松を長く楽しむために!簡単にできる松のお手入れ方法を紹介します

2023.11.20

松を長く楽しむために!簡単にできる松のお手入れ方法を紹介します

その独特な姿から、庭に松の木を好んで植えている家庭も多いと思います。木の枝に房のように固まっている葉の生え方を見て、「松の剪定って難しそう……」と思う方もいるのではないでしょうか。

松の見た目から作業が難しそうに思いがちですが、やってみるとそれほど難しいものではありません。今回は、松のお手入れ方法をご紹介させていただきます。上手に作業をするためのポイントを抑えて、松のお手入れにチャレンジしてみましょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

松とは

針のような鋭い葉を持っているのが松の特徴です。素手で葉を触ってしまうと痛みを感じると思います。庭に植えられることも多い松ですが、気づかずに触れてしまうと痛みで驚いてしまうのではないでしょうか。

特徴的な葉の形をしている松の種類は、北半球全体に分布しています。現在わかっているだけでも、松は約93種類あるといわれているのです。そのうち、日本で見かけることの多い松にはアカマツ、クロマツ、ゴヨウマツ、ハイマツなどがあります。

トドマツ(モミ属)、エゾマツ(ハリモミ属)、カラマツ(カラマツ属)などは名前にマツとついていますが、マツ属ではないので松の仲間には含まれません。マツと呼ばれているのに松として扱われないなんて、意外ですよね。

松は姿の美しさから、観賞用として盆栽に使われたり庭に植えられるなど、愛されています。寿命の長い木ですが、きちんと手入れをしなければその寿命も短くなってしまうのです。松葉が増えすぎて日光が当たらなくなってしまうと、マツケムシなどの被害にあってしまうおそれもあります。

日本では古くから松を神聖な木として扱われてきた歴史があります。「神様が天から降りてくるのを待つ」ということから松の名がついたという説もあるようです。松の手入れをしっかりして、末永く松を楽しみましょう。
      松とは

松の手入れのタイミングは

松の手入れをするといっても、いつ、どうやってやったらいいのか悩んでしまうと思います。松の手入れは、季節に合わせておこなうとよいといわれています。必要な時期に合わせて、しっかりと手入れをしておきましょう。

松の葉の剪定は、春と秋の2度おこなうのが望ましいといわれています。春は新芽が生えてきて、秋から冬にかけて生えてきた葉が生い茂ってくるからです。針葉樹である松は、落ち葉として葉が落ちることはありません。そのため、定期的に増えた葉を取り除かなければ、幹に日光が当たらなくなってしまうのです。

松の健康を守るためにも、葉が増えてくる時期に手入れをしておくことをおすすめします。
      松の手入れのタイミングは

松の手入れ-準備するもの

松はきちんと手入れしておけば長く楽しむことができます。きちんと道具を用意して、正しい方法で作業をおこないましょう。

松の手入れに必要な道具は以下のものになります。
 

・剪定バサミ:樹の形を整えていくために使います。太い枝や不要な芽を切り落としていきましょう。

・植木バサミ:枝先や細かい枝、細い枝を切るために使います。全体の輪郭を整えるときにも使いやすいです。

・剪定ノコギリ:ハサミで切れないような太い枝があった場合に使います。

・脚立:松は背の高い木が多いです。高い場所での作業をするために用意しておきましょう。

・汚れてもよい服装:松には「松ヤニ」と呼ばれる樹液がでています。「松ヤニ」が服につくと、洗濯してもなかなか落ちません。捨てても構わないくらいの服で作業することをおすすめします。

 

松の手入れ-手順

手入れしていくための道具を準備したら、さっそく松の手入れを始めましょう。松の手入れの手順を、手入れの時期に合わせてご紹介します。

【春の緑芽摘み】

4~6月に、松は新しい芽が育ってきます。この芽をあらかじめ摘んでおくことで、秋におこなう剪定作業を楽にすることができるのです。枝を見ると黄色い芽や茶色い花芽を見つけることができると思います。芽を見つけたら、根元から手で折ってしまいましょう。

【秋の透かし剪定ともみあげ】

10月~1月ごろに、本格的な松の剪定をしていきます。手で葉をむしり取りながら、不要な枝を切り落としていきましょう。秋の剪定作業には2つの種類があります。

透かし剪定
透かし剪定をおこなって、松の枝の数を減らして日当たりをよくしていきます。木の上のほうから枝の向きを確認したら、木の上から下、奥から手前に向かって枝を切り落としていきましょう。このとき、枝は根元から切るのがポイントです。

もみあげ
夏に伸びた枝を減らすために、古い葉を手でむしりとっていきます。このもみあげ作業も、松にしっかりと日光を当てるための大切な作業になります。枝の先端にある葉を1/2~1/3程度に減らし、芽の下から生えてきている葉はすべて取り除いてください。

このとき、残す枝はY字になるように残しておきましょう。ボリューム感のある、形のいい松のフォルムを残しておくことができます。

松の手入れは、このように手作業で日光の当たり方や松の状態を見極めながらおこなっていきます。面倒に思うかもしれませんが、作業事体は難しくないので、必要な時期に作業しておくとよいと思います。
      松の手入れ-手順

松の手入れ-注意点

松の健康状態や形の美しさを保つためには、定期的に松の手入れをする必要があります。しかし高所での作業になるため、安定した場所に脚立を置くようにしないと、落下するおそれもあります。

脚立にのぼって作業をおこなうときには、ぐらつかない場所に脚立を置いて作業をおこなうようにしてください。

また、松は針葉樹のため、葉が針のようにとがっています。素手で作業をおこなうと、手を怪我してしまうかもしれません。松のお手入れをするときは、軍手をして作業をおこなうことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?今回は、松の手入れについておはなしさせていただきました。松は定期的に葉を減らしてあげないと、幹に日光が当たらなくなってしまいます。日光が当たらないと上手く松に栄養がいき渡らず、やせ細ってしまうおそれがあります。そのため、定期的な手入れが必要になるのです。

松の手入れは1年に2度おこなうことが望ましいといわれています。作業事体は難しくありませんので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。それでも松に虫がいたりなど、作業中に不安がある方も多いと思います。そんなときは剪定のできる業者に依頼することをおすすめします。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。

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