クロゴキブリの生態を知って正しく駆除を!確実な効果が期待できる対処法

2023.12.12

クロゴキブリの生態を知って正しく駆除を!確実な効果が期待できる対処法

皆さんがよく目にするゴキブリは、黒くて光沢がある『クロゴキブリ』のイメージがあると思います。

では、クロゴキブリの生態はどうなっているか?
もし駆除をおこなわず放置した場合におよぼされてしまう害はどのようなものでしょうか。

その他の代表的なゴキブリとの比較や、被害を減らすためにクロゴキブリをしっかり駆除する方法を今回の記事で確認していきましょう。

ゴキブリの生態を知ることで他のゴキブリとの区別もつき、生息地や活動時期もわかって対策もしやすくなります。

「今すぐに駆除したい!」「姿を見る前に対策をしておきたい!」という方も、本記事を読むことでゴキブリを減らすことができるでしょう。

誤った対処法や、ゴキブリを放置しておくことは、違うゴキブリを寄せ付けてしまったり、一向に数が減らないため注意しましょう。

正しいゴキブリ駆除や対策をおこない、ゴキブリを見る機会を減らす快適な生活を過ごしましょう。

クロゴキブリの生態と特徴

クロゴキブリ

クロゴキブリは日本に古くから存在したといわれており、一般家庭でよく見られるゴキブリです。

成虫時の主な活動期間は5月~10月で、現在は北海道から九州にまで分布されています。
寒さに比較的強く、屋外でも冬を越すことができます。

クロゴキブリは卵鞘(らんしょう)という卵を包んでいる袋状のものから、20~28匹の幼虫を産卵します。
卵から成虫に成長するまでは約2~3年かかりますが、寿命は約200日と短いです。

孵化したばかりの若齢幼虫期は、黒い身体に白い点とラインが見られます。
成虫になる段階を挟む中齢幼虫期では、明るい色を帯びた赤褐色へと変化します。
最終段階で、皆さんがよく見かけるであろう光沢を帯びた黒褐色の成虫へと成長します。

クロゴキブリの成長過程

クロゴキブリの幼虫の生態と特長

クロゴキブリの幼虫

クロゴキブリの幼虫の大きさは最小で4mmほどです。
8~10回ほど脱皮を繰り返し、8~12ヵ月で成虫へと成長します。
幼虫もしくは卵の状態だと冬を越せるため、越冬休眠をおこないます。

脱皮した直後の幼虫は白色をしていますが、早い段階で黒色へと変化します。
脱皮した皮は脱皮したゴキブリ自身か仲間が食べるため、皮が見つかる確率は低いです。

クロゴキブリと他3種類との比較

クロゴキブリの他にも代表的な3種類が、チャバネゴキブリヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリです。
以下のイラストと表で4種類の違いを比較してみましょう。

4種類のゴキブリ

▼横にスクロールできます。

クロゴキブリ チャバネゴキブリ ワモンゴキブリ ヤマトゴキブリ
体長 30~40mm 11~15mm 30~45mm 25~35mm
分布地 ・本州中部以南
・南西諸島にはいない
・原産地不明
・人工的な温暖環境に生息
・南西諸島
・九州でも高温の環境で暮らしている
・東北地方~関東・中部
・西日本は少ない
耐寒性 強い 弱い 弱い 強い
卵鞘の中の卵数 約22~28個 約30~40個 約6~18個 平均12個

特に、クロゴキブリとヤマトゴキブリは見た目が同じ黒褐色で間違われやすいです。
しかし、光沢感のあるクロゴキブリとは違い、ヤマトゴキブリは全体的にツヤがない点が見分けるポイントです。
また、クロゴキブリと同じく寒さに強いため屋外での暮らしにも適しています。

ワモンゴキブリは屋内で見かけるゴキブリのなかで最も大きく、赤褐色です。
前胸背にはリング状の斑紋があるため『ワモン』の名がついています。
寒さに弱いため、暖房設備が効いている場所で生息しています。

チャバネゴキブリは黄褐色で見た目がコオロギに似ており、見慣れていないとゴキブリだと思わない方もいるでしょう。
サイズが小さめですが、薬剤に対しての抵抗性は強いです。
休眠しないため一年中活動しており、ビルやレストランなど年中温かい場所で見かけることが多いです。

