
剪定シートを選ぶときは、安全性を重視する、または作業効率アップなど目的にあわせて選びましょう。たくさんの種類がある剪定シートにはそれぞれにメリットがありますが、何を重要視するのかを明確にすればピッタリのものが選べるでしょう。
今回は、剪定シートの目的別の選び方や、選ぶ前に知っておきたい剪定シートを使うときの注意点をご説明します。あらかじめご一読いただければ、間違った剪定シートを選んでムダになってしまうことを防げるでしょう。
目次
剪定シートは目的にあわせて選ぼう
剪定シートとは、剪定場所の真下に敷いて枝や落ち葉などのゴミを受けるシートです。シートの上へ1カ所に集めますので、ひとつひとつゴミを拾う手間がありません。また、庭や植え込みにゴミが入るのを防げますので、ゴミが植物の成長を妨げるといったことを防ぎます。
「養生シート」や「ゴミ飛散防止シート」などの名前でも販売されています。撥水加工がされているものでしたら、土や泥が付いてしまっても水洗いできるのが特徴です。
剪定シートはいくつか種類があり、価格も数百円から1万円近くとさまざまです。もし「どんな剪定シートを選べばよいのかわからない」という方は、使用目的に着目して選ぶことをおすすめします。ここでは3つの目的別に剪定シートの特徴をご紹介します。
安全第一ならメッシュシート
脚立にのぼって剪定をおこなうなら、安全に作業をするためにもメッシュタイプの剪定シートを使いましょう。撥水ビニールタイプの剪定シートの上に脚立を置いて作業をすると、脚立が滑って転倒するおそれがあります。
一方で、メッシュタイプであれば、そのまま脚立を上に置いても滑りにくいので安心です。価格の相場は、2メートル四方のもので約4,000円です。
作業効率がいいハンドルやスナップボタン付き
剪定は木が大きければ大きいほど、体力を必要とする作業です。作業の効率をあげるためにも、ハンドルやスナップボタンがついた剪定シートを選びましょう。
剪定シートの端にハンドルが付いたものは、引っ張ってそのままシートごと運べます。また、四隅についたスナップボタンやマジックテープを留めると、風呂敷のようにゴミをすっぽりと包めます。ハンドルとマジックテープがついた剪定シートの価格相場は、2メートル四方のもので約3,000円です。
コスパ重視ならブルーシートでOK
1~2本の低木の枝を数本切る程度など、剪定にあまりゴミが出ないのであれば、剪定シートを用意しなくても、ブルーシートでも代用ができるでしょう。ブルーシートは剪定シートよりも価格が安く、2メートル四方のものは約500円で購入ができます。
剪定がはかどるシート選びはココを重視
剪定でどれくらいのゴミが出るのかは、実際にやってみないとイメージがわかないものです。「もう少し大きいのを選べばよかった」などと後悔しないためには、サイズと耐荷重量もよく確認して剪定シートを選びましょう。
作業場所をカバーできるサイズを
剪定する木の大きさや作業場所の広さにあったサイズの剪定シートを選びましょう。サイズにゆとりがあると、使い勝手がよくなります。
移動するごとに何度も剪定シートを移動させたくない方は、大きめのシートを選ぶと自分、または脚立があるときは脚立をもって移動するだけでよくなります。包んで運ぶシートを選ぶときは、ゴミがあふれ出ないように作業場所の2倍のサイズにしましょう。
大量のゴミが出るときは耐荷重量にも注意
もし、大きな枝を剪定するときや枝葉のゴミが大量に出るときは、剪定シートの耐荷重量にも注意しましょう。耐荷重量を超えたゴミを無理に運ぼうとすると、剪定シートがやぶれて庭にゴミが散乱してしまうかもしれません。
2メートル四方のサイズの剪定シートで、一般的な耐荷重量は約5キログラムです。重いゴミを運ぶときは、耐荷重量が大きい大判の剪定シートを買うか、厚みのあるシートを選ぶとよいでしょう。
片づけは大変?剪定シートを使うときの注意点
剪定は体力を使う作業ですが、落ち葉や枝の片づけなども意外にも労力が必要です。そんなときこそ剪定シートが役に立ち、片づけの時間を大幅に削減できるでしょう。しかし、使うときにはいくつか注意点があります。
最後に、あらかじめ知っておきたい剪定シートを使うときの注意点をご説明します。購入する前に知っておくと、より効率よく剪定をおこなえるシート選びができるでしょう。
重い剪定シートを運ぶのは体力が必要
重い落ち葉や枝を入れた剪定シートを運ぶのは、足腰に負担がかかる重労働になります。剪定シートにのせるゴミは、自分が運べるだけの量をのせるようにしましょう。
また、はじめは運べるゴミの量だと思っていても、意外にも落ち葉や枝などが重く、結局剪定シートがやぶれてしまったということもあります。剪定シートを使い始めたばかりのときは、少しずつゴミをのせるようにしましょう。
細かい剪定カスが残ると掃除が大変
剪定をしたときに細かい剪定カスが出ることがありますが、ひとつひとつが小さい分、風に乗って剪定シートの外に出てしまう場合もあります。細かいので一見放置しておいてもよさそうですが、これは庭木や芝生の成長にはよくありません。水をまいても、細かいカスがあると土壌に染み込みにくく、芝生などに吸収されにくくなるためです。
しかしながら、一度土の上に落ちてしまった細かい剪定カスは拾い集めるのも大変なものです。剪定中に細かいゴミがよく出るときは、大きな剪定シートがある場合でもこまめにゴミを回収したほうがよいでしょう。
もし剪定カスを残さずに剪定をする自信がないときは、業者におまかせしてみてはいかがでしょうか。ブロワーとういう機械を使って剪定カスを残さず回収してくれます。
自治体の処分方法にそったゴミ処理を
剪定シートで集めた後、大量のゴミを処分するのも手間がかかるものです。家庭ゴミとして収集してもらうためには、袋詰めしなくてはいけないためです。
また、自治体によっては枝を50cm以下の長さにするなどのルールがあります。その場合、長い枝は1本ずつはさみでカットしなくてはいけません。
ゴミの量が多いほど処理には時間がかかります。もし大量のゴミが発生しそうなときは、剪定からゴミの処分まで一手に引き受けてくれる業者に依頼することも検討しましょう。
まとめ
どの剪定シートを選ぶかは、安全面、効率面などの使用目的によって決めましょう。剪定ゴミが多いときほど、目的にあったものを選ぶことで大幅に作業時間を短縮できるでしょう。また、適切なサイズや耐荷重量の剪定シートを選ぶことも大切です。
剪定シートがあるとゴミの片づけ時間が短縮できますが、一方でゴミ袋が大量になるようなときには、剪定シートがあってもやはり時間がかかるものです。そこで、大量なゴミが出そうな剪定は、業者に依頼することも検討してはいかがでしょうか。
そのときはぜひ弊社の業者選びサービスをご利用ください。剪定シートを買って自分で剪定をするよりも、プロにまかせたほうが剪定の仕上がりもよく、ゴミ処理の労力からも解放されることでしょう。
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