
「鍵をなくして玄関の鍵が開けられない!」
「業者へ鍵開けを依頼すると費用が高そうだ」
鍵を紛失して自宅の鍵が開けられないとき、費用をできるだけかけずに鍵開けしたいですよね。
しかし、業者へ依頼すると費用が高いイメージがあり、「自分で道具を使って鍵を開けられないかな?」と考える方もいるかもしれません。
実は、鍵の専門業者に依頼しても鍵開け費用が無料になる方法があります。それは火災保険に付帯している無料サービスを利用することです。
当記事では、火災保険に付く無料鍵開けサービスについて解説しています。そのほか、自分でヘアピンなどを使って鍵開けを試そうと思っている方へ、自力で鍵開けをすることの難しさやリスクについてもお伝えしています。
お得で確実な鍵開けができるように、役立つ情報をまとめてあるのでぜひご覧ください。
- 鍵開けは火災保険を使うと無料でできる
- 自力の鍵開けはリスクが高く、結果的に損をする
- 鍵開けを業者依頼すると費用は3万円以内におさまることが多い

目次
無料で鍵開けするなら火災保険を活用する
火災保険に付帯している無料サービスのなかに、「自宅の鍵開け」があります。鍵の紛失や故障で鍵開けできないとき、鍵の専門業者による鍵開け作業を無料でおこなってくれるのです。
今回、大手の保険会社11社を調べたところ、ほとんどの保険会社に鍵開けサービスが無料で付くことがわかりました。
利用方法は簡単です。鍵が開けられず困ったときに、自身が加入している保険会社へ連絡を入れると、業者の手配をしてくれます。
保険会社名 | 鍵開けの無料サービスの有無 |
---|---|
損保ジャパン | 無料サービスあり |
あいおいニッセイ同和損保 | 無料サービスあり |
楽天損害保険 | 無料サービスあり |
ソニー損保 | 無料サービスあり |
日新火災海上保険 | 無料サービスあり |
共栄火災海上保険 | 無料サービスあり |
セゾン自動車火災保険 | 無料サービスあり |
三井住友海上 | 無料サービスあり |
AIG損保 | 無料サービスあり |
東京海上日動火災保険 | 無料サービスあり |
セコム損保 | 無料サービスなし ※ |
※ 有料オプションでサービスの提供をしています。
保険会社が定めるルールに注意
保険利用の注意点は、自分で業者を手配したあとに保険会社へ連絡すると、無料サービスが使えないことです。駆けつけてくれる業者は保険会社側で決められているので、鍵開けの無料サービスを利用したいときは業者ではなく保険会社へ連絡をしましょう。
もうひとつ気を付けてほしいことは、対応の可否についてのルールが決められていることです。
以下3つのうち1つでも当てはまると無料対応ができない保険会社が多いです。この場合、自費での対応となります。
- 作業時間が30分以上かかるとき
- 作業内容が軽作業以上のレベルなとき
- 鍵開け以外の作業(鍵交換や鍵修理など)
ここで気になるのが「自分がこれらに当てはまっていないか」です。
しかし、おそらく通常の鍵開けであれば作業時間が30分以内の軽作業となるでしょう。
たとえば以下のようなケースは、無料サービスの対応はできないと判断されます。
- 鍵が2個ついている → 鍵開け作業が2回必要だから
- ドアスコープやドアポストがない → 専用工具を内部に入れるため、穴を開ける作業が必要だから
そのほかにも状況によっては無料で対応できないことはあります。
詳しいことは鍵屋が現地到着してからわかるので、「無料でできないときもある」ということだけは覚えておいてくださいね。
火災保険が使えないときは鍵屋に相談する
- 加入している火災保険に鍵トラブルのサポートサービスが付帯していない
- 火災保険に加入をしていない
このような方は、直接鍵屋へご連絡ください。
なかには「自分で鍵開け作業をやってみよう」と思う方もいるかもしれません。しかし費用を安くおさえるためにも、一般人の鍵開け作業はやめましょう。
なぜなら素人の鍵開け作業は失敗して鍵やドアを傷つけてしまうことが多く、かえって修理費用が高くつくからです。
弊社サイト「生活110番」では、低料金で鍵開けができる鍵屋をご紹介しております。業者をお探しの際は、ぜひご連絡ください。

