水槽の砂利はただの飾りではありません!底砂の種類と注意点とは?

2021.4.30

水槽の砂利はただの飾りではありません!底砂の種類と注意点とは?

ペットコーナーなどで売られている金魚や熱帯魚が入った水槽の中に砂利が敷かれているのを見たことはありませんか?手入れは大変になりますし、何より魚たちは水の中を泳ぐので砂利は不必要ではないのかと疑問に思う方もいらっしゃると思います。

実は、砂利には驚くべき効果があり、魚を飼育するにあたって必要不可欠なものなのです。砂利にはいったいどのような効果があるのでしょうか。本コラムでは水槽に敷かれる砂利の役割について詳細にみていきたいと思います。

水槽に砂利を敷く理由

水槽に砂利を敷いているのには主に6つの理由があります。

水草の育成

水槽での水草を育成する際に必要になります。
水草には流木や石などの根を絡み付ける種類と、水面を漂う種類がありますが、それ以外の種類の水草を育成するためには砂利が必要になってくるのです。
水槽底の砂利は水草が根を張る土台になり、栄養などを供給します。

水質の維持と安定

水中の陽イオンを吸着するという特徴があります。水の汚れや有害物質が吸着され、水質を安定させます。
また、砂利に含まれる成分が水に溶け、水槽で飼育している魚に適した環境の水を作り出すこともできます。

ろ過バクテリアの繁殖

ろ過バクテリアは有害物質などを分解し、水質の維持に繋げます。ろ過バクテリアはろ過フィルターの中に住み着いていますが、水槽底の砂利にも住み着くことができます。

色揚げ

水槽にいる生き物たちをきれいに見えせるために使われます。
砂利の色により、生き物たちが体色を変えることがあります。
そのため、どのような見え方を作るかによって砂利が変わってきます。

生態系の再現

見た目をきれいにするだけでなく、その水槽にいる生き物が住んでいた生体系を再現するために使います。砂利や砂に隠れたりと、さまざまな生態系を活かすためです。

美観・インテリア

自然を再現するだけでなく、水槽をインテリアとして見ることができるように使います。
レイアウト次第できれいな水景だけでなく、森や泉などの見た目にしインテリアとすることができます。

      水槽に砂利を敷く理由

砂利の種類

水槽には砂利だけでなく、砂など色々なものが敷かれているのを目にします。
主に水槽に敷かれている種類は7種類あります。

砂利より少し大きめの小石です。
礫の中にも大きさのサイズはそれぞれあり、小さなサイズは砂利とほとんど変わらない大きさになります。
単色で使うと粒がそろいすぎるため不自然な印象になります。そのため、砂利と混ぜて使うことで自然な印象を作り出すことができます。

砂利

水槽の表面積を増やすことができ、長期的に形が崩れにくくなります。ろ過バクテリアが住みやすく、通水性がいいのが特徴です。
ただ、石になるため水草に必要となる栄養が少なくなります。

目が細かく水草の根が張りやすいでが、栄養分は少ないです。また、通水性がよくないため、有害物質が発生しやすくなるおそれがあります。
明るい色が多いことから清涼感は出しやすく、水槽のレイアウトはしやすいです。

ソイル系

水草に必要な栄養を含んだ土を焼き固めたものになります。
焼き固められたことにより、ろ過バクテリアを促進し、土が泥のようにならなくなり水槽を汚れることを防ぎます。
また水草の栄養があるだけでなく、成長に必要な弱酸性を作り出す効果もあります。
ただし、ソイルは1~2年程度しか使うことができないです。

セラミック系

セラミックで作られている種類です。
ろ過バクテリアが住みやすいですが、無機物であるセラミックは水草の栄養はほとんどないです。
セラミックの種類によりますが、水質を弱酸性や弱アルカリ性にしてしまうことがあります。

溶岩砂

溶岩を砕いて作られる砂になります。
水草の栄養などはほとんどありませんが、他の砂と比べると独特の色合いをしています。
レイアウトの際にアクセントつけるのに使うことができます。
砕いて作られているため砂の角が尖っているものがあり、生き物が傷つく恐れがあるので使用の際は注意が必要になります。

サンゴ砂

サンゴ砂はサンゴの死骸から作られる砂になります。
カルシウムを多く含むため、水質の硬度、pHを上昇させてくれますが、弱アルカリ性にもしてしまいます。
ただ、死骸を砂にしたもののため水草に必要な栄養はほとんどないです。

      砂利の種類

砂利の扱いの注意点

水槽の砂利を扱う際は砂利の特徴などを考えて使うことがいいでしょう。
どのような種類の水槽を作りたいかによっても、扱う砂利は変わってきます。

また、砂利が不要になった際に処分する時も注意が必要です。
砂利だからといって、勝手に自然に捨てることはしないようにしましょう。
基本的には燃えないゴミとして捨てれるようですが、地域によって捨て方が違ってきます。捨てる際は市役所などに問い合わせるのがよいでしょう。

魚の糞などを含んでいるので、家に庭があるような場合は花壇などに捨て植物の栄養にしてもいいでしょう。

金魚を飼う場合の砂利は?

祭りなどで金魚を取ってきて飼育する人は多いと思います。
金魚の水槽には砂利は必ず必要なものになります。
水槽内に砂利が敷いていないと、人影や照明が反射して金魚のストレスになります。
金魚にストレスがたまると色が落ちていき、最悪死んでしまうおそれがあります。

金魚を飼育する際は、金魚飼育専用の砂利が売られています。
金魚は体に害虫がつくと砂利に体をこすることがあるため、金魚が傷つかないような砂利になっています。
また、赤い色合いの砂利など金魚の色揚げができるような専用の砂利もあります。

金魚を飼育する際に入れる砂利は必ず水で洗い、熱消毒してあげるのがよいでしょう。

まとめ

水槽で何かを飼育するだけでなくとも、水族館の大きな水槽でも砂利は敷かれています。
どのような場合でも水槽に砂利は使います。
水槽で飼育している生き物がいなくても、水槽にきれいに敷かれた砂利はインテリアにもなります。

水槽を一味違うようにしたいと感じたら、専門の業者に相談してもいいでしょう。

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