まるでロケットのような形が特徴のスカイロケットは、細かい枝に青緑色の小さな葉が茂っており、生垣や家の目印になるので、庭木として人気があります。そんなスカイロケットですが、実は約5mの高さまで成長します。
しかし幹が細いので、高くなりすぎないように剪定をしないと、雪の重みや強い横風で折れるおそれがあるのです。そこで、今回はスカイロケットの剪定方法やスカイロケットの育て方などについて、詳しく解説していきます。ぜひ、最後まで読んで参考にしてくださいね。
目次
大きくなりすぎたスカイロケットを剪定しよう!剪定方法をご紹介
成木になると高さがビルの2階と同じくらいになるスカイロケットを庭木にすると、雪の重みなどで倒れて、家や車が壊れるおそれがあるため剪定が必要です。では、スカイロケットはいつ・どのように剪定するとよいのでしょうか?
適切な剪定の時期
スカイロケットは、新芽がでるまえの3月から4月ごろに剪定します。その時期に剪定することで、元気な枝がたくさん生えてきますし、葉の色づきもよくなるからです。
スカイロケットの剪定方法
スカイロケットは家の景観を魅力的にするシンボルツリーです。そのためスカイロケットを剪定するときは、美しい新芽が見えるように、円すい形をイメージしながら古い枝や枯れた枝を間引きます。
枝を間引くことで木の中の風通しをよくして、湿気に弱いスカイロケットの内側の枝が枯れるのを防ぐことができるのです。そして一定の高さになったら幹の先端を切り、スカイロケットの上への成長を止め、大きくなりすぎないようにします。
スカイロケットを複数本植える場合は、高さをそろえるように剪定するとよいでしょう。高さをそろえて剪定すると、並び立つスカイロケットが、家の外観をより美しく見せます。
初心者にも育てやすい!スカイロケットの育て方
スカイロケットは、剪定をこまめにしなくてもよく、病気などにも強い育てやすい木です。しかし以下の2点について、スカイロケットの育て方に気をつける必要があります。
植える場所
水はけと、日当たりがよい場所に植えることが必要です。日当たりが悪いと光合成が活発に行われず木がじょうぶに育ちませんし、水はけが悪いと水につかった根が酸欠で枯れてしまうおそれがあります。水はけがよく養分が多い土にするためには、土壌にパーク堆肥をまぜるとよいでしょう。
肥料
スカイロケットに肥料を与えるのは、2月と11月の年2回です。ただし寒い地域では、スカイロケットが寒さに耐えることができるように2月、6月、10月の年3回肥料を与えます。肥料不足になると、幹はまっすぐ上に伸びないおそれがありますし、葉の色づきも悪くなります。
与える肥料の種類にも注意が必要です。スカイロケットは養分をすぐ消費するので、土にすぐ溶ける速効性タイプの化成肥料などを与えるとよいでしょう。
ただし2月の肥料は、長くゆっくり効果がでる緩効性タイプのものを中心に与えます。2月に速効性タイプの肥料を与えるとすぐ土に溶けてしまい、春の開花まで肥料の効果が持続しないからです。
スカイロケットを育てる上で気をつけること
スカイロケットは剪定が難しくなく、育てやすい木です。そんなスカイロケットでも以下のことに気をつけて育てなければなりません。
冬は雪の重みに注意
スカイロケットの枝は細いので、雪が多い地域で栽培すると、その重みで枝が折れてしまうおそれがあります。枝が折れないようにするため、幹と枝をくっつけるようにして、そのまわりを紐か縄などで縛るとよいでしょう。
また雪対策として有効な方法に、竹でスカイロケットを囲う方法があります。その方法は、長い竹を6本ほど用意してその竹をスカイロケットのまわりの土に打ち込み、打ち込んだ竹の先端部分をヒモで縛れば完成です。ピラミッド状にスカイロケットを囲った竹が雪除けになります。
台風などの強い横風に注意
強い横風が吹くと、スカイロケットの細い幹は折れてしまうおそれがあります。特に幹の先端は風にあおられて折れやすいので、幹の先端と敷地内で固定されているポールなどを、縄などで結び付けて固定するのです。
縄などで結び付けるものが敷地内になければ、柱で幹を支える方法もあります。幹のすぐ横に柱を立てて、柱が幹を支えるように固定します。
スカイロケットは庭木にもおすすめ!その特徴は
スカイロケットは枝が広がらないため、広いスペースがなくても栽培することができる庭木です。そのほかにもスカイロケットを庭木としておすすめすることができる次のような特徴があります。
細長いロケットのような形と青緑色の小さな葉
スカイロケットは細長いロケットのような形と青緑色の小さな葉をもつ、美しい背の高い木です。そんな特徴をもつスカイロケットは、家の顔となるシンボリツリーとして利用することができます。シンボルツリーは家の目印になるため、訪問する人が遠くから確認することができますし、誰の家かわかりやすくなります。
そしてスカイロケットを剪定して樹形と高さをそろえて並べると、家の景観がよくなると同時に、家に青緑色が添えられて、色彩が豊かになるので、庭木にオススメです。
樹高が高く、枝葉が多い
樹高が高く枝葉が多いスカイロケットは、家を囲むように並べて栽培すると大きな生垣になります。また、スカイロケットは常緑樹なので、冬になっても葉が残っています。そのため、1年中外から家の中の様子を見えにくくすることができ、家の中や庭でくつろぎやすくしてくれますし、空き巣対策にもなるのです。
また茂った葉は、日光をさえぎって室温の上昇を抑えてくれますし、光合成で汚れた空気を浄化し、新鮮な酸素を住人に供給してくれます。
まとめ
スカイロケットを剪定するときは時期と方法に気をつけましょう。新芽がでるまえの3月から4月までに剪定すると、葉の色づきがよくなります。円すい形をイメージしながら枝を間引く剪定をすると、樹形と木の内側の風通しがよくなって、枯れにくくなります。
スカイロケットの育て方のポイントは植える場所と肥料です。水はけが悪い場所に植えると根が腐り枯れてしまうおそれがありますし、日当たりが悪い場所に植えると光合成が活発におこなわれません。肥料が不足すると葉の色づきが悪くなるので要注意です。
そして、幹が細長いスカイロケットは、強い横風や雪の重みで折れることがあるので、紐で縛ったり、竹で囲うなどの対策が必要です。
スカイロケットの剪定のことで悩んでいたり、強風や雪で倒れることが心配であれば、一度業者に相談してみてはいかがでしょうか。
剪定を依頼できる業者や料金
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