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エニシダの剪定方法!黄色い綺麗な花を元気に咲かせるには?

投稿日:2017-11-21 更新日:2019-01-31

エニシダの剪定方法!黄色い綺麗な花を元気に咲かせるには?

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

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ガーデニングは、趣味のなかでも常に根強い人気を誇っています。最近では男性の方でも、お庭でのガーデニングを楽しんだり、鉢花を室内やベランダで育てていたりするという方が増えてきました。

そんなガーデニング、始めてみたいけど「最初はどれを育てるのがよいか分からない……」とお困りの方もいらっしゃるかもしれません。そんな方におすすめしたいのが「エニシダ」です。あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、このエニシダはとっても育てやすくて初心者の方にもおすすめの植物なのです。

今回の記事では、そんなエニシダの剪定の仕方や害虫対策について解説していきます。適切なお手入れをしてあげれば、エニシダは春先に美しい黄色い花を咲かせてくれるはずです。

エニシダとはどんな木か

エニシダは常緑または落葉性の低木です。原産地は主にヨーロッパですが、北アフリカ、カナリア諸島、アジアなどにも幅広く分布してします。乾燥地で無駄に水分が奪われないよう葉は小さく、その分緑色の枝でも光合成ができるという特徴があります。

じつは毒をもっています

きれいな花を咲かせるエニシダですが、じつは木全体に毒をもっています。中でも枝や葉の部分の毒は強力で、もし口にしてしまうと嘔吐や下痢の症状を起こすほか、ひどいときには呼吸不全を引き起こす危険性さえあるそうです。また、この毒を利用した強心薬も存在します。

ちなみに、エニシダの花言葉は「謙遜」「卑下」「清潔」となっています。そのうちの「清潔」は、エニシダの枝からホウキが作られていたことに由来しているそうです。空を飛んでいる魔女がまたがっているホウキも、このエニシダの枝からできているといわれています。

日本のエニシダは「ヒメエニシダ」

日本の園芸店に並んでいるエニシダは、上記のものとは少し違う「ヒメエニシダ」がほとんどとなっています。ヒメエニシダは5月から6月にかけて鮮やかな黄色の花を咲かせるのが特徴で、鉢花として親しまれています。また、エニシダは花が垂れ下がっていますが、ヒメエニシダは花が上を向いているという違いがあります。

栽培の観点から見るとヒメエニシダは高温多湿に弱く、うまく手入れできないと夏に枯れてしまうことが多いです。ほかにもエニシダがマイナス5℃まで耐えられる一方で、ヒメエニシダは0℃までしか耐えることができません。

エニシダのおおまかな特徴が分かったところで、エニシダはどう剪定すべきなのか、いつ剪定を実行すればいいのかについて、次の項目で解説していきましょう。

エニシダとはどんな木か

エニシダの剪定時期と方法

エニシダに限らず、植物は定期的に剪定をおこなわなければいけません。もし剪定をしないと、枝が多すぎるせいで全体に行き渡る栄養が少なくなり、元気に育たなくなってしまいます。また、日当たりが阻害されるせいで、害虫の発生や病気の発症の原因になるおそれもあるのです。

エニシダを剪定するには?

エニシダの場合、株が小さいうちは定期的な剪定の必要がありません。この段階だと樹形が何をしなくてもまとまってくれるので、剪定で整えたりしなくてもよいのです。

3年以上育って枝が混み合い始めたり、株が大きく育っていたりしたときにはじめて、エニシダの剪定をする必要が出てきます。6月ごろの花が咲き終わった時期に、伸びすぎてしまった枝や1か所に集中してしまっている枝を切り取って、風通しを改善しておきましょう。

なお、太い枝を切り落とす際、枝の途中で切ると枯れやすくなってしまいます。ですので、枝の分かれ目の部分を切るようにしましょう。また、切断面が大きいとその分雑菌が侵入するリスクがあるので、切り口に癒合剤を塗って雑菌を防ぐようにしてください。

花がら摘みはしっかりしよう

エニシダを長く育てるには、剪定とは別に「花がら摘み」をする必要があります。花がら摘みによって咲き終わった花を摘み取っておかないと、新しい花が咲きにくくなるだけでなく、栄養不足によってエニシダ自体の寿命まで縮んでしまいかねません。

咲き終わってしぼんだ花は、種子ができる前にガクごと摘むようにしましょう。花の部分だけ摘むと、ガクの部分から種子が作られてしまい、その分余分な養分を使うことになってしまうからです。

エニシダを挿し木で増やす方法

エニシダを剪定する際に切った枝葉を挿し木にすることで、別のエニシダを新たに生やすことができます。エニシダの寿命は約10年と短いのですが、挿し木によって新たなエニシダを生やすことで、長い間育てることができるのです。

挿し木に適している時期は、3月から4月、もしくは6月下旬から7月上旬となっています。3月から4月は昨年に伸びた枝を、6月下旬から7月上旬は今年伸びた新梢を使いましょう。ちなみに、挿し木に使う枝は「挿し穂」と呼ばれています。
挿し木の手順は、以下の通りです。
 

1.エニシダの枝を5~10cmに切り取る

使用するのは剪定したものでも問題ありません。先端にある2,3枚の葉以外の葉を、取り除いておきましょう。このとき、きれいに枝を切断できないと植物の細胞が破壊されてしまうため、うまく根を生やせなくなってしまいます。切れ味のよい剪定ハサミを使うようにしてください。
 

