もみの木には定期的な剪定が必要になります。なぜなら、剪定をすることによって日当たりや風通しを改善し、暗がりを好む病害虫の予防になるのです。しかし、方法を間違えると枯れる場合もあるので、正しいやり方を理解しておこないましょう。
そこで、今回はもみの木の剪定方法をご紹介します。もみの木には2つの剪定方法があり、目的に応じて使い分けます。日ごろのお手入れの方法についてもご紹介するので、育てる際はぜひ参考にしてみてください。
目次
もみの木の剪定は定期的にしてあげましょう
もみの木は基本的に整った樹形に育つといわれていますが、枝が生えすぎたり、大きくなりすぎたりすることがあります。そのため、定期的に剪定をすることが大切です。そこで、以下ではもみの木の剪定時期と方法についてご紹介します。
もみの木の剪定時期
もみの木の剪定は、11~2月前後の寒い時期におこなうのがよいとされています。もみの木は寒くなると、冬を越すために成長がゆるやかになるため、剪定してもすぐに枝が生える心配が少ないのです。
また、冬のあいだは剪定にかかるダメージが弱くなります。そのため、太い枝でも剪定することができるでしょう。
基本的な剪定方法
基本的な剪定では、真上に伸びたり、内側に反り返ったりした形の悪い枝を、つけ根から剪定します。形の悪い枝を残しておくと、風通しを悪くして「蒸れ」の原因になるのです。もみの木は蒸れると弱ってしまう危険があるため、取り除きましょう。
また、基本的な剪定では、先端部分の細かい枝も減らして、間隔を調整します。先端部分の細かい枝が多すぎると、通気性や日当たりを下げるため、つけ根から剪定して枝同士のスペースを開けましょう。
木を小さくする剪定方法
大きくなったもみの木をコンパクトにしたい場合は、幹や主幹(幹から出ている枝)から出た太い枝を取り除きましょう。太い枝のなかでも、一段と長く伸びすぎたものを剪定することで、全体的なサイズを小さく見せることができるでしょう。
剪定の注意点
太い枝を剪定する場合は、必要最小限にとどめることが大切です。太い枝を切ると、そのぶん剪定のダメージが大きくなってしまい、ひどい場合は弱ったり枯れたりするおそれがあります。
また、もみの木は木が高く伸びることが多いため、剪定は高所での作業になるでしょう。高所での剪定作業は、慣れていなければ危険をともないます。転落してケガをすることもあるため、作業の確実性や安全性を重視するなら、業者に任せることをおすすめします。
もみの木の剪定を業者に依頼する場合
もみの木の剪定は自力でもできますが、適切な方法でおこなわなければ枯れてしまったり、ケガをするリスクもあります。そのため、業者への依頼も視野に入れておくとよいでしょう。以下では、業者依頼の費用相場や、依頼をするメリットなどをご紹介するので、よろしければ参考にしてみてください。
かかる費用の相場
業者に依頼をした場合、費用相場は樹高(木の高さ)によって変動します。もみの木は鉢植えにしていれば背を低くできますが、庭植えの場合、小さくても3メートルを超えることがあるのです。そこで、以下ではもみの木の樹高に合わせて、費用相場をご紹介します。
・3~5メートル未満:6,000~10,000円前後
・5~7メートル未満:15,000~20,000円前後
・7メートル以上:応相談
7メートル以上の高木になった場合、依頼者と相談のうえで費用を決めている業者が多いです。もみの木の場合、敷地が広いと最大で40メートルを超える場合もあるため、業者との相談が必要になる場合も考えておくとよいでしょう。
一方、鉢植えで育てていたり、庭植えでも3メートル未満に収まっていたりする場合、費用は3,000~5,000円前後が相場といわれています。そのため、小さく育てている方でも、もみの木の剪定を依頼できるのです。
業者に依頼するメリット
業者に依頼をすることによって、剪定で失敗するリスクを減らすことができます。知識の豊富な業者なら切り過ぎることがなく、なおかつ、木が美しい樹形に育つよう仕上げてくれるでしょう。
また、大きなもみの木を育てている場合、高所での作業が必要となります。自力でおこなうと、落下などの危険がありますが、専用機材や経験のある業者なら、安全に作業ができるのです。
業者へ依頼するには
業者へ依頼をするなら、インターネットで検索をかけるか、チラシを見つけるなどして探すことができます。業者のなかには専用のホームページに所在地や連絡先を記載している場合が多いため、電話やメールから依頼できるでしょう。
