もう失敗しない!剪定のコツまとめ。気を付けておきたい3つのポイント

2021.4.30

もう失敗しない!剪定のコツまとめ。気を付けておきたい3つのポイント

家のお庭などで庭木を育てている人のなかには、剪定を自分でやっているという人もいるでしょう。大切な庭木を自分でお手入れするのは大変楽しく、愛着もより深まりますよね。

しかし、剪定は簡単そうに見えて、自分でやってみるとなかなか難しいと感じるのではないでしょうか。「どうもうまくいかない」「もっと上手になりたい」と思っている人もいるかもしれません。

そこで今回のコラムでは、理想の庭木を手に入れるための剪定のコツをご紹介します。剪定の基礎もしっかりと固めてさらに技術を身につけたいという人は、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ剪定が必要なのか

適切で効果的な剪定をするためには、そもそも剪定はなんのためにするのかをよく理解しておく必要があります。剪定の基礎を固めるために、剪定をする基本的な目的を改めて確認しましょう。

病気や害虫を予防する

木は自然に成長すると枝が好き勝手な方向に伸び、内側で複雑に絡みあうようになります。そうなると木の内側には陰が多くなって、日が差し込まなくなるのです。また、風通しも悪くなるので湿気がこもります。

日が当たらず湿気が多い環境では、木にとって害のある虫や菌が発生しやすくなるのです。剪定で枝の数を適切な量に減らすことで内側にも日が差し込み、風が通るようになるため、害虫や菌の発生を防ぐことができます。

成長を促進する

基本的に、木はすべての枝葉に均等に栄養を送ろうとします。不要なたくさん枝があると、そちらにも同じように栄養が送られてしまうため、木全体の成長が遅くなるのです。そこで不要な枝を取り除くことで、必要な枝だけに栄養が行き渡り、木全体の成長が早くなります。花や実がなる木の場合には、花や実に効率よく栄養を送れるように調整するのも、剪定のコツです。

大きさを調整する

木は放っておけばどんどん成長して大きくなります。手入れが難しいほどの大きさになってしまったり、伸びた過ぎた枝が敷地からはみ出して危険な状態になったりしてしまうこともあるでしょう。剪定には伸びすぎた枝を切り、適度な大きさに調整する意味があります。

見栄えをよくする

庭木や生垣は、見栄えも重要です。バランスが悪くなった木や、伸びすぎて不格好になった木を剪定で整えることで、家の美しい装飾の一部になります。

剪定のコツその1:切る枝を見きわめる

剪定は木の枝を切ることですが、手当たり次第に切ればいいわけではありません。木には切るべき枝と、切ってはいけない枝があるのです。剪定のコツをつかむために、まずは剪定の基本である切る枝の見きわめ方をみていきましょう。

基本は間引き

剪定の方法にもいろいろな種類がありますが、日常的におこなう基本の剪定方法に、間引き剪定というものがあります。不要な枝を取り除いて枝の数を適切に調整するのです。
剪定のコツその1:切る枝を見きわめる
不要な枝がある場合には、その枝を幹の付け根から切り落とします。しかし枝をごっそり切り落とされることは木にとっては負担が大きい場合もあります。そのため、切るべきではない枝を切ると木は弱ってしまうのです。ではどの木を切ればいいのか、確認していきましょう。

切るべき不要枝の種類

枯れた枝や病気の枝
部分的に枯れてしまった枝や、病気になってしまった枝は、残念ながら元には戻りません。そのままにしておくと病気が広がって木全体が枯れてしまうおそれもありますので、切り取ってしまいましょう。

徒長枝
ほかの枝に比べて、1本だけ極端に長く伸びた枝が徒長枝です。ほかの枝よりも早く成長しているということは、それだけ栄養をたくさん使っているということです。放っておくとほかの枝の成長を阻害し、1本だけ突き出しているので樹形も乱れます。

内向枝
通常、木の枝は木の外側に向かって伸びますが、内向枝は木の内側に向かって伸びます。そのまま伸びても日当たりが悪いので枯れてしまう上、ほかの枝に陰を作って日光を遮ってしまうので、不要な枝です。

