静岡県のおすすめ伐採業者

近年静岡県においてもカシノナガキクイムシの生息が確認されています。このカシノナガキクイムシとは広葉樹に被害を与える害虫の一種になりまして、大木に穿孔して生息することで、住処である樹木に被害を与えます。このカシノナガキクイムシの被害に遭った樹木は夏場でも紅葉したように枯れますので、景観面での被害も深刻です。この被害で有名なのが「ナラ枯れ」という現象になりまして、このカシノナガキクイムシが保有している菌を周辺の樹木に感染させることが問題となっています。一度感染してしまった木材を治療するのは難しく、ナラ枯れの被害に遭った枯れ木を伐採するという対処療法的な予防策を現在採っています。現在静岡県の山間部で多く生育している樹木としてコナラが挙げられるでしょう。このコナラがカシノナガキクイムシによって枯れ木になった事象が静岡県でもあがり始めました。特に被害が多いのは愛知県や長野県の県境にある地域のコナラになり、この枯れ木による副次的な被害として、コナラはシイタケのほだ木や炭の原材料になりますので産業面でも被害を与えるでしょう。もちろん森林機能そのものも低下し、防災面でも被害は深刻です。枯れ木は倒木などの原因になりますし、シロアリなども枯れ木で繁殖することになりますので、枯れ木を伐採する必要があります。もちろんご家庭の樹木や林にカシノナガキクイムシが到来した場合には、その樹木の伐採を行う必要があります。静岡県の特に西部の山間部に住んでいる方はこのカシノナガキクイムシの動向を確認しておく必要があるでしょう。カキノナガキクイムシの飛来を防止する策として、樹木の表面にビニールや粘着シートなどでコーティングを行うことなどが挙げられますが、樹木の表面は樹木にとって呼吸器官にも等しい箇所になりますので、長期間の使用は樹木にとって良くない状況になりかねません。お住まいの近くの山々や林で夏場にも関わらず紅葉している樹木を見かけるなどの早期発見を行うことが重要になるでしょう。またナラの枯れ木にはカエンタケという毒性の非常に高いキノコも発生する可能性があります。このカエンタケは触るだけでも皮膚に悪影響を与えますので、直接触れるのも危険です。このカエンタケも近年関西方面を中心に目撃が増えています。この目撃の増加にブナ枯れとの関係も示唆されています。もちろんブナ枯れと直接の関係がないとしても、カエンタケ自体は枯れたブナに発生しますので、枯れたブナはきちんと伐採と処理を行うことが必要になるといえるでしょう。