茨城県のおすすめ伐採業者

茨城県は、8世紀前半奈良時代に編纂された常陸国風土記に「土地広く、土が肥え、海山の産物もよくとれ、人びと豊かに暮らし、常世の国のようだ」と記されているように、昔から多くの人々が豊かに暮らしてきました。中・近世でもこの地域には有力な武将がおり、特に江戸時代には水戸に徳川家の藩が置かれ、江戸に近く水陸交通の要所として発展するなど、地方における政治、経済、文化の中心として栄えていました。江戸幕府崩壊後の1871年に廃藩置県と県の統廃合により茨城県が設置され、1875年に現在の規模になりました。古くからの歴史のある県では、出来るだけ和風にこだわる傾向にあり、それは庭木にも影響が出てきます。家を持ち庭を持った時に、歴史を大切にする人の多くは「松」を選ぶことでしょう。松は庭木の王様と言われているほどで、庭を持つ人なら一度は植えてみたい木の1つではないでしょうか。しかし松は現代住宅の庭に植えても映えず、昔ながらの木造建築での庭に植えるのが一番映えるのです。そして松は他の庭木に比べ横に幅を取ることもあるので、狭いお庭に植えるのは難しいというのもあります。茨城県には多くの木造住宅があり、古くからの歴史にこだわっている人が大勢います。そして庭には松が植えられ、その堂々とした風情を持ってして庭に渋みを与えているのです。しかし現代には松くい虫という虫がおり、昔にはいなかった虫でマツノザイセンチュウといい、この虫はマツノマダラカミキリの成虫によって、枯れたマツから健全なマツに運ばれ、松を枯らすのです。松くい虫に侵された松は、8～10月に枯れ始め、枯れたことは松の葉の色でわかります。10月に枯れだした松は葉が急に赤褐色色になり、11月以降に枯れだした松は徐々に黄褐色になっていきます。どちらの場合でも枯れ葉が落ちてしまいます。木自体も全体が枯れてしまうのですが、枯れの進み具合は一定ではなく、木の先端から下へ、下枝から上へ、また木全体が一度になどバラバラで分かりにくいです。松からは松脂（松ヤニ）が出るものですが、幹を傷つけたり枝を折ったりしても、傷口からは松ヤニがまったく出ません。これは松くい虫を診断するときに確認しなければならないポイントです。築地松はほかにいろいろな病気や虫に侵されることがあるので松くい虫だけが原因だとは限りません。松くい虫に侵されてしまうと、枯れる以外の道は無いので伐採するしかありません。松の伐採は倒れる方向を予測するのが難しい木なので、松の伐採は業者の方にやってもらうほうがいいでしょう。