ナスの剪定方法|更新剪定で秋ナスを収穫しよう!育て方のコツも解説

2023.11.20

ナスの剪定方法|更新剪定で秋ナスを収穫しよう!育て方のコツも解説

秋ナスを収穫したいなら、7~8月ごろに強めに枝を切り戻す「更新剪定」をおこないましょう。

夏までにたくさん実をつけたナスの苗は疲れていて株の勢いが衰えています。そこで古い枝を切り戻して新しく元気な枝を出させることで、株が若返り、美味しい秋ナスを収穫できるようになるのです。

ただし更新剪定をしたあとは1ヶ月くらい実がならないので、枝ごとにタイミングをずらしておこなうのがおすすめです。当記事ではナスの剪定方法やナスの育て方、ナスの収穫時期など解説しますので、ぜひ参考にしてください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

秋ナスを収穫しよう!更新剪定の時期と方法

一般的にナスの収穫シーズンは6~7月下旬ごろまでとされています。しかし7月下旬~8月上旬にかけて「更新剪定」をおこなうことで、10月いっぱいくらいまで実がなり、秋ナスを収穫することができます。

ここではナスの更新剪定の方法を解説しますので、長くナスの栽培を楽しみたいという方はぜひ参考にしてください。

1.枝を半分から2/3の長さに切り戻す

1.枝を半分から2/3の長さに切り戻す
まずは各主枝を半分から2/3の長さに切り戻して株全体を小さくします。枝を切るときは2~3枚ほど葉を残して切り戻すのがポイントです。次に古い葉や枯れた葉、虫に食べられた葉などを切り落としましょう。このときも、すべての葉を切り落としてしまうと枯れるおそれがあるので、葉を2~3枚残すようにします。

2.根切りをする

切り戻し剪定が終わったら根切りをしましょう。株の根本から30cmくらい離れたところにスコップを挿して、そこからスコップを垂直に動かしながら株を1周させてください。こうすることで古い根が切られ、新しく元気な根を出させることができます。

根切りが終わったら、スコップで根を切ったすき間から、液体肥料もしくは化成肥料を撒いておきましょう。

わからないことは業者に相談!

ナスの剪定はこのような手順でおこないます。しかしスコップでザクザクと根を切る作業は通常の植物栽培ではあまりないため、園芸に慣れている方であっても不安に感じるかもしれません。

もし栽培をしていてわからないことがあったら業者に相談してみましょう。業者に依頼することでお悩みや不安を早く解決できるかもしれません。弊社では庭木やお庭の手入れができる業者をご紹介しておりますので、お困りのさいはお気軽にご相談ください。

ナス栽培を成功させるポイント

ナス栽培の成功には剪定だけではなく、正しい育て方を知ることも重要な要素となります。来年以降も美味しいナスを収穫するために、ここで正しい育て方を再確認しましょう。

マルチング

マルチング
ナスの苗を植えたあと、株元やに稲わらや刈草などを敷くマルチングをおこないます。これは土の乾燥や泥はねによって病気にかかるのを防ぐためです。マルチングシートはホームセンターや通販などでも売られているので、家庭菜園ではこちらを購入するのが便利かもしれません。

整枝・支柱立て

最初に咲く「1番花」が咲いたら、この先長く元気に育てるために整枝と支柱立てをおこないましょう。整枝の方法には2本仕立てと3本仕立てがありますが、ここでは一般的な3本仕立ての方法をご紹介します。

3本仕立てにする場合は、1番花がついている主枝と、1番花のすぐ下の脇芽を残して、残りの脇芽をすべて取り除きます。仕立てたら支柱を3本用意して、真ん中に1本立て、それを軸に残り2本を斜めに交差させてください。支柱を立てたら仕立てた枝を誘引・固定して、整枝と支柱立ては完了です。

水やりと追肥

ナスは乾燥が苦手なので、土が乾燥していたらたっぷり水を与えます。とくに実がつき始めたら水切れしないようにこまめに水を与えましょう。追肥は植え付けから約2週間後にボカシ肥や鶏糞などを撒きます。その後は2週に1度のペースで追肥していきましょう。

下葉かき

ナスは春~梅雨時にかけてよく生長します。とくに梅雨時の高温多湿な時期は、葉が茂って風通しが悪くなりやすいので、適度に葉を取り除きましょう。こうすることで害虫の発生や病気を予防できます。

病害虫対策

ナスに発生しやすい病害虫は以下のようなものです。

〇害虫
・アブラムシ
・コナジラミ
・アザミウマ
・テントウムシダマシ
など

〇病気
・青枯病
・うどんこ病
・半身萎凋病(はんしんいちょうびょう)
など

害虫を見つけたり葉の異変に気付いたりしたら、専用の薬剤を使って駆除するか、異変を起こしている部分を取り除くのがもっとも効果的です。しかし「薬剤を扱うのは不安」「虫を触りたくない」など自分でおこなうのに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。そのような方はいちど業者に相談してみてはいかがでしょうか。

弊社では庭木の害虫駆除や消毒をおこなえる業者をご紹介しておりますので、ぜひいちどご相談ください。

ナスの人工授粉から収穫までの流れ

ナスが実をつけるためには、花を咲かせて受粉をする必要があります。通常受粉は虫の力を借りますが、家庭菜園の場合はより確実な人工授粉がおすすめです。ナスの花はその花ひとつに雄しべと雌しべの両方があります。綿棒などで雄しべの花粉を取って、雌しべの柱頭につけましょう。

ナスの収穫は早朝がおすすめ!

ナスの収穫は早朝がおすすめ!
植物は昼間に光合成をして養分を作り、夜間になるとその養分を実に蓄えます。そのため栄養価が高くみずみずしいナスを収穫するなら、早朝に収穫するのがおすすめです。

ナスの収穫方法

ナスの実は長さ12〜15cmくらいになったら食べごろです。ヘタの上を剪定ばさみで切って収穫しましょう。収穫が遅れると「ぼけナス」とよばれる皮が固く美味しくないナスになってしまうので、できるだけ早めに収穫するようにしてください。

ナスは収穫のたびに摘心と切り戻しを!

ナスはどんどん脇芽を出して実をつけるので、放置していると実がつきすぎて株が弱ってしまいます。そのため、実をひとつ収穫したら、その実がついていた脇芽のひとつ上の脇芽を摘心しましょう。さらに、葉を2~3枚残して枝を切り戻してください。

まとめ

ナスの更新剪定は秋ナスを収穫するためにとても大切なことです。ご紹介した手順を参考に正しく更新剪定をおこない、美味しい秋ナスを収穫しましょう。

さらにナス栽培を長く楽しむためには、ナスの剪定だけでなく正しい育て方を知ることも大切です。マルチングや整枝、支柱立て、水やりや追肥などやるべきことはたくさんありますが、どれもナスの生長に欠かせないものなので、ひとつひとつ確認しながら確実におこなっていきましょう。

弊社では庭木やお庭の手入れができる業者をご紹介しております。お見積り、現地調査は無料ですので、お困りのさいはお気軽にお問い合わせください。

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