2.切り口を斜めに切り、水に30分~1時間漬ける

挿し穂の切り口を斜めにしておくことで断面が広くなり、多くの根を生やすことが可能になります。また、水に漬け終えた挿し穂を土に挿す前に、根の生長を助ける「発根剤」を塗っておくとうまく根が生えてくれるはずです。
 

3.枝を赤玉土(小粒)などの「清潔な土」に挿す

病原菌が含まれた土だと挿し穂にカビが生えてしまうほか、養分が多い土だと根が育ちにくくなることがあります。ですので、腐葉土や肥料用の土を使うのは控えるようにしましょう。挿し木用の土も販売されているので、そちらを活用するのもおすすめです。
 

4.直射日光の当たらない場所で、土が乾かないよう管理する

直射日光の当たらない、風通しのよい明るい場所が、挿し穂の生長には適しています。土が乾燥しないようこまめに水やりをしながら、根が生えるまで2~3週間ほど待ちましょう。ただし、ひんぱんに水を与えすぎるとかえって腐敗の原因になってしまいます。
 

5.根が十分に生えたら、鉢か地面に植え替える

途中で根が出たか確認するために苗を引き抜こうとすると、生長を妨げるおそれがあります。ですので、気になっても2~3週間経つまで我慢するようにしましょう。

エニシダを挿し木で増やす方法

エニシダの栽培において注意するべき病気や虫

エニシダは、剪定した枝から別の個体を増やすことができる楽しい植物です。ですが、順調に育てていくには気を付けなければならないこともあります。それは、全てのガーデニングの敵である「病気」と「害虫」です。

害虫に栄養を吸い取られて弱っていったり、病気に感染して無残に枯れてしまったりする植物を見るのは、育てている側としては本当につらいものです。では、エニシダはどんな病気や害虫に警戒しなければならないのでしょうか。

エニシダは害虫に強いけど……

エニシダは病害虫にはとても強い植物です。これといって目立った病気にはかかりません。しかし、だからといって何の対策も取らなくていいというわけではありません。まれにですが、エニシダはアブラムシやコガネムシの被害に遭うことがあるのです。
 

アブラムシの被害

アブラムシは、幹や枝葉に寄生して栄養を吸い取る害虫です。4〜6月や9〜10月頃になると、繁殖期を迎えたアブラムシが増殖しはじめます。単為生殖が可能なために繁殖力がとても強く、突然アブラムシが湧いて出てきたことに驚く方も少なくありません。

アブラムシ対策としては、木酢液を使用するのが代表的です。木材を焼いたときに出た煙から生成されたこの液体には、優れた殺虫効果を有しています。原液を薄めて作ったスプレーを1日2回はエニシダに散布すれば、アブラムシ駆除に期待できるでしょう。
 

コガネムシの被害

コガネムシの成虫は葉を食べるだけでなく、幼虫は地中に潜んで根を食べてしまいます。とくに幼虫が根を食べる速度は速いので、早急に対処しないとエニシダがあっという間に枯れてしまうおそれさえあるのです。

コガネムシの被害に遭っている木は、周辺に直径3mmほどの黒い糞が落ちていることがあります。成虫がすでに卵を地中に植え付けている可能性もあるので、もし成虫による葉の被害を発見したら、土を掘り返して幼虫がいないか確認しておきましょう。

害虫が寄り付かない環境を作ろう

見つけ次第薬剤で害虫を駆除するのも大切ですが、害虫が寄ってくる環境を作らないことも大切です。たとえば、アブラムシが寄ってくる環境とは以下のようなものを指しています。このような状態にならないよう、日ごろから気を使っておきましょう。
 

窒素肥料の使用頻度が多い

窒素分の多い化学肥料を与えすぎると、葉に多量のアミノ酸が合成されます。アブラムシはアミノ酸を好物としているため、その状態の植物は彼らにとって格好の餌場となってしまうのです。ですので、窒素肥料の使い過ぎは控えるようにしましょう。
 

日当たりや風通しが悪い

先ほども触れたように、剪定をしない木は日当たりや風通しが悪くなるため、害虫が住み着きやすい環境になってしまいます。エニシダは剪定が比較的楽な植物ではありますが、決して手を抜いたりさぼったりしないようにしましょう。
 

天敵が少ない

アブラムシを食べる昆虫がエニシダの付近にいれば、アブラムシを駆逐してくれるかもしれません。たとえば、テントウムシはアブラムシの天敵とされており、現在は飛翔能力を失くしたナミテントウの幼虫が封入された製剤も販売されています。

まとめ

5月から6月にかわいらしい花を咲かせるエニシダは、ガーデニングでも人気のある植物です。剪定の必要もあまりないうえに病気や害虫にも強いので、非常に育てやすい部類に入ります。ガーデニング初心者の方にもおすすめなので、ぜひ興味がある方は栽培してみてください。

なお、エニシダの剪定はそれほど難しくはありませんが、ほかの庭木はそう簡単にはいきません。素人では剪定の難しい木も少なくないため、もしそういった木を剪定する必要が出てきた際は、自分でもできると簡単に思わずに、剪定の業者に依頼するのをおすすめします。

剪定の依頼をできる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。
(この記事は2019年1月31日に加筆・修正しています)

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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