
お家に花木があると季節ごとに変化を楽しむことができ、彩り豊かな生活になることでしょう。植物を育てていると次第に愛着がわいてきますよね。そんな日々の生活を豊かにしてくれる植物の中でも、香りのよいレモンを育てているかたは多いのではないでしょうか。
レモンは実を付けるまで苦労することがあるかもしれません。そんなレモンを栽培するうえでは、剪定が非常に大切になってきます。またレモンの木の剪定をするには適切な時期や回数があるため、できるだけそれらを守ることで健やかな成長につながります。
この記事ではレモンを栽培されているかたのために、適切な剪定時期や方法、さらには実を収穫するためのポイントをご紹介していきます。レモンの剪定についての知識を身に付けて、きれいでおいしいレモンを実らせましょう。
目次
レモンの剪定は年1回のみ!その時期とは
剪定は余分な枝などを切ることで、植物の成長を促す役割があります。また大幅に枝を切り落とすこともあるため、植物にできるだけダメージを与えないようしなければいけません。そんな剪定は植物それぞれに適切な時期や回数などが存在します。
レモンの剪定は1年に1度、2月の終わりごろから3月ごろにおこなうとよいでしょう。真冬などの気温が低い時期に剪定をおこなってしまうと、レモンの木は耐寒性が低いため枯れてしまうことがあります。しかし2月の終わりから3月ごろであれば比較的寒さもやわらぎ、枝や葉などの成長も落ち着いているため剪定に適した時期になるのです。
レモンの木は手入れをおこたると不要な枝が長くなってしまうことがあります。不要な場所に栄養がいくと、果実の成長などに影響がでてしまうでしょう。そのようなことを防ぐためにも1年に1度はきちんと剪定をし、レモンの成長を促してあげることをおすすめします。
レモンの剪定手順と準備しておくものについて
レモンの剪定をおこなう際は、まず必要な道具の準備が欠かせません。剪定に適した道具があると、より作業をスムーズにおこなうことができます。それでは剪定に必要な道具をみていきましょう。
・剪定に必要な道具
剪定の際は、かたい枝や茎などを切る必要があるため「剪定バサミ」があると便利でしょう。剪定バサミは自分の手に合ったサイズで、枝や茎を容易に切ることができる強度のあるものを選ぶことをおすすめします。
また手を保護するためにも軍手があるとよいでしょう。思わぬ事態でケガをしてしまわないように、軍手を装着していると安心です。
・剪定の手順
次にレモンの剪定の手順をご紹介していきます。まずは広がってしまった枝は切り落としましょう。レモンの木の枝は大きく広がってしまう傾向にあり、全体のバランスが悪くなりがちです。
そのため木のバランスを整えるためにも、まずは全体のボリュームを抑えるように調整していくとよいでしょう。木全体のバランスが整ったら、次は細かな枝を切り落としていきます。
切り落としたほうがよいのは、枯れていたり、別の枝と絡み合ったりしている枝です。このような不要な枝を切り落とすことで、害虫を予防したり、木の日当たりをよくしたりできます。全体の2割程度の枝を切り落としてしまってよいでしょう。
レモンの実を収穫するために剪定で気を付けるポイント
レモンは実を収穫するためにも、切り落とす枝をきちんと見極める必要があります。レモンの剪定をおこなう際に、切り落とす枝の基準となるのが、30センチ以上におよぶ長い枝があった場合です。
ひとつの枝が30センチ以上あると、栄養が花芽ではなく、枝へと流れてしまいます。そのため、長い枝を残しておくとレモンの実に栄養が届かず、収穫が見込めなくなってしまうのです。
またレモンの実をより多く収穫したい場合は、苗を植えてから5年が経過してから剪定をおこなうことをおすすめします。しっかりと木が成長してから剪定をおこなうことで、より多くの実の収穫が見込めるのです。
レモンの栽培で注意が必要な害虫について
レモンの栽培をする際は、害虫に注意が必要です。それでは、レモンの天敵となる害虫をみていきましょう。
・注意が必要な害虫
レモンの栽培で注意が必要な害虫には、アゲハ蝶やハダニがあげられます。アゲハ蝶は幼虫の時期に、レモンの葉をエサとして食い尽くしてしまう場合があるのです。またハダニは葉の裏側に住みつくダニです。葉の葉緑という色素を吸い取り、葉の成長を妨げてしまいます。このようにレモンの成長を妨げてしまう害虫がいるということを知っておきましょう。
・剪定は害虫予防にもなる
レモンの栽培には害虫を伴う、ということをご説明しました。しかし、レモンの剪定をおこなうことで害虫予防につながるのです。レモンの木の剪定をおこなわずそのままにしておくと、枝や葉が増えて虫が隠れやすい場所が多くなってしまいます。
そこで剪定をおこなって木を整えることで、風通しや日当たりがよくなり害虫予防へとつながるのです。剪定は木の成長を促すだけでなく、害虫対策にもなるため、適切な時期にきちんとおこなうことをおすすめします。
まとめ
レモンの剪定は2月の終わりごろから3月ごろまでの年に1回おこなうのがよいでしょう。気温の低い冬の時期は枯れてしまうおそれがあり、また夏だと成長の時期になるため、それらの季節は避けたほうが無難です。
レモンの剪定をおこなう際は、確実に実を収穫するためにも30センチ以上の長い枝は切ってしまうことをおすすめします。そうすることで、実を作るために栄養がいきわたります。
またレモンの栽培をする際は、害虫に悩まされることもあるかもしれません。しかし剪定をおこなうことが害虫予防にもつながります。レモンの木の成長を促すだけでなく、害虫予防のためにも剪定はきちんとおこなったほうがいいでしょう。ご自身での剪定が難しいという場合は、業者に依頼することをおすすめします。
剪定を依頼できる業者や料金
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