クロゴキブリがおよぼす4つの害

クロゴキブリを駆除しないまま放置していると、さまざまな害をおよぼすことがあります。
クロゴキブリがおよぼす害をよく知り、放置することがないよう、のちほど解説する駆除や対策をおこないましょう。

ゴキブリの主な4つの害
  • 不快感・不潔感を与える
  • 病原菌をばらまくおそれがある
  • 異物混入や店舗への風評被害を起こす
  • 電気機器をショートさせる

不快感・不潔感を与える

ゴキブリは見た目だけなら直接的な害はありませんが、人にとって不快感や不潔感を与える生き物です。

汚い場所にある雑菌を身体につけて歩き回り、清潔感がないため素手で触るのはよくありません。

病原菌をばらまくおそれがある

不衛生な場所を好むゴキブリは、さまざまな雑菌を身体にまとっています。
徘徊したゴキブリが食品やものに触れたりすると、病原菌が付着するおそれがあります。
菌が付着した食品を人が食べたり、ものに触れたりすることで、人の体内に入り感染症を引き起こしてしまうかもしれません。

ゴキブリから感染するおそれのある感染症は以下の4つ(※)です。

※参考情報:日用品質フマキラー「ゴキブリの生態を知って効果的な対策をしよう」(最終閲覧:2023/3/2)

サルモネラ菌


サルモネラ菌は少量でも食中毒を発症するおそれがある菌です。
鶏や豚などの動物に生息していますが、ゴキブリからも感染のおそれがあります

感染すると発熱、吐き気、腹痛などを引き起こし、0.2〜0.5%の低確率ですが重症の場合は死に至るおそれもあります。

飼っているペットがゴキブリを口にした場合、ペットから人に感染するおそれもあります。
ペットを触ったあとは必ず手洗いやアルコール消毒もおこないましょう。

※参考情報:SARAYA家庭用製品情報「食中毒(サルモネラ菌)とは?」(最終閲覧:2023/3/2)

赤痢菌

赤痢菌は感染力が強い急性腸炎です。
菌に汚染された食品から人に感染するため、食品や食べたあとの食器類は清潔に保っておきましょう。
また、赤痢菌が付着したおもちゃを乳幼児が口に含んだ場合も感染するおそれがあります。

感染した場合は発熱、吐き気、腹痛などを引き起こします。

※参考情報:食品衛星の窓「赤痢菌(Shigella)」(最終閲覧:2023/3/2)

O-157

O-157は病原性大腸菌で、食中毒が多発しやすい初夏から初秋は特に注意が必要です。
感染すると激しい腹痛や下痢、便が血便となる可能性もありますが、まったく症状が出ない場合もあります。
胃に対する抵抗力が弱いと『溶血性尿毒症症候群(HUS)』などの症状を引き起こすおそれがあります。

普段から、手洗いやアルコール消毒、食品の取り扱いも徹底しておきましょう。

※参考情報:SARAYA家庭用製品情報「食中毒(腸管出血性大腸菌O157)とは?」(最終閲覧:2023/3/2)

ピロリ菌

ピロリ菌は胃の中で生息して胃の炎症を引き起こします。
幼児期に感染することが多くみられ、食品と一緒に体内に入ってしまうことがあり、親が子供と同じ箸を使った場合は親にも感染します。

感染した場合は胃もたれ、吐き気、食欲不振などを引き起こし、胃の不快感が長く続く場合、胃潰瘍、十二指腸潰瘍を発症するおそれもあるでしょう。

※参考情報:大塚製薬「ピロリ菌が原因の病気」(最終閲覧:2023/3/2)

異物混入や店舗への風評被害を起こす

食品に混入する虫でもゴキブリは上位を占めています。
食品を取り扱っている飲食店やスーパーでは、ゴキブリ混入により苦情の対象となることも多いです。

もし、ゴキブリ混入に気付かず食品を食べてしまった場合、食中毒や体調不良を引き起こすおそれがあります。
また、異物混入までに発展しない場合でも、店舗内をゴキブリが徘徊していると悪い印象を持たれます。

一度でもこういった事件が起きてしまうと、その店舗は不衛生だとみなされるでしょう。
ゴキブリによる風評被害で店舗の信頼性が落ちてしまい、客足が途絶えてしまったり、閉店まで追い込まれる可能性もあります