ふところ枝
枝の幹近くから新しく生えた小さな枝です。日が当たりにくいためすぐに枯れてしまう上、風通しを悪くし、病気や害虫が発生する原因にもなります。

下り枝
下向きに伸びている枝です。日当たりが悪く枯れてしまいますし、樹形を乱しますので、切り落としてしまいましょう。

ひこばえ
幹の根元から新しく生えてくる小さな幹です。木が子孫を残そうとして生えてきます。ほかの枝よりも栄養を使ってしまうため、木の成長の妨げになるのです。

胴吹き枝
幹の途中から急に新しい枝が生えてくることがあります。これも栄養を多く使うためほかの枝に悪影響を及ぼし、樹形を乱す原因にもなるのです。

平行枝
ほかの枝と重なるように同じ方向に伸びる枝があると、下の枝は陰になって日が当たりにくくなります。どちらか一方の枝は切り落としましょう。

絡み枝
ほかの枝にぶつかるように伸びる枝です。枝がこすれて傷ついたり、枝が混みあったりする原因になります。

かんぬき枝
幹の同じ高さから複数の枝が生えていることで、樹形のバランスが悪くなりますので、1本を残して切り落としましょう。

剪定のコツその2:適切な時期に切る

枝を切られてしまう剪定は木にとって負担でもありますので、木の体力に余裕がないときに剪定してしまうと、木が弱ってしまいます。そのため、時期を選んでおこなうことも剪定のコツのひとつです。適切な剪定の時期は木の種類によって変わってきます。

また、剪定には基本剪定と軽剪定とがあります。基本剪定は太い枝を根元から切り落とすような強い剪定、軽剪定は伸びすぎた枝を透くように切る軽い剪定です。これにもそれぞれ適切な時期があり、強い剪定ほど木に体力があるときにおこなう必要があります。木の種類ごとに適切な剪定時期をみていきましょう。

落葉樹の場合

冬になると葉が落ちる落葉樹の基本剪定は、12月~2月ごろが適切です。葉が落ちた後の落葉樹は休眠期に入り、成長を止めて葉がある時期に蓄えた養分を使って冬を過ごします。新たに養分を吸収する必要はなく、眠っている状態のため使う分の体力も少ないので、強く剪定をしても大きなダメージにはならないのです。軽剪定は3月、6月、9月~10月ごろにおこなうことができます。
剪定のコツその2:適切な時期に切る

常緑樹の場合

常緑樹は4月~6月ごろに基本剪定をしましょう。1年中葉をつけている常緑樹は、冬になってもエネルギーを必要としています。そのため冬場に常緑樹の剪定をしてしまうと体力が奪われ、冬に耐えられなくなるのです。軽剪定は夏の成長期が終わった9月~10月ごろにおこなうのがいいでしょう。

果樹や花木の場合

花や実をつける木の場合も、基本的な剪定の時期は変わりません。ただ花や実をより多く、より大きくつかせるためには、また違った適期があります。花木の場合、花が咲ききった後すぐに剪定をするのがいいでしょう。

多くの花木は花が咲き終わってしばらくしたころに、来年花になる花芽をつけます。この花芽ができはじめてから剪定をすると、花芽を切ってしまって来年の花つきが悪くなるのです。

果樹の場合は花が終わった後に実がなりますので、花が咲き終わったころには剪定をしません。実が熟して収穫した後に剪定をするのがいいでしょう。果樹や花木にもそれぞれ落葉樹、常緑樹といった種類があります。それぞれの木の基本的な剪定時期に加え、花後や収穫後といったタイミングを狙って剪定をするのがポイントです。

剪定にふさわしい時期がよくわからないという場合には、剪定業者に相談してみるといいでしょう。木の特性に精通している剪定業者であれば、それぞれの木の剪定時期を知っているはずです。

剪定のコツその3:木に優しい切り方を

切る枝の種類と剪定の時期がわかったら、次は枝の切り方についてみていきましょう。不要な枝を切りながら、木へのダメージを最小限に抑えるのが剪定のコツです。

根元から切る

その枝が不要だと判断したら、ためらわずに枝の根元から切ってしまいましょう。中途半端な位置で切ると、その部分が枯れこんできたり、切った部分から再び枝が伸び、余計に樹形を乱したりすることになります。

切り口は最小限かつキレイに

枝を切ったときの切り口は人間が皮膚などを切ったときの傷口と同じで、面積が小さくてキレイな切断面になっているほど、早くふさがります。切断面を小さくするためには幹ではなく、切る枝が伸びる方向に対して垂直に切るようにしましょう。

また、切断面がデコボコしたり裂けたりしていると回復が悪くなり、その部分が菌などに感染して病気にかかってしまうことがあります。できるだけ早く切り口がふさがるように、よく切れる剪定ばさみなどを使うことで、キレイな切断面を作りましょう。

太い枝はなるべく切らない

直径が5cm以上の太い枝を切ることは、木にとって非常に大きなダメージになります。木に体力がある時期であればある程度耐えられますが、一度に何本も切り落としてしまうのはよくありません。危険な枝や枯れた枝など、やむを得ない場合を除いてはあまり太い枝を切らないほうが無難でしょう。

また、太い枝を切ったときには切り口も大きくなります。のこぎりなどで乱暴に切っていると、枝が裂けてしまうこともあるのです。太い枝を切るときには適切な方法がありますので、解説しておきます。

【太い枝の切り方】
①切る枝の根元から、少し先のところを半分ほど、下からのこぎりで切れ目を入れます。
②①で入れた切れ目の数cm先のところを、のこぎりで上から切って切り落としましょう。切り落としたときに枝が裂けたとしても、①で入れた切れ目のところで止まってくれます。
③残った根元部分を改めてのこぎりで切り落とします。
④大きめの傷口には湿気や乾燥、菌や害虫から守るために癒合剤を塗っておきましょう。

