大きな岩もバラバラに?石の割り方と必要な道具をご紹介

2021.4.30

大きな岩もバラバラに?石の割り方と必要な道具をご紹介

庭や住宅周りに存在する大きな石。放置していると邪魔になり、割って処分したいとお考えの方も多いと思います。しかし、石を割るためには事前に準備が必要であり、正しい手順で行うことが大切です。

今回は石の割り方についてご紹介していきます。大きな石が邪魔でお困りの方は、是非参考にしてみてください。

石を割るために必要なもの

石は強固なものも存在するため、準備を怠ってはいけません。入念に準備をして、正しい手順で行わなければ大きなトラブルを招きかねません。
 

必要な道具

石を割るためには、さまざまな種類のハンマー、くさび(セリ矢)、ドリルなどが必要です。
ハンマーは小型の石や硬い石を砕くなど、あらゆるシーンに対処できるように豊富に取りそろえることが大切です。一般的なハンマーだけでは強固な石を割ることは困難で、労力もかかりがちです。

また、大型の石を割る場合はハンマーだけでは難しい場合があります。その際には、ドリルやくさびを活用して割る方法になるため、事前に準備が必要です。

服装

石を割る作業は、石の割り方によっては危険を伴うこともあります。ドリルで穴を開ける際には削られた石が飛散し、人体に襲いかかるおそれがあります。そのため服装に関しても、入念な準備が必要になります。

頑丈なゴーグルやヘルメット、丈夫な素材でできた安全靴などを用意することが大切です。特に大きな石を割る場合は落として足を潰すおそれがあるので、つま先にかけての保護が重要となっています。
      石を割るために必要なもの

大きな石を割る方法

大きい石の割り方には、さまざまな方法があります。基本的な方法としては、ドリルで穴を開けてから割るのが主流になります。

穴を開けた岩にくさびを打ち込み、徐々に切込みを入れていきます。石に亀裂が入り、分断することができたら岩を引きはがします。

あまりにも大きな石の場合は、重量があり人の力で引きはがすことが困難なこともあります。なかには1トン以上の重さになる石も存在します。

その際は、重機などを駆使して作業することが多いです。細かく分断することができたら、さらに小分けにして処分するのが基本的な方法と言えます。割った石を軽トラックなどに積み込み、適切な方法で処分します。

小さな石を割る方法

人の体に収まるほどの大きさの石の割り方は、『コヤスケ』や『セットウ』といった道具を使用して行うのが主流と言えます。

・コヤスケ
ハンマーのような見た目ですが、片方の刃が尖っています。

・セットウ
小型のハンマーで、コヤスケだけでなく『たがね(石ノミ)』とセットで用いることもあります。

石を割る部分にコヤスケの刃を当て、セットウで重みを加えて割ります。
石には、それぞれ『石目』と呼ばれる割れやすい方向が存在し、割るポイントを決める際に重要な要素とされています。石の表面をじっくり観察し、適切な石目を見極めてから行います。むやみにハンマーで叩いても石を割ることは困難です。

もちろん、小さな石であっても割った後は正しく処分することが大切です。その際は定められた方法で処理し、トラブルが起きないよう配慮して行います。

割った石は庭石にも利用できます

石を割った後は、通常であれば処分するのが一般的です。しかし、割った石を庭石として活用することも可能な場合があります。

庭に石のサイズに合った穴を掘り、平らになるように入れていきます。あまりに大きい石であるなら、一度場所を間違えると再度置き直すのが困難なケースも多いです。そのため庭石として再利用するのであれば、事前に石の割り方を確認し、正確な寸法を測って作業をすることが求められます。

庭石として活用することで、ご自宅に休憩スペースや農作業場を作ることも可能です。また、併せて芝生を植えてお庭の景観を変化させることもできます。もし大きな石を割った後に処分することをお考えであるなら、一度庭石として利用することを検討されてみてはいかがでしょうか。

有効な活用法については「庭石の置き方・並べ方を基礎から伝授~美しい和風庭園を造る 」を参照するのがおすすめです。
      割った石は庭石にも利用できます

技術と手間が必要な作業です

石を割るためには技術と専用の道具が必要であり、個人での作業は労力がかかりがちです。とくに大型の石を割る際は、作業中に岩石が跳ね返ってくる危険もあります。顔面に当たることもあれば、より大きなけがに繋がることもあるでしょう。危険を回避するためには十分な対策を必要とします。

また、個人では割った石を処分するのも苦労しがちです。大きな石は重量もあり、細かく砕かなければ持ち運ぶことも難しいです。自治体によって適切な処分方法も異なり、むやみに処分することはできません。砂利と混じっているときは、回収することが不可能な場合もあります。

どうしても個人で石を割るのが困難な場合は、石の割り方を熟知しているプロに相談するのが得策です。専用の機械を使用して行うため、適切な作業を依頼しやすく安全性にも配慮している業者が多いです。さらに、割った石を庭石として活用する際の施工もお願いすることができる場合もあります。

業者に依頼する場合は、丁寧に見積りを提示してくれる業者を選び、ご自身が納得できる方法を選択しましょう。

まとめ

石を割るためには、単純にハンマーを振り下ろせばいいわけではなく、正しい方法で行わなければなりません。むやみに作業することで、ケガにつながるおそれもあり技術が必要な作業と言えます。

また、石を割った後も正しい方法で処分しなければ、引き取りが不可能な場合もあります。作業自体に労力も必要なこともあり、なるべく作業経験が豊富なプロにまかせるのが有効です。砂利敷きや庭石敷きなど、割った石の活用方法についても相談できるかもしれません。

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