ブルーアイスの魅力は、なんといっても雪をまとった樹氷のように見える美しい樹形ではないでしょうか。また、ブルーアイスを含めた常緑針葉樹の総称は、コニファーとも呼ばれ数百種になります。異なる品種のコニファーを交互に植え込んで、生垣として利用するのも面白いかもしれません。
そんなブルーアイスを上手に育てて、美しくボリューム感のある生垣を作ってみませんか?ここでは、ブルーアイスの剪定方法や日々の手入れの仕方など、健康な木を育てるためのコツをご紹介していきます。
ブルーアイスの育て方
木の弱い点を理解して適切な手入れをすれば、元気で健康に育つことへつながります。そのため、ブルーアイスの育て方を知るまえに、まずその特性を理解することが大切です。
ブルーアイスを植え込む場所は、日当たりのよいところが適しています。しかし、夏の強い日差しを受けると葉焼けを引き起こすおそれがあります。このため、植える場所は慎重に選ぶことが大切です。
また、根が少なく浅いため、強風などで木が倒れてしまうおそれがあります。そのため、風当たりの強くない場所に植え込むことがおすすめです。とくに苗木や若い木のころには、支柱などで補強して対策をしましょう。
土には、水はけのよい腐葉土などの有機物を混ぜ込んだものが適しています。もし、生育が悪いようなら、2月ごろに効果がゆっくりと長続きする緩効性の肥料を与えましょう。しっかりと根づけば、自然の降雨でも十分に育っていきます。
株を増やしたいときには、さし木がおすすめです。ブルーアイスの剪定をする2月ごろに合わせておこなうとよいでしょう。10センチほどに切った穂木を1時間ほど水あげして、栄養豊富な土にさしておきます。切り口を斜めに切ると、栄養を吸収しやすくなります。さらに、発根促進材などを使うと根づくのが早くなるので、より効果的でしょう。
ブルーアイスが枯れたときの対処法
ブルーアイスの剪定をして、しっかり育てていても知らない間に枯れていることも少なくありません。枯れてしまう原因には、主に高温多湿と乾燥があげられます。庭植えなどの場合は、強い日差しによる葉焼けを防ぐため、遮光ネットなどを使って木にかかる負担を軽くするのもよいでしょう。
表面の土が乾きやすい夏は、水切れによる枯れを防止するために、こまめな水やりが必要です。しかし、水の与えすぎも木にとって良くありません。
ブルーアイスは枝葉が密集するため、木の内部が蒸れやすいのです。この湿度が高い状態が続くと病気でなくても、枯れやすくなってしまいます。内枝から茶色に変色しているときは、蒸れているサインかもしれないので、注意して見ることが大切です。
このように、さまざまな要因で枯れてしまった枝葉は、一度変色してしまうと全体へと広がっていきます。もし、見つけた場合には、手で摘み取るなどして切除するようにしましょう。
ブルーアイスの剪定のコツ
ブルーアイスは、自然の状態でも円すい形に形成されていきます。しかし、枝が伸びて大きくなるだけで見た目が悪いため、樹形を整えるには適切な剪定が大切になります。ブルーアイスの剪定の場合、切り戻しや透かす方法を中心におこないます。
切り戻し剪定は、枝の半分くらいの位置で切り、そこからわき芽を出させ、樹形を整える方法です。ブルーアイスは萌芽力が強いので、わき芽からたくさんの葉が増えていきます。ただ、葉のなくなるところまで深く枝を切ってしまうと、その枝には新しく芽や葉がでにくくなってしまいます。そうなると枝枯れしやすくなるので、葉を残して枝を切るように心がけましょう。
透かし剪定は、樹形を崩すように伸びすぎた枝や内部の混みあった枝葉を切って、風通しを良くします。それによって、強風で木が倒れないようにする対策にもつながります。このとき、たまっている枯れ枝なども忘れず取り除きましょう。
ブルーアイスは萌芽力が強いため、透かすような手入れならとくに時期は選びません。しかし、夏の剪定は木を弱らせる原因になるおそれがあるので避けておきましょう。
強めの剪定をするときは、休眠期から新芽が伸び始める間の2月ごろが適しています。刈り込まれた後、新芽が伸びて新しい樹形を作り出していきます。
剪定は風通しを良くし、枯れや病害虫の発生を予防するためにも必要な作業ですので、こまめにおこないましょう。それが美しい樹形を作り、健康なブルーアイスを育てる方法につながるのではないでしょうか。
ブルーアイスをコンパクトに保つ方法
ブルーアイスは萌芽力が旺盛なので、手入れをせずそのままにしておくと庭のスペースに対してバランスが悪くなっていくでしょう。環境が良ければ、10メートルを超える高さにまで成長することもありますので、庭全体の日当たりが悪くなるおそれもでてきます。
そのため、ぐんぐんと成長していくブルーアイスを、剪定によって適度な高さを保つことが大切になるのです。その成長を抑えたいときは、一番上の先端部分を切って調整をしましょう。先端を切ることで、それ以上は伸びることがなくなります。
そして、側面も同じように先端を切り詰めていけば、わき芽がつぎつぎと伸びてきます。すると、樹形は少しづつまとまっていき、木全体のボリュームも増してくるでしょう。
剪定のコツをつかむまでは、根気のいる作業にはなります。思うように形を整えられなかったとしても、ブルーアイスは萌芽力が強いので、すぐに新しい芽が伸びて葉も増えていきます。まずは、思い切って剪定してみることから始めてみましょう。
まとめ
ブルーアイスは、剪定をこまめにすることが上手に育てるコツになります。内部が蒸れないよう枯れた枝葉を取り除き、風通しのよい環境を保つことが大切です。また、乾燥と高温に注意しながら、強風で倒れないように対策することも忘れないでおきましょう。
木の特性を理解して適切な手入れをすれば、ブルーアイスの育て方は、むずかしくはないでしょう。しかし、樹高が高くなれば労力が増えて、高所での作業は危険をともなうおそれもあります。
その場合には、業者に剪定を依頼することも方法のひとつです。仕上がりもきれいで、無駄な時間もはぶくことができます。
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