ヤマボウシを害虫から救おう!やっかい者の駆除方法と予防法を紹介!

2023.11.20

ヤマボウシを害虫から救おう!やっかい者の駆除方法と予防法を紹介!

ヤマボウシは本来、虫がつきにくい木です。しかし、育てている環境が悪かったりする場合は虫がついてしまうこともあります。虫がつくと樹木はどんどんボロボロになっていってしまい、最悪の場合枯れることもあるのです。そのため、早急に手を打つ必要があるでしょう。

今回のコラムでは、ヤマボウシに虫がついてしまった場合の対策方法について解説していきます。今まさにヤマボウシに虫がついて困っているという方は、ぜひ参考にしてください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

ヤマボウシの葉を食べる害虫と駆除方法

ヤマボウシにつく虫には、イラガやアメリカシロヒトリなどがいます。基本的に早く発見できればできるほど、被害は小さく済みます。ここでは、この2種類の虫の見分け方や生態、駆除方法について解説していきます。

イラガ

イラガ
イラガの幼虫は7月から8月頃に発生して、ヤマボウシの葉を食べてボロボロにしてしまいます。葉を食べてしまう以外にも、イラガの幼虫は強い毒を持っており、棘に触れると長い時間ひどい痛みに襲われるともいわれています。見つけたらすぐに駆除すべき虫でしょう。

イラガの見た目は特徴的なため、見分けるのはそこまで難しくありません。体は黄緑色で、背中に青い点のようなものが直線に並んでいる毛虫がいたら、それがイラガでしょう。刺されないためにも駆除をするときは必ず軍手などで手を守るようにしてください。

イラガの幼虫がまだ生まれて間もないころであれば、1枚の葉の裏で群れになっていることも多いため、葉を落として靴で踏んだりして一網打尽にできます。ただ、成長するにつれて単独で行動するようになっていくので、一匹一匹と個別に対処していくは難しくなってくるでしょう。そうなった場合は薬剤を使って全体的に駆除していくことをおすすめします。

アメリカシロヒトリ

アメリカシロヒトリは、6月から7月ごろに発生します。体は細長く、色は淡黄色ですが、全体に短い黒い毛が生えているため、全体的に黒っぽく見えます。イラガと異なり毒はありません。生まれて間もないうちは白い糸のようなものの中にいるので、木に白い眉に包まれた毛虫を見つけた場合はアメリカシロヒトリの可能性が高いです。

アメリカシロヒトリもイラガと同様に小さいうちは1枚の葉っぱにまとまっているため、駆除は簡単です。ただ、やはり大きくなると単独で行動を始めてしまうので、その場合は全体に薬剤を撒くなどして処分してください。

ヤマボウシの幹を食べる害虫と駆除方法

ヤマボウシにつく虫には、幹を食い荒らすものもいます。幹を食い荒らされると、葉を食べられたときよりもダメージが大きくなることが多いです。ここからは、幹につく害虫について解説していきます。

テッポウムシ

テッポウムシ
テッポウムシは、カミキリムシの幼虫です。カミキリムシは幹の内部に卵を産み付けます。卵が孵化するとテッポウムシが生まれて、内側をどんどん食い進んで木をボロボロにしてしまうのです。早めに発見できないと被害はどんどん広がってしまい、最悪の場合、木が枯れてしまうこともあります。

テッポウムシがいるかどうかは、木の根元を見ることでわかります。根本におがくずのようなものが大量に落ちているなら、それはテッポウムシが木の内部を荒らしまわった跡でしょう。おがくずが落ちている位置から上に木をたどって、小さな穴が空いている部分があればその中にテッポウムシがいる可能性が高いです。

テッポウムシの駆除は針金を使う方法とテッポウムシ用の殺虫剤を使う方法があります。針金を使う方法なら、そのまま穴の中に針金を通していって、テッポウムシをつぶすだけで終わります。殺虫剤を使った方法も同様に、穴の中にノズルを差し込んで噴射しましょう。駆除が終わったら最後に穴をふさいで、虫や雨水などが入らないようにしておくと被害の拡大を防げます。

カイガラムシ

木に張り付いている貝殻のようなものを見つけたら、カイガラムシの可能性が高いでしょう。殻を被った小さな虫で、集団で幹や葉に張り付いて、木の栄養を吸い取ります。

栄養を吸うため、木の生長が悪くなったり、枯れてしまったりすることもあります。また、すす病などの病害を誘発させたりもするやっかいな虫です。この虫も見つけ次第早めに駆除する必要があります。

カイガラムシの駆除方法には、そぎ落とす方法と殺虫剤を使う方法があります。成熟したカイガラムシは硬い殻に覆われており、殺虫剤の効果があまり届かないことがあるので、そういった場合はブラシなどを使ってそぎ落としていきましょう。カイガラムシが幼虫の場合はまだ殻に覆われていないため、殺虫剤でもよくききます。

ヤマボウシを害虫から守る方法

ヤマボウシにつく虫は、不衛生な部分に住み着くことが多いです。たとえば、日の光が当たらない場所や、風通しの悪い場所です。そのため、樹木を常にキレイに保っておけば、害虫などが寄り付く可能性を下げられるでしょう。

そこで重要になってくるのが剪定です。剪定をしっかりおこなうと、日当たりや風通しを大きく改善できます。逆に剪定をしっかりしておかないと、木の衛生状態はどんどん悪くなってしまうでしょう。

ヤマボウシは、一般的に剪定をあまりしなくてもよい木ともいわれています。たしかにヤマボウシは放っておいてもキレイな形に整いやすいです。ただ、枯れた枝や密集した枝などの手入れはしておかないと、日当たりが悪くなって害虫がわいたり、病気になったりする原因になってしまいます。

そのため、枝などが増えすぎていると感じたときなどは必ず剪定をしておきましょう。ヤマボウシは背が高くなる木なので、業者に剪定を依頼するという手もあります。剪定に慣れていない方でも、業者であれば安全かつ確実に作業してもらえるのでおすすめです。

ヤマボウシは本来虫がつきにくい木

ヤマボウシは本来虫がつきにくい木
ここまでヤマボウシから虫を駆除する方法について解説してきましたが、ヤマボウシは本来虫がつきにくく手入れも簡単な樹木として人気のある木です。耐暑性、耐寒性もよく、丈夫な樹木として知られています。

しかし、丈夫なイメージの強いヤマボウシでも、不衛生な状態で放置し続けると害虫などの影響で枯れてしまうこともあります。育てやすい木とはいえ、適した時期に適した手入れを忘れずにおこなう必要はあるでしょう。

しっかり手入れをすれば、夏には白い葉に包まれた花を咲かせたり、秋には赤い実をつけたりと、季節によって色とりどりの姿を見せてくれます。元気な姿を長く楽しみたいのであれば、するべきときにはしっかりとお世話をしてあげましょう。

まとめ

ヤマボウシは害虫や病気に強い植物として知られていますが、不衛生な状態が続いてしまうと虫がついてしまうことがあります。

ヤマボウシについてしまう虫には、葉っぱについてしまうイラガやアメリカシロヒトリ、幹を食い荒らすテッポウムシやカイガラムシがいます。どの虫であっても、早急に手を打つことが肝心です。早ければ早いほど、駆除は簡単になって、被害も少なくなります。

ヤマボウシに虫がつかないようにするためには、剪定が重要なポイントとなります。密集しすぎた葉や枯れた枝などをしっかり切り落としておけば、害虫がつきにくくなります。

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