憧れの日本庭園を我が家に!枯山水式に砂利を敷いてみよう!

2021.4.30

憧れの日本庭園を我が家に!枯山水式に砂利を敷いてみよう!

DIYの流行によって何でも自分で作るという方が増えてきました。
最初は日曜大工くらいだったDIYも、最近ではその対象を広げ、庭作りなども含まれるようになりました。

そんなDIYによる庭作りでよく話題に上がるのが砂利敷きです。
お庭を自分のお好みの雰囲気に染められる点が人気の秘訣だそうです。

今回はそんなお庭の砂利敷きのなかでも、さらに難易度の高い、枯山水のお庭作りについてまとめてみました。
自分で枯山水方式に砂利を敷く、これはDIY好きにとってはわくわくしますね。

枯山水を作れる代表的な砂利の種類

では、枯山水にあう砂利とはどのようなものがあるのでしょうか。
最近ではホームセンターのほか、ネットショッピングでも購入できるようです。
       枯山水を作れる代表的な砂利の種類

白川砂

白川砂は白っぽい御影石を割って造った玉砂利です。
明るく清潔感がある白色が特徴の上品な石で、龍安寺など京都のお寺の石庭でよく使われている最もポピュラーな敷き砂といえます。
和風のお庭にするならまずこれといえるでしょう。

桜川砂

茨城県にある桜川で採れた、大きさ5mm程度の砂利です。
花崗岩が風化してできた褪せた褐色をしています。
和風庭園だけでなく洋風やモダンな雰囲気にも合わせる事ができる、多用途な砂です。

大磯砂

水槽に敷く砂としてよく使われているもの大磯砂は、黒っぽい素朴な色合いが特徴です。大きめの粒のものは丸みを帯びており、雨などに濡れると美しいつやがでます。
枯山水風の敷き砂にももちろんマッチします。

伊勢砂

三重県朝明川の流域で採れる、花崗岩質の細かい砂が伊勢砂です。
白っぽい色に褐色のさびが入った上品な石質で、洋風庭園などにも使えます。
上を歩きやすいのも特徴で、庭全体に敷くのならばこの砂利がよいかもしれません。

枯山水で砂利はどう敷けばいいの?

枯山水で最も重要なのはなんといっても砂紋といわれる、砂利の模様です。元来、「水を使わずに山水を表現する」のが枯山水。
砂利の模様で、水の流れを美しく表現しましょう。

イメージの大元は、仏教世界や宇宙観です。
心を穏やかにして思い浮かべた山の峰や大海、川のせせらぎを、自分なりの枯山水を砂利で表現してください。
山の部分は石を盛り上げ、海や川の部分には砂紋を描きましょう。

枯山水のお庭で有名なお寺ですと、毎朝数人がかりで熊手などを使って砂紋を描き直しているらしいです。
それほど繊細なものと思い、心して描いてください。
      枯山水で砂利はどう敷けばいいの?

参考になる枯山水の庭

それではここで実際に枯山水のお庭を見ていきましょう。
日本庭園といえばやはり京都。
その中でも有名な、名所と呼ばれるお庭をピックアップしました。
枯山水を砂利でどのように表現しているのか、注目です。

龍安寺(りょうあんじ)

1450年に創建された禅寺「龍安寺」のお庭は、世界的にも最も有名な枯山水の方丈庭園のひとつです。
幅約25m、奥行約10mの敷地に白砂が敷き詰められ、大小15の石が配置された石庭は、まことに見事な枯山水を表現しています。
どの位置から眺めても必ずどこか1つの石が見えないようになっている巧妙な配置も、人々の心を虜にする一因なのかもしれません。

建仁寺(けんにんじ)

京都最古の禅寺である「建仁寺」は、日本に禅宗を広めた栄西によって1202年に創建されました。
境内には白砂に縁苔と巨岩を配した枯山水庭園「大雄苑」、四面正面の枯山水式庭園「潮音庭」、「○△□乃庭」といった三様の日本庭園があります。
どれをとっても美しく、見ごたえのあるお庭は時が経つのを忘れて一日中眺めていてしまいます。

仁和寺(にんなじ)

御室の桜で有名な「仁和寺」は886年創建という大変歴史のある寺院です。御室御所(おむろごしょ)という名の通り皇室と縁が深く、明治期まで皇族が住職を務めた格式高い寺院でもあります。
2つの庭園があり、南庭は左近の桜、右近の橘が植えられ、その前方に白砂と松や杉を配した、簡素で趣のある庭。一方北庭は南庭とは対照的に池泉回遊式(中心に池を設け、その周囲を巡りながら観賞する)の雅な庭園となっています。
この見応えには、さすが世界遺産と唸らされます。

東福寺(とうふくじ)

紅葉の名所としても知られる「東福寺」は1236年から19年の歳月をかけて建てられた巨大寺院です。
東福寺には方丈(禅宗寺院の住持や長老の居室)を囲んで東西南北に4つの庭園があり、方丈の四周に庭園を巡らせたものは、お寺のたくさんある京都といえども、この東福寺の庭園のみです。
1939年に重森三玲(しげもりみれい)によって造園された庭園は、創建年代の鎌倉時代の質実剛健な庭園の風格を基調にしながらも、モダンな作りの枯山水庭園になっています。

大徳寺(だいとくじ)

京都でも有数の規模を誇る禅宗寺院である大徳寺は、1325年に創建されました。
広い境内には24もの塔頭(たっちゅう…大寺院の敷地内にある小寺院)があります。
そのうちの龍源院(りょうげんいん)、瑞峯院(ずいほういん)、大仙院(だいせんいん)、高桐院(こうとういん)の4つの塔頭は常時拝観可能で、それぞれに見応えのある庭園があります。
なかでも特に、大仙院の庭園は枯山水の名園として知られています。国の特別名所に指定されているこの書院庭園は、鶴島と亀島の間の蓬莱山から流れ落ちる滝が、大河となって大海に流れ込む様を石だけで表現しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
日本人としてこういった日本庭園への憧れをひそかに持っている人も決して少なくないのではないでしょうか。

京都の名庭園までとはいかなくても、自分なりに枯山水と砂利を敷いてみるのもよいのではないでしょうか。
もしうまくいかなければ、一度砂利敷きのプロである業者に相談してみてもよいかもしれません。

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