剪定とは?が5分でわかる!初めてでも庭木を美しくできる方法

2021.11.29

剪定とは?が5分でわかる!初めてでも庭木を美しくできる方法

家に立派な庭木があるのに、「お手入れできずに見栄えが悪くなってきた」なんてことはありませんか?その庭木、剪定すればきれいに整えることができます!

植物は、放っておいたらどんどん大きくなって無造作に枝葉を伸ばします。
そのままにしておくと、見栄えが悪くなるのはもちろん、害虫を寄せ付けてしまう原因にもなります。
美しい状態を保つためには、適切な剪定が必要です。

本記事では、剪定とはなにか、誰がおこなうものなのかなどをご紹介します。
また、剪定方法は1種類ではないので、目的別にどのような剪定が必要なのかもあわせて解説します。

美しい庭木に剪定は不可欠です。定期的におこなって枝の量や樹形を整え、いつ見ても素敵だと思える庭木を取り戻しましょう。

剪定は健康で美しい庭木をつくる作業

剪定作業

庭木のお手入れをする際によく耳にする剪定とは、枝の一部を切り落として、樹形を整えたり樹木の生長を促したりする作業です。具体的には、以下のような目的でおこないます。

剪定の目的
  • 大きさを調整する
  • 樹形を整える
  • 病害虫被害を予防する
  • 花の数を増やす
  • 実の生長を促す

樹木は、太陽や土、雨から得る栄養があれば勝手に生長します。
放っておけば、サイズが大きくなるのはもちろん、枝葉があちこちに広がって樹形を乱し、混み合った枝は病気や害虫の被害にあって庭木が枯れる原因になります。

大きな木は強剪定で小さくして、樹形を乱す木や枝の混み合った木は弱剪定でバランスを整えましょう。剪定の強弱については後ほど詳しくご紹介しますので、そちらを参考にしてください。

また、花や実を付ける樹木の場合は、栄養が分散しすぎないよう調節することによって、花の数を増やしたり実を美味しくしたりすることが可能です。
華やかなお庭をつくりたい方にも剪定は必須のお手入れなので、しっかりと本記事の内容を確認してください。

樹形を大きく変えるなら強剪定

庭木のサイズや樹形を大きく変化させるのが強剪定です。深い剪定、基本剪定などと呼ばれることもあります。
大きくなりすぎた木の仕立て直しに適しているので、形を整えるだけでなく、枝おろし剪定のように樹木の移植をする際にもおこなわれます。

うっそうとした庭木を一気にスッキリさせることができる剪定方法ですが、枝を根元から切り落としたり太い枝を切ったりするので、庭木には大きな負担がかかるという点に注意が必要です。
やりすぎると庭木が枯れる原因になるので、強剪定は年に1回程度を目安におこないましょう。

細かい調整をするなら弱剪定

枝葉の量を減らし、樹形をあまり変えずにバランスを調整するのが弱剪定です。軽剪定と呼ばれることもあります。
庭木の生長を促したいときや、全体のバランス調整に適した剪定方法です。

弱剪定をした部分から伸びる枝は、あまり勢いよく生長しません。
剪定後に伸びた枝が大きく樹形を変えることもないので、今の庭木の大きさや樹形が気に入っている方におすすめです。

なお、弱剪定で切る枝は短い枝先や細い枝が基本なので、庭木にかかる負担は小さいです。
年に2回くらいならおこなっても問題ない植物もあるので、こちらの記事でご紹介している剪定時期を参考にしてください。
植木の剪定時期はいつ?イラストで見る枝の切り方・造園業者の料金

安く済ませたいなら自分で剪定

安価で気軽に剪定したいなら自分でおこなうのがおすすめです。
作業をするのが自分なので、人件費がかかりませんし、業者を探したり依頼の連絡をしたりする手間がかかりません。

ただし、安さや手軽さといったメリットばかりあるわけではありません。
最初からきれいに仕上がる保証はありませんし、失敗すれば植物が弱ったり枯れたりするおそれもあります。
「確実に美しい見た目に仕上げたい」「植物を傷つけない安全な方法がいい」という方は、剪定業者に依頼しましょう。

メリット デメリット
・費用は最初にそろえる道具代のみ
・他人を敷地に入れなくていい
・日程や時間を自分で決められる
・剪定後の枝の処理が面倒
・全体のバランスを整えるのが難しい
・身体的に負担がかかる
・失敗のリスクが高い
・慣れない作業で時間がかかる

デメリットまで把握したうえで、自分で剪定することを決めた場合は、道具の購入が必要です。
専用の道具は複数あり、それぞれ用途が異なります。
ご紹介する種類と用途を確認して、必要なものをそろえましょう。