剪定で使う道具

剪定で使う道具にはさまざまなものがあります。道具を適切に使いこなすことも、剪定のコツをつかむために大切です。切る枝の大きさなどで使いわけることで、さらに上手に剪定ができるようになるでしょう。剪定で使われる道具と、その使い方をご紹介します。

植木ばさみ

盆栽などでも使われるはさみです。もち手が大きくなっていて、てこの原理で力が入りやすくなっています。1cm以下の細い枝を切るときに使います。やや太めの枝は刃の根元側で切り、細い枝や入り組んだ場所の枝は刃先のほうを使うと繊細な作業がしやすいです。

剪定ばさみ

1cm~2cm程度の太めの枝を根元から切り落とすときなどに使います。刃は片方が切る刃で、もう片方は受ける刃です。受ける刃を枝に固定して、切る刃で押し切るようにして使うと、ある程度太い枝も楽に切れます。
剪定で使う道具

剪定のこぎり

木材などを切る通常のノコギリよりも刃が粗く、湿った生木を切っても目がつまらないようになっているノコギリです。手前に引くときに切ります。太い枝を切るときに使いましょう。

刈り込みばさみ

生垣の刈り込みに使うはさみです。使うときは利き手でないほうの手はもち手を固定するように持ち、利き手を動かして切るとぶれずにまっすぐ切ることができます。

難しければ業者に相談を!

どうしても剪定のコツがつかめないと悩んでいる人は、一度剪定業者に依頼してみてはいかがでしょうか。知識と技術のある剪定業者は、適切な時期や方法で剪定をおこなうことができます。プロに一度見本を見せてもらえば、今後自分で剪定をするときの参考になるかもしれません。ここで、剪定を業者に依頼した場合について解説します。

剪定業者の費用相場

業者に依頼するという場合にまず気になるのは、費用がどれくらいかかるのかということでしょう。剪定業者の料金体系は業者ごとに違い、おもに日数で計算する「日当制」、時間で計算する「時給制」、木の本数で計算する「単価制」にわけられます。それぞれの相場は以下の通りです。

  • 日当制 1日あたり約15,000円~30,000円×人数
  • 時給制 1時間あたり約2,000円~3,000円×人数
  • 単価制 単価制の場合、木の大きさによって料金が変わってきます。
    3m以下 約1,000円~5,000円×本数
    3m~5m 約5,000円~9,000円×本数
    5m~7m 約9,000円~17,000円×本数

生垣の場合は、木の高さではなく幅で計算されることが多く、1mあたり500円~1,000円程度です。また、松の木やトピアリーなどの仕立てをしてもらう場合には別途料金が必要な場合があります。

上記はあくまで目安ですので、依頼をする際は事前に見積りを出してもらい、料金を確認することをオススメします。

業者に依頼するメリット

あまり費用をかけたくないのでやっぱり自分でやりたいと思う人もいるかもしれませんが、業者に依頼することにはお金を払うだけのメリットもあります。

剪定で切る枝は膨大な量になることもあるでしょう。ゴミ袋につめ込むことができればいいかもしれませんが、長い枝の場合はそれも大変です。通常のゴミとして出せない場合には自分で自治体が指定するゴミ処理場にもち込む必要があります。それには費用がかかることもあるでしょう。

業者に依頼すれば、切った後の枝も引き取ってくれる場合があります。処分費用が別に発生する場合もありますが、自分で処理場にもち込む場合より安いこともあり、手間も省けるのでとても助かります。

剪定は木に負担をかける作業ですので、経験のない人がおこなうのは木を弱らせてしまう危険もともないます。業者に任せれば適切な剪定をして、大切な木を健康に美しく保つことができるのです。剪定がうまくいかないときの奥の手として業者を頼るのも、木のためにはとてもいいことです。

まとめ

剪定は木の形を整えるだけでなく、病害虫を予防したり成長を促したりといった効果があります。枝を切るときはあてずっぽうに切るのではなく、切るべき枝をしっかり見きわめることが大切です。剪定はおこなう時期も重要です。木の体力がある適切な時期を把握しておきましょう。

枝を切るときには早く回復できるように切り口をなるべく小さくし、きれいな切り口を作るのが剪定のコツです。どうしても剪定がうまくいかない、失敗してしまったかもしれないというときには、遠慮なく業者を頼りましょう。剪定を依頼する場合の費用は業者によってさまざまですので、事前に見積りを取って確認するのがおすすめです。

生活110番に相談すれば、複数の業者からまとめて見積りを出してもらい、比較検討することができます。そのなかから選んだ最適な業者を無料で紹介してもらうことができますので、ぜひ一度相談してみてください。

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