依頼ができたら、日時を決め、当日に現場調査に来てもらいます。現場調査ののちに見積りが出るため、見積り内容に納得できたら本契約となることが多いです。契約後は作業に移り、終了後にお支払いとなります。
業者選びで大切なポイント
業者選びで大切なポイントは、実績や顧客の満足度の高さといわれています。業者によっても経験や対応、相談のしやすさには違いがあるのです。そのため、業者のホームページや口コミを見て確認をしてみましょう。ただし、口コミの場合は個人の主観が大きく反映されるため、参考程度にとどめておくことが大切です。
1人で業者を探すとなると、時間がかかるかもしれません。依頼が難しい場合は、業者の仲介サービスを通して依頼をするという方法もあります。業者仲介サービスでは、連絡をすると依頼者におすすめの業者をピックアップして紹介してくれるのです。そのため、自力で業者を探す手間を省くことができるでしょう。
弊社でも、剪定でお困りのお客様に業者をご紹介させていただくことができます。弊社の加盟店では、料金や対応などさまざまな強みをもつ業者がいるため、お客様のご希望にできるだけ近い業者をご紹介できるでしょう。弊社は24時間無料でお電話を受けつけていますので、ぜひご相談ください。
もみの木が枯れる・変色するトラブルを回避するには
もみの木は剪定以外にも、環境が原因でもダメージになることがあります。そのため、もみの木の健康を保つ育て方を理解しましょう。
枯れる・変色するおもな原因
もみの木が枯れたり、葉が変色したりする原因には、剪定方法のほかにも育て方の問題が考えられます。剪定の場合は、枝の切り過ぎで弱ることが多いため、業者に依頼をして整えてもらうのがおすすめです。また、環境が合わなかったり、病害虫が発生したりして枯れる場合もあります。
もみの木の育てかた
もみの木を健康に保つには、正しい方法で育てることも大切です。もみの木は環境次第で弱ることがあるため、育てかたや育てるのに最適な環境をあらためて確認していきましょう。
好む環境
もみの木は乾燥に弱いため、水もちのよい土で育てます。おもに、園芸用の赤玉土と、腐葉土を混ぜておくと、保水性の高い土ができあがるでしょう。
水やりと施肥
もみの木は水切れを起こすと根が枯れることがあるため、土が乾いたらすぐに水を与えます。1日に1回は土の状態を確認し、表面が乾いていれば散水しましょう。
また、肥料は年に1回、4月前後に与えます。4月前後は新しい芽が生えてくる時期であり、エネルギーを消費するため、肥料による栄養補充が大切なのです。
鉢植えの場合
鉢植えで育てる場合は、1~2年に1回は植え替えが必要になります。鉢植えの場合、根を伸ばせる範囲が限られており、育つうちに根が詰まってしまうのです。根が詰まると木が弱ることもあるため、より大きい鉢植えに植え替えてあげましょう。
被害にあいやすい病気・害虫
もみの木は基本的に病気に強く、あまり心配の必要はないとされています。しかし、もみに属する植物は害虫の被害にあうこともあります。
もみの木には、アブラムシの一種である、トドマツオオアブラムシが付きやすいです。大量に発生して樹液を吸うため、木が弱る原因になります。
トドマツオオアブラムシに寄生されたまま放置すると、枯れてしまうおそれがあるため、見つけたら殺虫剤で駆除しましょう。こまめに、剪定をはじめとしたお手入れして、害虫が寄生しづらい環境を作ることが大切です。
まとめ
もみの木は蒸れに弱いため、定期的に剪定する必要があります。しかし、枝を切り過ぎると、かえって枯れるおそれもあるため、もみの木の剪定が難しいと思ったら業者に任せるのがおすすめです。業者に任せることで、自力でおこなうよりも美しい樹形に仕上げることができるでしょう。
また、もみの木は全長が40メートルを超えることもある大木です。背が高い場合は高所での剪定作業も必要になるため、専用機材や経験のある業者に任せたほうが安全でしょう。
業者はチラシやインターネットから探すと、連絡先や所在地を見つけられるため、依頼ができます。もし、業者を探すのが難しい場合は、弊社にご相談してみてはいかがでしょうか。弊社はおすすめの業者を紹介しております。まずはお電話をお待ちしています。
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