自分で剪定する際に必要な道具

自分で剪定する際に使用する道具は、枝を切るために使用するものが3種類、それ以外のものが3種類の計6種類あります。
それぞれ用途をご紹介しますので、必要な道具を厳選する際の参考にしてください。

枝を切るために使用する道具

・剪定バサミ
枝を切る専用のハサミで、おもに弱剪定にのみ使用します。種類は複数あり、枝の太さや庭木の樹高、剪定方法によって適したものが異なるので、さまざまなハサミを用意しておくと、使い分けができて便利です。

一般的な剪定バサミは、刃も柄も短く、手元を確認しながら使えます。
ほかには、高所の剪定に適した柄の部分が長い高枝切りバサミ、樹木の表面を整えるのに適した刃の部分が長い刈り込みバサミなどがあります。

剪定作業は時間がかかることもあるので、持ちやすい軽量ですべりにくいグリップのものがおすすめです。

・剪定用ノコギリ
剪定バサミでは切れない太さの枝を切るときに使用するもので、おもに強剪定で活躍します。

刃が安定しないと、うまく枝が切れず庭木を傷つけてしまうおそれがあるので、刃の耐久性があり、しなりの少ないものがおすすめです。

コンパクトに収納したい方や持ち運びが必要な方は、折り畳み式を購入すると便利です。

・ヘッジトリマー(バリカン)
樹形から飛び出した枝を切るときに使用する機械です。
生垣を整える際に使われることが多い道具で、細かい調整をするのではなく、手っ取り早く表面部分を整えるために使用します。

使い勝手がいいのは、持ちやすい軽量の両刃タイプです。
軽いもののほうが使っていて疲れにくいですし、両刃タイプであれば使用する向きを気にする必要がありません。

ヘッジトリマーが必要なのは、後ほどご紹介する刈り込み剪定をおこなう場合です。枝葉のバランス調整や庭木のサイズ調整には使えないので、不要な方は購入しなくても問題ありません。

枝を切る以外に必要な道具

・脚立
庭木の樹高が高く、枝先に手が届かない場合に使用します。
足をかける場所が両サイドにある一般的な脚立でも問題ありませんが、園芸用の三脚タイプだと、より庭木に近い場所で作業できて便利です。

・軍手
剪定時に自分の手を守るために着用します。硬い枝や尖った切り口でケガをするおそれがあるので、枝葉に直接手が触れないよう軍手着用すると安心です。

・掃除道具
剪定後には枝葉が地面に散らばります。そのまま放置するわけにはいかないので、ほうきや熊手で枝葉を集めて自治体のルールにしたがって処分しましょう。

剪定バサミの細かい種類や上記の道具のおすすめ商品は別の記事でご紹介しています。
購入を検討する場合は、こちらを参考にしてください。
剪定に使う道具って?枝はどこを切ればいい?剪定について詳しく解説

楽に剪定したいなら剪定業者に依頼

庭木の剪定を楽に済ませたい場合は、業者依頼がおすすめです。
利用頻度が高いと費用は高くなりますが、「理想の形にならない」「なかなか終わらなくて面倒くさい」という事態は避けられます。

ただし、自分で剪定するケースと同様、業者に依頼する場合もデメリットはあります。
自分で剪定するより費用がかかりますし、日にちや時間を自分だけで決めることはできません。
安さを重視する方や忙しくて業者と予定を調整するのが難しい方は、手っ取り早く自分で剪定してしまいましょう。

メリット デメリット
・植物の性質を考慮できる
・剪定後の枝の処理が楽
・失敗のリスクが低い
・短時間できれいに仕上がる
・身体的な負担がない
・利用するたびに費用がかかる
・他人を敷地に入れなければならない
・日程や時間の調整が面倒

業者依頼の費用相場

業者に剪定を依頼する場合は、費用相場を確認しておくことが大切です。
相場がわかれば、業者に見積りを依頼したときに、費用が妥当かどうかを判断する基準になります。

庭木1本あたりの剪定費用相場
低木(3メートル未満) 6,304円
中木(3メートル以上5メートル未満) 10,287円
高木(5メートル以上7メートル未満) 14,884円

※相場はお庭110番で受けた剪定と枝落としの施工費用相場をまとめたものです。

上記の金額はあくまでも目安です。手入れしにくい場所に庭木が植えられていたり、松などの剪定方法がほかの植物と異なるものだったりすると、相場より高額になることもあります。
「ちょっと高いかも」と思ったら、業者に高額な理由を確認しましょう。