そのほか、賃貸住宅の方はまずは管理会社へ連絡をいれてください。管理会社側で業者を手配してくれて、費用のことも負担額について交渉できることがあります。
【関連記事】
賃貸物件の鍵を紛失したときの対処法
鍵開けを業者依頼したときの2つのメリット
鍵開け作業を、鍵屋におまかせする利点についてご紹介します。プロならではの知識と経験から、費用・時間に無駄のない鍵開けが期待できます。
早く確実に鍵開けができる
鍵の構造が簡易なタイプ(鍵穴が縦型でギザギザした鍵)であれば、5~10分で鍵開けができます。
最近、よく玄関鍵で使われているディンプルキー(表面がデコボコしている鍵)の場合、30分~1時間で鍵開けができます。
情報参考元:鍵屋の鍵猿
必要最低限での費用で済む
鍵屋がおこなう鍵開けの方法は状況によって変わります。費用や時間など、お客様の負担が少ない最善の方法で解決してくれます。
たとえばドアに穴を開けて鍵を開ける場合※、穴を開けた部分の修理費がかかります。
このとき業者は「どのあたりに、どれくらいの大きさの穴を開ければ修理部分が小さく、効率的に鍵開けができるのか」とできるだけ費用がかさまないように考慮してくれます。
このように必要最低限の部分的を破壊して鍵を開けるので、修理費用を安くおさえられます。
情報参考元:ドアに穴を開ける鍵開け方法「サムターン回し」鍵屋の鍵猿より
鍵業者の鍵開け費用は3万円以内でおさまった人が多い
以下は、「鍵開けに関するご相談」で弊社の加盟店が対応した案件から、実際にかかった費用をまとめた表とグラフです。
金額 | 施工完了数 | 割合 |
---|---|---|
1万円未満 | 365 | 12.0% |
1万~2万円未満 | 976 | 31.9% |
2万~3万円未満 | 743 | 24.3% |
3万~4万円未満 | 472 | 15.4% |
4万~5万円未満 | 203 | 6.6% |
5万~6万円未満 | 98 | 3.2% |
6万~7万円未満 | 79 | 2.6% |
7万円以上 | 124 | 4.0% |

データ集計期間:2021.4.1~9.30
集計件数:3060件
1~2万円以内で施工完了している方が31.9%で一番多いですが、1万円以下でおさまった方も12%いますね。
全体の平均費用は27,403円で、3万円以内でおさまる方が全体の68.2%で半数以上ということがわかりました。
5万円以上の高額費用になった方もいますが、鍵開け作業以外に鍵修理や鍵交換などほかの作業が含まれるとこのように高くなることがあります。
契約の前に見積書の確認をして、どのような作業をするのか業者へ確かめておきましょう。
自力で鍵開けするのはおすすめできない2つの理由
一般の方が自力で鍵開けをおこなっても、鍵開けの技術がないためほぼ成功しません。そもそも鍵開けに使う道具がそろえられないので、一般の方の鍵開けはできないものと思っていてください。
鍵開け作業は、プロでさえ勉強と練習を積んで習得する技術です。むしろ、一般の方が簡単に鍵開けできるようでは心配になりますよね。
道具がそろえられない
有名な鍵開け専用道具といえば下の2つですが、手に入れることはほとんどできません。
- ピッキングツール:鍵のシリンダーを壊さずに回転させる道具
- バンプキー:ピンシリンダー錠を解錠する特殊な鍵
※シリンダー…鍵を挿し込む鍵穴本体のこと
ピンシリンダー…片側にギザギザの溝がある鍵のこと
ピッキングツールがそろえられない理由は、所持が違法行為に当たるからです。鍵屋の場合、屋号を持つことでピッキングツールの所持が認められていますが、一般の方が鍵開け目的で所持することは法律にひっかかります。
電子工作用のピッキングツールも売られていますが、これは鍵開け用とは別物です。鍵を開けることはできないでしょう。
警視庁:ピッキングツールの個人所持は違反
もうひとつ、「パンピング」という鍵開け方法があります。これは「バンプキー」という専用のキーが必要ですが、鍵屋でないと手に入れるのは難しいツールです。実際に筆者もバンプキーを探してみましたが見つけられませんでした。
失敗し余計な修理費がかかる
知識や技術がないのにヘアピンなどを使って鍵開け作業をおこなうと、鍵穴を傷つけたり詰まらせたりします。
その場合、本来必要がなかった修理や交換まですることになります。
これは完全に余計な出費となり、自分で鍵開けをすることの高い代償となってしまうのです。
確かに自力で鍵開けをする方法を紹介している動画やサイトもあります。
一見簡単そうに見えますが、実際にやってみると難しいはずです。
このように、自力で鍵開けをしたくても道具がそろわなかったり知識や技術がなかったりするので、一般の方の鍵開けは失敗したときのリスクが高く、現実的な選択肢ではありません。
弊社サイト「生活110番」にご連絡いただければ、すぐに経験豊富な鍵業者をご紹介し、スタッフが現地に駆けつけます。鍵開けをご希望の方は、お気軽にご連絡ください。お待ちしております。

