剪定のこぎりは用途に合わせて選ぶのがおすすめ|種類や使い方を解説

2023.11.20

剪定のこぎりは用途に合わせて選ぶのがおすすめ|種類や使い方を解説

剪定のこぎりは、庭木を剪定する際にあると便利な道具です。木には細い枝と太い枝があります。細い枝であれば剪定ばさみで事足りますが、太い枝だと剪定ばさみでは切れないため、剪定のこぎりが必要となるのです。

当コラムでは、剪定のこぎりの種類や使い方などについて解説しています。剪定のこぎりを購入するときや、実際に使うときの参考としてお役立てください。

また、剪定を業者に依頼したときの費用相場もご紹介しています。自分で剪定するのが不安という方は、業者に依頼することも検討しましょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

剪定のこぎりの種類と選び方

購入したくても、剪定のこぎりにはさまざまな種類があるため、どれを選べばいいのかわからないことでしょう。この章では、剪定のこぎりの種類と選び方についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

まずは種類を知ろう

まずは種類を知ろう
庭木の剪定に使われる代表的なこぎりの種類を以下に3つご紹介しますので、購入する際にお役立てください。

・非折り込みのこぎり

もっとも基本的な剪定のこぎりで、刃を鞘に収めて扱います。刃がまっすぐな直刃タイプと、カーブしている曲刃タイプがあります。全長が長いのでややかさばることもありますが、グリップ部分と刃がしっかりと接続されているので丈夫で、長く使うことができるでしょう。

・折り込みのこぎり

刃を折りたたんでグリップの中に収納できるタイプののこぎりで、鞘はありません。比較的小型で、刃の形は直線的になっていることが多いです。保管や持ち運びがしやすいのがメリットですが、使い込むうちにグリップと刃の接続部分が摩耗して壊れることがあります。また、刃を折りたたむ際に指などを挟んでケガをしないよう注意が必要です。

・竹用のこぎり

竹を切る際に使用されるのこぎりです。剪定のこぎりに比べて薄刃で刃のギザギザ部分が細かくなっています。竹以外にプラスチックなども切ることが可能です。

選び方

剪定のこぎりを選ぶ際は以下のようなポイントをチェックし、どのようなタイプが自分に合っているか判断してみましょう。

・直刃と曲刃

庭木の剪定にしかのこぎりを使わないのであれば、非折り込み式で曲刃の剪定のこぎりがおすすめです。刃がカーブしていると円柱状の枝に対して接地面が多くなるので、より効率的に切ることができるのです。対して庭木だけでなく平らな木材なども切ることがあるのなら、直刃タイプがあるとさまざまな用途に対応できるので便利でしょう。

・刃の長さ

刃は長いほど一度の動きで切れる量が多くなりますが、あまり長すぎても使いづらくなってしまいます。一般的には、21cm~24cmほどの長さがちょうどよいでしょう。

・刃の粗さ

剪定のこぎりは生木を切りやすいように、刃のギザギザが粗めになっています。そのなかでも、用途によって「荒目」「中目」「細目」といった種類があるのです。

荒目は太い枝でもスムーズに切ることができますが、切り口はややごつごつとしてしまいます。細目は切り口をきれいに切ることができますが、1回の動きで切る量が少ないので、太い枝を切るのは少し大変です。いろいろな枝を切るなら、中目ののこぎりを1本用意しておくのが無難でしょう。

・グリップの形

剪定のこぎりのグリップはピストルのように曲がっているタイプと、直線的な棒状のタイプがあります。曲がっているタイプは滑りにくく、片手でも使いやすいのがメリットです。棒状タイプは力をこめやすいので、太い枝を切る場合にはこちらのほうが便利でしょう。また、棒状タイプでも、端に返しが付いていて滑らないようになっているものもあります。

・重さ

長時間片手で扱うことを想定して、重すぎないものを選びましょう。女性やご年配の方が剪定をおこなう場合はとくに、できるだけ軽いものを選ぶことをおすすめします。

剪定のこぎりの使い方

剪定のこぎりを使えば太い枝を切ることは可能です。しかし、正しい切り方を知っておかないと、切り口から病害虫が発生し枯らしてしまうことにつながります。また、剪定のこぎりは、ほどんどの場合片手で使うためケガをするおそれもあるのです。

これらを防ぐために、以下からご紹介する剪定のこぎりの使い方を参考に、正しい使い方で庭木の枝を切りましょう。

剪定のこぎりを持つときは利き手

剪定のこぎりを持つときは利き手
剪定のこぎりは利き手で持つようにしましょう。使い慣れていない手で作業すると、枝の切り口が汚くなったり、自分自身がケガをしたりするおそれがあります。最近では左利き用の剪定のこぎりも販売されていますので、左利きの方はそちらを購入しておくようにしましょう。

剪定する枝を支えながら切る

剪定のこぎりで枝を切るときは、対象となる枝を手で支えて動かないようにします。ある程度切っていくと、枝が自分自身の重みで折れてしまうからです。切り始めは軽く引きながら切っていき、刃が深く入るようになったら引きを早くして切っていきましょう。

太い枝は3回に分けて切る

手で支えきれないほどの太い枝を切る場合、1回で切り落とすそうとすると枝の重みで折れ、皮が幹まで裂けてしまうことがあります。皮が大きく避けるとそこから菌が侵入するなどして、枯れる原因につながります。そうならないために、3回に分けて切り口がきれいになるように切りましょう。

・手順
1. 切る枝の付け根より少し先の、枝の下側部分に切り込みを入れます。
2. 切り込みよりさらに5cmほど先を、枝の上側から切り落としてきます。
3. 枝を切り落としたら、残った部分をつけ根にそって切り落とします。

先に下側に切り込みを入れておくことにより途中で枝が折れたとしても、切り込みよりも先まで裂けてしまうことはありません。

剪定に自信がないときは業者に頼ろう

剪定に自信がないときは業者に頼ろう
庭木の剪定は自分でおこなうことができます。自身で剪定すれば好みの樹形にできますし、知らない人を家の敷地内に入れる必要がありません。

しかし、木の背丈が高く自分で剪定することが困難だったり、剪定する時間がなかったりすると、業者に依頼することも検討する必要があります。庭木の剪定を業者に依頼した場合にかかる費用は、一般的に木の高さと本数によって以下のように変わります。

■剪定費用の相場(庭木1本あたり)
高さ3メートル未満 ……3,000円前後
高さ3メートル~5メートル未満 ……6,000円前後
高さ5メートル~7メートル未満 ……1万6千円前後
7メートル以上は個別に見積りが必要

ここでご紹介した費用相場は、あくまでも目安となります。くわしく知りたい方は業者に見積りを取ることをおすすめします。また、業者を決める際には1社に絞らず2~3社の見積りを比較してから決めるようにしましょう。

そうすることで、自身の納得できる費用と作業内容の業者を見つけ出せることができ、業者選びに失敗する可能性も低くなります。

まとめ

剪定のこぎりは、庭木を剪定する際に用意しておくと便利な道具です。しかし、使用用途に適したものを選ばないと、木を傷つけ枯らしたり、作業中にケガをしたりする原因につながってしまうおそれがあります。そのため、剪定のこぎりを購入するときは慎重に選びましょう。

もし、庭木の剪定に関してお困りになられましたら、弊社までご連絡ください。弊社には、さまざまな植物の剪定をしてきた実績のある業者が加盟しております。

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