また、ご紹介した相場は庭木の剪定費用のみの金額です。
ゴミの処分を依頼する場合は追加料金がかかることもあります。

ゴミの処分費用は軽トラ1台分で5,800円が相場です。少しでも費用を抑えたい場合は、ゴミの処分だけ自分でおこなうという手もあります。
少し手間はかかりますが、量が少なければそこまで大がかりな作業でもないので、費用削減方法として参考にしてください。

※ゴミの処分費用は、剪定業者5社が提示する枝の処分費の平均を算出したものです。

業者選びは【生活110番】におまかせ

業者依頼のメリットとデメリット、相場などを見て「剪定は業者に依頼しよう」と決めたら、次はどこに依頼するのか決めなければなりません。

剪定業者は日本全国に数多く存在しますが、業者によって対応できる地域や作業内容は異なります。
1から自分で業者を探すのは時間がかかってしまうので、業者を決める際は当サイト【生活110番】をぜひご利用ください。

生活110番は、電話やメールLINEなど、さまざまなツールからご相談が可能です。
家でゆっくりしているときでも外出中でも、気になったタイミングでいつでもお気軽にお問合せください。

目的別3つの剪定方法

強剪定と弱剪定という分類とは別に、剪定方法には以下の3つの種類があります。

  • 透かし剪定
  • 刈り込み剪定
  • 切り戻し剪定

これらはすべて目的の異なる剪定方法です。使用する道具も違えば、庭木の仕上がりも変わります。
それぞれどのような状態の庭木に必要なお手入れなのかご紹介します。

自分で剪定する場合はもちろん、業者に依頼する場合でも、希望の仕上がりを伝えるために役立つので、是非チェックしてください。

生長を促す透かし剪定

①(透かし剪定)

透かし剪定は、量が増えて混み合っている部分の枝を減らす剪定方法です。
幹や枝の日当たりや風通しをよくして、樹木の生長を促したり病害虫の被害を予防したりすることが目的です。枝透かし剪定や枝抜きと呼ばれることもあります。

透かし剪定で切る枝は、長さも太さもさまざまで、強剪定をするか弱剪定をするかで呼ばれ方が変わります。
太い枝なども含めて、弱ったり枯れたりした枝を根元から切る強剪定を荒透かしもしくは大透かし、枝先の細かい調整など、枝の一部だけを切る弱剪定を小透かしといいます。

枝同士の隙間がなくなるくらい密集して生長している場合は、透かし剪定をおこないましょう。

樹形を整える刈り込み剪定

②(刈り込み剪定)

刈り込み剪定は、刃の長い刈り込みバサミやヘッジトリマーという剪定用のバリカンを使用して、枝葉の長さと形を整える剪定方法です。

美しい樹形をつくることが目的なので、枝葉の量はほとんど調節しません。
そのため、複数の植木を寄せ植えして目隠しのようにする生垣や、植木を丸や円錐、動物などに形づくるトピアリーの剪定に適しています。

手っ取り早く見た目を整えたい場合や、目隠し効果のために枝同士の隙間をつくりたくない場合は、刈り込み剪定をおこないましょう。

庭木を小さくする切り戻し剪定

切り戻し剪定-1

切り戻し剪定は、枝を短く剪定して庭木をコンパクトにする剪定方法です。
剪定する枝が少なくて短い場合は切り戻して剪定切り返し剪定、大量の枝を剪定して太い枝などまで切る場合は切り詰め剪定と呼ばれます。

大きくなりすぎた木を小さくするのはもちろん、樹形や見栄えが気に入らない庭木を仕立て直すときにも最適です。

また、花や実が付く樹木の場合は、花や実がつかなくなった枝や生長が遅くなった枝を切り戻すことで、花や実をよく付ける新しい枝の生長を促すことができます。
これは更新剪定と呼ばれる切り戻し剪定の1種です。

今の樹形が気に入らないときや花付きや実付きが悪くなった場合は、切り戻し剪定をおこなって、庭木の仕立て直しをおこないましょう。

剪定をせず放置した場合のリスク

ここまでは剪定で得られるメリットや剪定方法などについてご紹介してきました。
しかし、「剪定は絶対に必要?」「やらずに放置したらどうなるの?」と思う方もいるでしょう。
そこで、この章では仮に剪定をしなかった場合に発生するおそれのあるリスクについてご紹介します。

