除草剤は撒いても大丈夫…？ガーデニングと雑草対策を両立するために

庭に花を植えて美しく見せたいのに、雑草が生えてきてしまうこともあります。庭の雑草対策をしようと思っても、さまざまな種類があり迷ってしまいます。
例えば、雑草には除草剤が有効ですが、花が枯れてしまわないか心配になるかと思います。

そこで本コラムではガーデニングの際の雑草対策について解説します。邪魔な雑草を駆除して、美しい庭を実現させましょう。

まずは確認！除草剤の基本知識！

除草剤とは、邪魔になった雑草に撒いて枯らすことができる農薬の一種です。除草剤といってもさまざまな種類があります。

選択式

除草剤には、選択式・非選択式の2種類があります。選択式は、農作物などに撒いた場合でも比較的有害とならず、雑草のみに効果がでるため、ガーデニングの雑草対策だけでなく畑や田んぼで利用されています。

非選択式

非選択式は撒いた場所すべての植物を枯らす効果があります。辺り一帯の雑草を一掃する場合に利用されています。

除草剤は、選択式と非選択式それぞれに液状タイプと粒剤タイプがあります。環境や用途に合わせて使い分けていきましょう。

液状タイプ

液状タイプは土にかけても効果がないため、植物に直接散布するようにしましょう。雨が降ると効果が弱まるため、晴れた日におこなうのがおすすめです。
即効性があるのがメリットですが、予防には向かないため生えてしまったあとの草木に使用しましょう。

粒剤タイプ

粒剤タイプは、土に散布することによって植物を根元から枯らすことができます。液状タイプと同じく雨に弱いです。
また、気温が20℃以下になると効果がでづらいため、暖かい晴れた日に散布しましょう。土壌に染み込むことで効果がでるため、すぐに花壇として利用するには不向きです。

数ある除草剤のなかで、ガーデニングの雑草対策に向いているのは選択式と液状タイプになります。除草剤は農薬の一種ですので、取り扱いには十分に注意し、それぞれの除草剤の使い方をしっかり確認し、使用することをおすすめします。

ガーデニングで対策！？グランドカバーは雑草に効果的？

芝生と似ていて、踏まれても枯れないぐらい強く、背丈の低い花や植物のことをグランドカバーといいます。

芝生で雑草対策をした場合、見栄えが単調になりがちです。グランドカバーには多年草やクローバー、アサギリソウなどバリエーションに富んでおり、シバザクラやマツバギクなど小さくて可愛らしい花を育てることによって見た目にも楽しむことができます。

このグランドカバーは、これらの植物は雑草に負けないぐらい繁殖力が高く、雑草の種が入り込めないほど成長するため、ガーデニングの雑草対策に有効です。

ただし、グランドカバーを植える前に雑草はすべて処理しておきましょう。新しく生えてくる雑草の繁殖は妨げますが、元から生えている雑草を根絶やしにすることはできません。

雑草を生やさないためには生えない地面にすることも重要！

庭中グランドカバーだらけにすると、広い庭は育成が大変となります。グランドカバー以外にもガーデニングの際に雑草対策として有効な方法がいくつかあります。

整える方法としては何がある？

雑草は地面に日光が当たることで生えてきます。そのため、地面に日光が当たらないように上からレンガやタイル、コンクリートなどを敷いて整地することによって雑草が生えることを抑えることができます。

人工芝を敷いたら雑草は生えるの？

芝生は植物でできた天然のタイプと、人工芝と呼ばれる化学繊維でできたタイプの2種類があります。
そのなかでも人工芝と聞くと本物の草木を使っていないため、雑草は生えづらいと思われるかもしれません。しかし、雑草が生える原因となる日光を完全に遮断することができないため、人工芝だけ使用しても雑草は人工芝の下から雑草が生えてきてしまいます。

雑草対策に砂利を敷くことはできるの？

雑草対策に砂利を敷くことは有効的といえます。砂利を約5cm土の上に敷けば地面の日光を遮ってくれるため雑草が生えづらくなります。

しかし、砂利を踏んでいるうちに地面に埋もれてしまい、土が露出してきます。その露出した土に、雑草の種が飛んでくることによって雑草が生えてしまうのです。砂利が地面に埋まりづらくすることができ、生えてきた雑草を食い止めるのに役立つのが防草シートです。

防草シートと組み合わせよう

防草シートはおもに2層で構成された化学繊維のシートです。表面は紫外線を遮るために有効となっており、裏面は雑草が貫通するのを防ぎます。
防草シートは織布と不織布の種類があります。

どちらも水が浸透し、水はけが良いという特徴があります。どちらの防草シートでも砂利が地面に沈まなくなり、土の露出を防ぐことができます。

ほかの手段と組み合わせて上手に庭へ組み入れよう

せっかくのガーデニングをおこなうのに庭一面を砂利にすると、見栄えが良くありません。レンガやコンクリートを敷いたり、人工芝やグランドカバーを植えてみるのもおすすめです。

しかし、ガーデニングしつつ雑草対策をするのは個人でおこなうのは大変な作業です。難しそうだなと思ったら業者に相談してみるのもいいかもしれません。

まとめ

ガーデニングの雑草対策として、除草剤は選択式を使用すると雑草のみを枯らすことができます。

人工芝や砂利を用いた方法もありますが、下地に防草シートを敷くことによって効果が高まります。

お好みの方法でガーデニングを楽しみながら雑草対策をすることによって、美しい庭を楽しむことができるでしょう。大がかりで大変そうだなと感じたら業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

砂利敷きを依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「砂利敷き」をご覧ください。