そのため、長い枝は長さを3分の1程度に短くしたり、下向きに垂れ下がっている場合は枝分かれから剪定してしまったりしましょう。また根本に生えている枝に花芽がつくことはあまりないため、一緒に剪定してしまうとよいでしょう。
ブルーバリーの栽培に剪定が必要な理由
そもそもなぜブルーベリーの剪定をする必要があるのでしょうか。剪定の必要性にはさまざまな理由があります。いくつかご紹介していきます。
木の形を整える
まずひとつめが木の形をきれいに整えるという理由です。ブルーベリーの木がどんな形であっても、実がきちんとついて美味しければよいというかたもいるかもしれません。
しかしお庭のガーデニングとして育てている場合など、木の形を気にすることもあるでしょう。剪定をおこなうことで、木の形を整えることにもつながるのです。
害虫や病気を予防
剪定をおこなわないでいると、枝は伸び放題となり、害虫が付きやすくなってしまいます。もちろん、きちんと剪定をおこなっていたら必ず害虫が付かないというわけではありません。しかし、不要な枝を切り落として風通しがよくすることで、害虫や病気発生の予防につながります。
健やかな成長を促す
剪定は木の形を整えたり、害虫を予防をしたりするだけではなく、実や枝の健やかな成長にもつながります。剪定をおこなうことで、木全体に十分な栄養を届けることが可能です。また日の当たりもよくなるため、日光をしっかりと浴びることができるでしょう。このように剪定は木の成長には欠かせないものなのです。
剪定前に必要な準備のポイント
ブルーベリーの枝や花芽を切るなど剪定をおこなう際に必要となるものがいくつかあります。まずひとつめが「剪定用のはさみ」です。ブルーベリーの枝は成長とともに、太くなっていきます。太くなった枝でもきれいに切ることができるよう、剪定用のはさみを準備しておきましょう。
ふたつめが掃除道具とゴミ袋です。枝などを剪定しているとゴミが増えていきます。周囲をきれいに保つためにも、剪定後の枝などはまとめてゴミ袋に入れてしっかりと処理をしましょう。
ブルーベリーの剪定で準備しておく必要がある最後のアイテムが「軍手」です。剪定をする際は、木の枝に触れるため手を保護しておいたほうがよいでしょう。剪定中に毛虫などに遭遇することもあるため、身の安全を確保するためにも軍手を着用しておくと安心です。
このように、剪定をおこなう際は必要となるものを事前に準備しておきましょう。どれも簡単にそろえることができるものばかりなので、剪定を考えているかたは早めに用意しておくことをおすすめします。
まとめ
ブルーベリーは樹齢や季節によって、剪定の方法が異なります。それぞれの条件に合わせた方法でおこなうとよいでしょう。
そもそもブルーベリーの剪定には木の形を整えたり、害虫の予防、成長を促したりする目的があります。ブルーベリーの成長にも大きく影響する剪定は、適切な道具を用意してしっかりとおこないましょう。自分で剪定をおこなうのが不安な場合は、業者に依頼することをおすすめします。
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