ウバメガシで生垣をつくろう!作り方や手入れの方法をご紹介!

2023.11.20

ウバメガシで生垣をつくろう!作り方や手入れの方法をご紹介!

住宅街などで、ウバメガシを生垣にしている家庭をよくみかけますよね。しかし、実際に作ろうと思うと「どのくらいの間隔で植えたらよいかわからない」「どのような見た目になるかわからない」と戸惑われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。間隔を離しすぎて、隙間が空いてしまうのは避けたいですよね。

今回は、ウバメガシの生垣の植え方や剪定方法について紹介していきます。また、ウバメガシに発症しやすい病気についても解説します。最後まで読んで、ウバメガシの生垣をつくってみてください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

ウバメガシの成長スピードは遅め

ウバメガシは成長スピードが遅く、1年で50cmほどしか育ちません。野生だと15m以上大きくなることもありますが、ウバメガシを生垣として栽培すると、3~5mほどしか成長しないのです。そのため、生垣として活用しやすいでしょう。

ウバメガシの成長スピードは遅め

生垣を作るときに狭い間隔で植えてしまうと、成長したときに窮屈になってしまいます。また、離しすぎると隙間があき、寂しくみえてしまうでしょう。そのため生垣を作るときは、植物の成長を予想して、植え付けていく必要があります。ウバメガシを生垣にする場合は、30cm~40cmほどの間隔で植え付けてください。イメージとしては、1mに約3本ずつ植えるとよいでしょう。

ウバメガシの葉は、光沢がありはっきりしていて、枝も丈夫でつよいです。そのため、生垣にすると、見た目がかたい印象になります。また、アーチ状の生垣にしても、見応えがあります。ウバメガシを植えるときは、3月~8月の間にしましょう。ウバメガシは、寒さに弱いため、植える季節を誤ってしまうと、生育が悪くなるおそれがあるので注意しましょう。

植え付けするときは、土壌有機物の腐葉土を庭土と混ぜることで、成長の手助けをしてくれます。また、根が張るまでに1カ月弱ほどかかります。そのため、あまり焦らずに状態を観察していくことが大切です。ウバメガシは、雨水などから水分を吸収するため、水をあたえなくても問題ありません。しかし、夏場など土が乾燥する季節は、水をあたえてください。

ウバメガシは刈り込みにつよい

ウバメガシを生垣にすると、定期的に剪定をおこない形を整えなければなりません。ウバメガシは、枝が太く丈夫なので、思いっきり刈り込む「強剪定」をおこなっても問題ありません。剪定する場合は、年に3回ほどおこないましょう。時期は、成長が終わる5月と伸びた枝が重なってくる7月と9月におこないます。

ウバメガシは刈り込みにつよい

寒い時期の11~3月の剪定は控えましょう。ウバメガシは寒さに弱いため、この時期に剪定してしまうと、風通りがよくなりすぎて病気を発症してしまうおそれがあります。剪定をおこなうときは、伸びて邪魔になっていたり、日差しがあたらなかったりする枝を枝元から切っていきましょう。

しかし、強剪定をおこなうと、勢いのある太い枝「徒長枝」が生えるおそれがあります。徒長枝を放置していると、栄養がかたより株がよわってしまう危険性があります。そのため、剪定時期に徒長枝も切ってください。また、ウバメガシは枝が丈夫なので、剪定する場合は力が必要です。剪定をおこなうのが困難な場合は、業者に依頼するといいでしょう。

ウバメガシの生垣は駐車場周りにもつくれる

ウバメガシは、道路の分離帯や公園などに植えられているのをよくみかけるでしょう。道路など車の通りが多い場所は、排気ガスなどの大気汚染で植物を枯らしてしまうおそれがあります。しかし、ウバメガシは大気汚染にとてもつよいという特徴があります。

ウバメガシの生垣は駐車場周りにもつくれる

そのため、駐車場周りにウバメガシの生垣を利用するとよいでしょう。また、駐車場周りにつくることによって、目隠しや防音対策にもなります。ウバメガシは、葉が硬くはっきりとしているため、生垣にすると外からみえません。防音にも適しているので、車の音などが目立つ住宅街にはとくにおすすめです。

またウバメガシは潮風や乾燥にもつよいため、海の近くに住んでいるかたや、乾燥しやすい地域のかたも便利に感じるのではないでしょうか。

しかし、ウバメガシは秋になるとどんぐりの実をつけていきます。どんぐりの実が落ちて周辺を汚してしまうおそれもあるので、生垣をつくる場合は注意しましょう。

ウバメガシが病気になったときの対処法と予防法

ウバメガシは、うどんこ病という病気を発症しやすいです。うどんこ病は4~10月と長い期間で発症します。葉に白いカビを斑点状に増やし、放置していると植物が成長をおこなわなくなり、最悪枯れてしまうのです。

ウバメガシが病気になったときの対処法と予防法

うどんこ病は、20℃前後で乾燥している気温を好みます。もし、葉に白い斑点をみつけたときは、お酢を水で薄めた霧吹きを振りましょう。しかし、あまりに状態が悪ければ、葉を摘み取ってしまって問題ありません。また、窒素の含まれた油カスなどの肥料をあたえすぎると、うどんこ病にかかりやすくなるので注意しましょう。

うどん粉病以外にも、てんぐ巣病にも気を配る必要があります。てんぐ巣病は、枝や株の根元または茎などから小枝や葉が大量に生まれ、発症してしまうと新芽がつかなくなり成長が悪くなります。

また、栄養が分散されて株が小さくなるおそれがあるのです。てんぐ巣病の原因は、糸状菌とファイトプラズマというカビです。2つのカビは、風などで飛んできたり、虫などが運んできたりします。

対策としては、発症した部分を根元から切り落としてください。切り落としたら、他の植物に感染しないようにゴミとして処理しましょう。ウバメガシの生垣は、病気になると手入れが大変になります。病気になるまえに、薬剤をまくなどの対策をおこないましょう。

まとめ

ウバメガシは、成長スピードが遅い植物です。野生のウバメガシは、15m以上にもなりますが、生垣として栽培すると3~5mほどにしか大きくなりません。生垣として植える場合は、30~40cm間隔で植え付けていきましょう。ウバメガシの葉は、光沢がありはっきりしています。そのため生垣にすると、かたい印象にみえます。

まとめ

根が張るまでに1カ月弱ほどかかるので、焦らずに状態を観察しましょう。ウバメガシは、枝が太く丈夫なので、思いっきり刈り込む強剪定をおこなっても問題ありません。しかし、強剪定をおこなうと徒長枝が生えるおそれがあります。剪定するときは、徒長枝を切っていきましょう。

ウバメガシは、大気汚染や潮風につよいので駐車場などにつくることをおすすめします。ウバメガシは、うどんこ病とてんぐ巣病に注意しましょう。病気になると手入れが大変になるので、病気になるまえに薬剤をまくなどの対策をおこないましょう。

ウバメガシの生垣は、年に3回ほど剪定をおこなわなければなりません。枝も丈夫で力が必要なので、不安がある場合は、業者に依頼してみてください。

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