鍵を挿し込んでも回らないときの対処法
鍵は手元にあるのに、トラブルによって鍵開けできないことはあります。鍵は毎日使う消耗品なので、汚れやすく、溝はすり減りやすいです。そうすると鍵穴にゴミが詰まったり、うまく嚙み合わず回せなくなったりする症状が表れます。
ここからはうまく回らない鍵の対処法をご紹介していきます。
- ゴミが詰まっている:詰まりを取る
- 動きが鈍い:潤滑剤を吹き付ける
- どうしても直らない:鍵を交換する
詰まりをとる
鍵穴が詰まる原因はゴミ、もしくは折れた鍵の一部が鍵穴に残ってしまうからです。
穴をのぞいて詰まった物が見えるなら、ピンセットでつまんで取り出すことで解決します。
詰まりが取れなかったり、詰まりを取っても鍵が入らないときや、原因がわからないときは業者に見てもらってください。
潤滑剤を吹き付ける
動きが鈍く回りにくいときは、鍵専用の潤滑剤をなじませることでスムーズに動くようになります。
潤滑剤を使用しても改善しないときは、鍵かシリンダーが故障しているかもしれないので、鍵の交換か修理が必要です。
鍵を交換する
上の2つの方法を試しても直らないときは、鍵を新しく交換することも検討しましょう。
鍵開けできないとき、自分で対処できることは限られています。自分で対応できないときは業者にみてもらったほうが早く解決します。
【関連記事】
鍵は刺さるけど回らない対処法
鍵が鍵穴の中で折れたときの対処法
鍵を紛失したらやっておきたい2つの行動
鍵をなくしたときは、できるだけ早めに次の2つをおこなってください。
- 賃貸なら管理会社へ連絡する
- 鍵の交換・作成をする
賃貸なら管理会社へ相談する
賃貸住宅の鍵の正式な持ち主は管理会社なので、自分で対処する前に報告する義務があります。隠さずに早めに伝えましょう。
そして、賃貸住宅の鍵を紛失したら鍵交換がされます。その鍵交換にかかる費用ですが、現状借主が負担するケースが多いようです。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では一定のルールを設定しており、そこには「鍵の紛失または破損による取替は借主が負担」と書かれています。しかし、ガイドラインには法的拘束力はありません。そのため、管理会社へ費用について交渉することは可能なのです。
とはいうものの、自分の不注意で紛失しているのでほとんどは自己責任で費用を支払うことになりそうです。
国土交通省住宅局:平成23年8月 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン
【関連記事】
賃貸物件で鍵を紛失した場合の対処法
業者へ連絡して交換・作成を依頼する
鍵をなくしたときは、新しく鍵の交換や作成することをおすすめします。知らない誰かに拾われているとなんだか気分が悪いですよね。
また落としたのではなく、盗まれたというケースもあります。しかし新しい鍵に交換すれば古い鍵を悪用されるリスクを避けることができます。
頻繁に起きる事件ではありませんが、それでも注意に注意を重ねておけば安心して生活できます。
鍵屋がおこなう4つの鍵開け方法
鍵屋に鍵開けを依頼したくても、どのようなことをするのかわからないと不安になりますよね。鍵屋がおこなう鍵開けの方法はいくつかありますが、ここではよくある4種類をご紹介します。
鍵屋はできるだけ傷をつけず、早く鍵を開ける方法を選択します。しかし鍵の種類によってはやむをえず破壊することもあります。
どのような方法があるのか気になる方は引き続きご覧ください。
- ピッキング:工具を鍵穴に入れて解錠する
- サムターン回し:外から工具を室内に入れて解錠する
- バンピング:特殊キーを叩いて解錠する
- 破錠:シリンダーごと壊す最終手段
ピッキング

ピンセットのような細長い専用の工具を鍵穴に挿し込みます。中の部品を回したり動かしたりすることでロックが解除されます。
近年はピッキング対策が進み、簡単にピッキングできない鍵が増えています。知識と技術のある業者でもできない種類があり、そのときは違う方法で鍵開けをします。
サムターン回し

ドアスコープ、ドアポスト、もしくはドアに小さな穴を開けて特殊工具を挿し込み、サムターン(鍵のつまみ)に引っ掛け回して解錠する方法です。
ドアスコープは比較的簡単に外から取り外せるので、大掛かりな作業にもならずお客様の精神的負担も少ない鍵開け方法です。
しかし、ドアスコープやドアポストがない場合は、ドアに穴を開けるため修理が必要になります。
また、サムターン回しができないように対策されているとこちらの方法は使えません。
バンピング

バンプキーという特殊加工したキーを鍵穴に挿し、ハンマーで叩くことでロックが外れる解錠方法です。ピッキングよりも簡単に解錠ができるといわれています。
ハンマーで叩くのはバンプキーのみなので、ドアや鍵穴は傷つきません。
こちらも鍵の種類によっては解錠できないことがあります。
破錠
シリンダー錠を破壊して鍵開けすることを「破錠」といいます。
防犯性が高い鍵の場合、鍵屋でもピッキングなどで鍵開けすることが難しいときがあります。そうしたとき、状況によってはドリルでシリンダー錠を破壊します。
破錠は、ほかの鍵開け方法が使えないときに最終手段として使われます。
破壊による鍵開けはシリンダー錠が壊れてしまうので、部品交換が必要となります。
まとめ
鍵をなくして鍵開けできないときは、火災保険の無料サービスを使いましょう。24時間365日対応のところもあるので、もしものときは電話をしてみてください。
火災保険サービスが利用できないときは、無理に自分で鍵開けしようとせず、業者へご相談ください。玄関の鍵開けは簡単にできるものではありません。知識と技術が必要な作業なので、一般の方では失敗し鍵穴を傷つけて修理が必要になってしまいます。
急いでいるとき、費用をおさえたいときこそ鍵屋にご依頼ください。24時間365日受付の「生活110番」にご連絡いただければ、すぐにお近くの加盟店をご紹介し、スタッフが現場に駆け付けます。
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