はじめはそれほど大きくなかったヒイラギナンテンでも、放っておくと背丈が高くなっていきます。あまりにも伸びすぎると見た目が悪いですし、手入れもより困難になることから、定期的に剪定して短くしておきたいものです。
そこで、この記事では、ヒイラギナンテンの剪定方法について紹介します。また、ヒイラギナンテンを健康的に育てるための場所や、花と実の特徴も記載しています。さらに、ヒイラギナンテンの仲間についても紹介していますので、最後まで読めばこの木についての知識が深まるでしょう。
目次
ヒイラギナンテンの剪定
手入れのなかでも、ヒイラギナンテンの剪定には気をつけておきたいことがいくつかあります。剪定の時期や、注意点を知っているかどうかで出来ばえが変わることもありますので、ぜひ確認してみてください。
剪定時期
ヒイラギナンテンの剪定時期は、春の入りはじめである3~4月がおすすめです。この時期を過ぎると花芽ができる枝が伸びていくことから、その前に剪定をおこなえば、この枝を切り落とさずにすみます。
剪定のポイント
枝があまり横へ伸びないヒイラギナンテンは、幹の剪定をおこなわないと上に伸びっぱなしになりやすいです。バランスを整えて見栄えのよい木にしたい場合は、幹を剪定しましょう。
剪定する場所は、横から新しく伸びた枝のすぐ上の幹がおすすめです。この部分を剪定することで、新しい枝を残しつつ、その切り口から複数の枝が横に伸びていくのです。ヒイラギナンテンには、切り口から新芽が出やすい性質がありますので、これを利用して枝を横へ増やしていくとよいでしょう。
剪定の注意点
剪定の際は、ヒイラギナンテンの葉先がトゲになっていることに注意してください。触れるとケガをするため、剪定する枝や幹の場所だけでなく、トゲの位置についても確認しておきましょう。
また、新しい枝葉を取り除いてしまうと、来年は開花しなくなることにも注意が必要です。ヒイラギナンテンが花を咲かせるのは新しい枝葉からであり、これを取り除くと花芽も切り落としてしまうことになります。そのため、花を見たい方はできるだけ古い枝から剪定するようにしてみてください。
そして、ヒイラギナンテンは枝の伸びが遅いことも知っておきましょう。枝の成長が遅いので、剪定しすぎるとさびしい見た目の庭木になってしまいます。作業しながら切り落とす枝を決めると切りすぎになりやすいので、事前に計画を立ててから剪定に取り掛かることをおすすめします。
ヒイラギナンテンが好む場所
ヒイラギナンテンを育てる場所は、日が当たりすぎず、風とおしがよい場所がおすすめです。ヒイラギナンテンは枝の伸びが遅いので、生育をよくするためにも、できるだけ理想的な環境を目指していきましょう。
日当たりについては、午前中だけ日が当たって午後は日陰になるような半日陰が適しています。日陰だけの場所で育ててしまうと、日光を得るために無理やり枝を伸ばす徒長が起きやすくなったり、花芽がつきにくくなったりします。また、常に直射日光が当たる場所だと、葉が変色することがあるので気をつけてください。
風とおしは、ヒイラギナンテンのまわりだけでなく、庭木の内側にも気をつけます。枝どうしが絡まっていたり枝が増えすぎたりしていると、ヒイラギナンテンの風とおしが悪くなるのです。対策としては、ヒイラギナンテンの枝を剪定して内側をすっきりさせるとよいでしょう。
暑さには強いが寒さには弱い
育てる場所としては気温も大事で、ヒイラギナンテンに直接寒風が当たらないかどうかも意識しましょう。暑さに強いヒイラギナンテンですが、寒さにはあまり強くないので、冬に風が直接ぶつかる位置だと、生育が悪くなりやすいです。
ヒイラギナンテンは花と実がなる
ヒイラギナンテンは花と実の両方をつける庭木で、花は3~4月ごろに、実は6月の初夏から作られます。ヒイラギナンテンの剪定時期が3~4月ごろであることから、花が咲いたときが剪定の目安ともいえるでしょう。
花は黄色、実は青色で、熟すとだんだん濃い色になっていきます。ヒイラギナンテンの花からはジャスミンの香りがするため、人によってはアロマとして楽しむこともできます。
ヒイラギナンテンの種類
ヒイラギナンテンには、似たような性質をもつ種類があります。もし、この記事で紹介したものと、育てているヒイラギナンテンの特徴が合わなかった場合は、別の種類を植えているのかもしれません。
ナリヒラヒイラギナンテン
この種類は、黄色の花や黒紫色の実がなる点では同じですが、葉のトゲがひかえめになっています。また、大きな違いとしては開花時期であり、9~11月ごろの寒い季節に花が咲きます。そのため、冬に花を楽しみたい方は、ナリヒラヒイラギナンテンを育ててもよいでしょう。
ホソバヒイラギナンテン
この種類は通常のヒイラギナンテンより葉が細いため、”細葉”ヒイラギナンテンとよばれているそうです。ホソバヒイラギナンテンは、ナリヒラヒイラギナンテンと同様に9~11月に開花します。ただ、こちらは葉のトゲがややするどくなっていますので、その点で見わけることができるでしょう。ホソバヒイラギナンテンの剪定時期は、ヒイラギナンテンと異なり、12~2月ごろとなります。
このように、ヒイラギナンテンの種類によって特徴や、手入れの時期などが変化してきます。育てるときは、どのヒイラギナンテンを育てているかを把握して、それに適した方法で手入れをおこなうようにしましょう。
まとめ
ヒイラギナンテンを剪定するときは、3~4月におこないます。剪定の際は、新しい枝のすぐ上の幹を剪定するのがよいでしょう。育てる場所としておすすめなのは、日当たりや風とおしのよいところです。最適な環境でうまく育てることができれば、花は3~4月ごろに咲き、実は6月の初夏につきはじめるでしょう。
そんなヒイラギナンテンには、幾つかの品種があります。比較的トゲがひかえめなナリヒラヒイラギナンテンや、葉が細いホソバヒイラギナンテンなどです。
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