リキュウバイを剪定するときのポイントは?お手入れのコツを覚えよう

2023.11.20

リキュウバイを剪定するときのポイントは?お手入れのコツを覚えよう

庭木や茶花としても人気のあるリキュウバイは、4月から5月かけて白い花が見ごろを迎えます。寒さに強く育てやすいため、自宅でリキュウバイを育てている方もいるのではないでしょうか。

リキュウバイは上手に剪定すれば、きれいな花をたくさん咲かせることができます。今回は、リキュウバイの剪定のコツや、育て方のポイントについてみていきましょう。自分でリキュウバイを剪定できるようになりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

お手入れはしやすい!リキュウバイの特徴と剪定時期

リキュウバイは寒さや病害虫に強く、育てやすい植物です。芽を出す力も十分にあるので、たくさん花を咲かせることもできるでしょう。この章では、剪定をする時期について紹介します。

生命力が強いので剪定は比較的簡単

リキュウバイは日当たりを好みますが、半分日陰になっているような場所に植えても育てることができます。また寒さや暑さにも耐えられるので、季節ごとに対策しなくてもよいそうです。

水やりに関しても降雨で十分足りるので、日ごろの手入れはあまり必要ありません。ただし、乾燥にはあまり強くないので、真夏は適度に水を与えるようにしてください。

生育期と落葉期に

リキュウバイは成長の早い植物です。剪定は基本的に、生育期と落葉期の年2回おこないましょう。

花が咲いたり、枝がのびたりする春から秋にかけての時期が生育期にあたります。花が咲き終わった後で、細くて弱い枝や密集している枝を切り落とします。生育期に強く剪定しすぎると、リキュウバイにダメージを与えかねないので、軽く形を整える程度にしておきましょう。

落葉期はリキュウバイが休眠に入っている冬の時期です。この頃に、次の開花に備えて本格的な剪定をおこないます。リキュウバイは芽吹く力が強いので、思いきって全体的に剪定しても春には大きく育っています。

リキュウバイの剪定方法

リキュウバイは成長が早いので、適した時期にこまめに手入れをしないと樹形が崩れたり、不要な枝に養分が奪われたりしてしまいます。リキュウバイの剪定のコツを知り、適度にメンテナンスするようにしましょう。

生育期は付け根から切る

花が終わった後も、リキュウバイは成長を続けています。この時期は、枝の乱れを軽く整える程度の剪定をおこないましょう。

生育期の剪定では、枝の真ん中で切り落とさないようにするのが大切です。中途半端な箇所で枝を剪定すると、切った場所から枝がのびてきて樹形が崩れやすくなります不要な枝は根元から切って、すっきりさせるのがポイントです。

ひこばえは早めに切る

リキュウバイの根元からは、ひこばえと呼ばれる若い枝がのびてくることがあります。もしも、ひこばえがのびてきた場合は、早めに剪定しておきましょう。ひこばえを放置しておくと、見栄えが悪くなるばかりでなく、幹に必要な養分を取られてリキュウバイの成長に影響を及ぼしてしまいます。

ひこばえは早めに切る

落葉期は3節ほど残して切る

リキュウバイが休んでいる落葉期には、思い切って好きな長さに切り詰めておきます。ここで大切なポイントは、枝を3節ほど残して切るということです。リキュウバイの花は短い枝の先につくという特徴があります。そのため、前年に花をつけた枝を短くしておくことで、次の開花の際にもよく咲くようになるのです。

リキュウバイ剪定の注意点

比較的丈夫なリキュウバイですが、誤った手入れをすると枯らしてしまうリスクもあるので注意が必要です。リキュウバイを長く楽しむためにも、上手に育てるコツを覚えましょう。

剪定は成長してから

リキュウバイは、植え付けから3~4年の間は剪定しなくてもよいそうです。ただし、根元からひこばえが生えてきた場合には、早めに切り取るようにしてください。

花芽に注意

リキュウバイの花芽は、短い枝の先につくという特徴があります。そのため、落葉期に枝先だけを剪定したり、逆に枝を丸ごと切り落としたりしないよう気をつけましょう。花芽は開花する前につくため、冬の剪定の際に切り落としてしまう心配はありません。

花芽をつけていた枝が古くなってきた場合は、切り落として新しい枝をのばすと花つきがよくなるかもしれません。リキュウバイの花つきが悪くなってきたときは、業者に相談してみるのもよいでしょう。

太い枝は切らない

剪定の際のポイントとして、太い枝を切らないようにすることも大切です。リキュウバイは太い枝を切ると、病気が入って腐りやすくなってしまいます。太い枝が弱ってしまった場合は剪定して、新たにのびてきたひこばえを育てていくほうがよいでしょう。

切り口に癒合剤を塗る

リキュウバイは枝の切り口から雑菌が入ると、腐って枯れてしまうことがあります。そのため、剪定後は枝の切り口を保護するために癒合材(ゆごうざい)を塗るようにしましょう。

雑菌や害虫などから、枝の切り口を守ることができます。長くリキュウバイを育てていくためにも、癒合材を使うことをおすすめします。

リキュウバイは暑さに弱い!育て方のポイント

リキュウバイは中国原産で、日本の風土でも育てやすい植物です。どちらかというと、寒さに強く、乾燥は苦手です。また、植え替えにはあまり強くないので、最初に適した場所に植えるほうが望ましいです。

半日陰が最適

リキュウバイは日当たりを好みますが、あまり日差しが強すぎると乾燥を招く原因にもなりかねません。とくに、夏場に西日が長時間あたる場所は避けて、やや日陰ができるような場所に植えると育てやすいでしょう。

乾燥に弱い

基本的には、水やりは雨だけでも問題ありません。しかし、真夏の日照りが続くような場合は、水分が不足しがちになります。

リキュウバイは乾燥には強くないので、しばらく雨が降っていないようなときには、必要に応じて水やりをしてください。日照りによる乾燥を緩和させる意味でも、半日陰の場所とは相性がよさそうです。

まとめ

リキュウバイは清楚な雰囲気の白い花が美しく、開花するのが楽しみになりますね。日ごろの手入れもさほど大変ではなく、自宅でも育てやすいので、剪定方法を覚えて自分で手入れしてみてはいかがでしょうか。

剪定は基本的には生育期と落葉期の2回だけでよいですが、ひこばえが出てきたときは、早めに切るようにしてください。時期によって剪定のコツや目的が違うので、リキュウバイの状態を見て手入れができるようになるとよいですね。

自分で剪定をおこなうのが難しい場合には、業者に依頼するという方法もあります。業者を活用しながら上手にリキュウバイを育ててみてください。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。

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