剪定は、美しい庭木を育てるために欠かせないお手入れで、やらずに放置すると以下のようなリスクがあります。

  • 見た目が悪くなる
  • 病害虫被害が発生しやすくなる
  • 近隣トラブルの原因になる

一度トラブルが起こった庭木の状態を回復させるためには、時間や手間、お金がかかります
複数のトラブルが同時に発生すれば、さらに回復は難しくなり、最悪の場合枯れてしまうこともあります。
剪定を怠った場合に起こる庭木や自分への影響を知り、剪定の必要性を再確認してください。

見た目のバランスが悪くなる

庭木は大きさと形のバランスが重要ですが、自分の理想の形は人が手を加えなければ保てません。
庭木に存在感があればあるほど、見栄えの良し悪しがお庭全体の印象を左右します。
自然に育つ樹形が理想と違うと思ったら放置せず剪定してください。

特に、飛び出すように勢いよく伸びる枝や根元に生える細い枝は、見た目のバランスを崩すだけでなく、庭木の生長を阻害します。
樹形が乱れるのはもちろん、花や実の数が減ってしまうおそれもあります。

剪定で樹形や枝葉の量のバランスを整えて、お庭に目を向けたくなるような美しい状態を保ちましょう。

病害虫被害にあうリスクが高くなる

剪定を怠った庭木は、枝同士に隙間のある樹木に比べて病害虫被害発生のリスクが高いです。
というのも、透かし剪定をしていない庭木は、枝葉が混み合って生長します。
内側は日当たりも風通しも悪いので、暗くじめじめした病気や害虫が好む空間ができてしまうのです。

病害虫の被害を受けた部分は、枝葉の色が悪くなったり生長が遅くなったりしますし、最悪の場合は庭木自体が枯れる原因にもなります。

予防用の殺虫剤で消毒しておくという対策方法もありますが、薬品を使うことに不安を覚える方もいるでしょう。
病害虫予防を安全におこないたい方は、定期的に剪定をおこなってください。

敷地外に伸びる枝が近隣トラブルの原因になる

庭木の枝葉は、放っておくと自宅の敷地外まで伸びることがあります。
枝先が多少伸びた程度なら、少し切れば済むだけの話かもしれませんが、隣家に影響が出る場合はそうはいきません。

庭木の枝につく葉っぱや花びら、果実などは時間が経てば枯れたり落ちたりします。
伸びた枝に害虫が発生しているおそれもあります。

その枯れ葉や腐った実の処理をしなければならなかったり、本来発生しないはずの害虫被害が発生したりすれば、トラブルに発展してもおかしくはありません。

隣家の方は、伸びた枝葉を迷惑だと思っていても、法律上勝手に切ることができません。
木の根が敷地内に侵入している場合の切除は認められていますが、枝の切除は認められていないのです。

民法による剪定に関する条文
(竹木の枝の切除及び根の切取り)
第233条 隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。

2 隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、その根を切り取ることができる。

※引用元:法令リード:民法:条文

また、枝葉が道路の見通しを悪くしてしまったり、近くを通る車や人を傷つけるおそれがあったりする場合は、道路の管理者から剪定の要請が来る場合があります。

隣家の方や道路の管理者から剪定の依頼があった場合は、速やかに対応して大きなトラブルにならないよう対策してください。

まとめ

ご紹介してきたように、剪定は健康で美しい庭木を育てるために欠かせないお手入れです。
年に1~2回おこなうだけで、以下のようなメリットが得られます。

  • 庭木を育てやすい大きさに保てる
  • 枝葉の量や樹形のバランスが整う
  • 日当たりや風通しがよくなり病害虫の予防になる
  • 栄養が効率よくいき渡り花や実がよく付く

ただし、剪定するといっても方法はおもに3種類あり、どんな道具を使って枝をどう切るかで見た目がガラッと変わります。
庭木の生長を促すなら透かし剪定、樹形を整えるだけなら刈り込み剪定、サイズを小さくしたいなら切り戻し剪定をおこないましょう。

また、剪定をせずに庭木を放置した場合のリスクも忘れてはいけません。
伸びっぱなしの枝葉や景観の美しさを損ない、病害虫発生の原因にもなります。
伸びた枝葉が自宅の敷地外に出れば、近隣トラブルに発展したり通行の邪魔になったりすることもあります。

一軒家の庭木剪定なら、何ヶ月もかかるような大がかりな作業ではありません。
すぐに剪定して健康で美しく、安全な庭木を取り戻しましょう。

その際、自分で剪定したい場合は、ご紹介した道具を使って理想の庭木をつくり、剪定業者に依頼した場合は、当サイト【生活110番】にご連絡ください。

生活110番では、日本全国にある多くの加盟店から、お住いの場所やご希望の作業内容などをもとに、必要な対応が可能な業者を厳選してご紹介します。
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