電気機器をショートさせる

ゴキブリは暖かい場所を好むため、電気機器の熱に反応して寄ってきます。
ゴキブリが電源コードをかじったり、通電部に触れたりして電気機器をショートさせます。
発煙や発火を引き起こす危険性もあり、火災などの事故を発生させるおそれがあるでしょう。

ゴキブリが電気機器内に侵入することもあり、多量のフンをまき散らされます。
フンが基板に付着することで、同じくショート、発煙、発火を引き起こす危険性があります。

ゴキブリは低層階であるほど侵入率が高くなる

住居内の虫トラブル調査で、集合住宅よりも一戸建てのほうがゴキブリの遭遇率が高いことが証明されています。
「高層階の建物であれば必ずしも侵入しない」ことはありませんが、低層階と比較すれば確率は低いです。
ゴキブリは6階以上の建物から遭遇回数が下がり、11階以上の建物ではほとんど遭遇しないことが判明しています。
ゴキブリを侵入させないためには、次の章で紹介する対策をおこないましょう。

※参考情報:「住居内の「虫トラブル」実態調査!」(最終閲覧:2023/3/2)

クロゴキブリを侵入させない対策7つ

クロゴキブリは1cmほどのすき間があれば侵入してきます。
侵入を防ぐためには侵入経路を塞ぐか、ゴキブリが寄り付かないような環境にすることが重要です。
以下の7つの対策をおこなって室内に侵入される確率を減らしましょう。

ゴキブリの通り道を塞ぐ
  • 網戸にすき間テープを貼る
  • パテや虫よけフィルターをつけておく
  • ゴミ受けで通り道を塞ぐ
ゴキブリが侵入しない環境を作る
  • アロマタイプの忌避剤を置く
  • キッチン周りや排水口を清潔にしておく
  • 食べ物やダンボールを放置しない
  • 玄関や窓を開けたままにしない

網戸にすき間テープを貼る

網戸が歪んだり、劣化して網戸にすき間ができてしまうと、1cmのすき間を好むクロゴキブリであれば侵入可能です。
網戸のすき間を埋めるためには、すき間テープを貼ることが重要です。
ホームセンターや100円ショップでも購入できるため、テープを貼ってすき間を埋めましょう。

パテや虫よけフィルターをつけておく

換気扇や換気口には、虫よけフィルターやパテを取りつけておきましょう。
ゴキブリは換気扇や換気口のわずかなすき間から侵入してくるためです。

雑食であるゴキブリは油が好物で、キッチンの油汚れが換気扇に溜まっているとゴキブリをおびき寄せてしまうでしょう。
また、油汚れだけでなくキッチンの匂いにも反応します。

換気口の場合は、ほこりが溜まっているとゴキブリが寄ってきます。
また、換気口と壁の間ですき間ができていると、そこから侵入される可能性もあります。

以上の理由から、換気口や換気口の侵入口を塞ぐことは重要です。

換気扇に取りつけるフィルターは厚さが薄いとゴキブリに破られるおそれがあるため、厚みがあるフィルターを選びましょう。
同じフィルターを取り付けたままだと汚れも溜まるため、定期的に交換もおこなってください。

換気口と壁の間のすき間は、専用のすき間パテで埋めると塞げます。
虫よけフィルターとすき間パテはホームセンターやインターネット通販で購入できます。

ゴミ受けで通り道を塞ぐ

排水管からゴキブリが上がってきて、キッチンやお風呂の排水口から出てくることがあります。
ゴミ受けを設置しておけば、ゴキブリが排水管を上がってきても通り道を塞げます。
ゴミ受けの網目が5mm以下であれば、ゴキブリが通ることはできません。

アロマタイプの忌避剤を置く

アロマには「忌避(きひ)効果」があり、ゴキブリや他の害虫を引き寄せません。
ミントやハッカなどの刺激がある香りが有効で、オレンジやバニラなどの甘い香りはゴキブリを引き寄せるため逆効果です。
アロマを使用した侵入対策のため、通常の殺虫剤を使用するよりも人に害がありません。

人工的に作られたアロマではなく、天然精油のアロマを使用することで効果を発揮します。(※)

※参考情報:「天然精油に含まれるゴキブリ忌避物質と関連化合物の忌避性」(最終閲覧:2023/3/3)

アロマオイルの自作は可能ですが、信頼できる製品を購入して使いましょう。

アース製薬から販売されている、天然ハッカ油の成分を使用したゴキブリ除けの製品があります。
特別な準備も必要なく、置くだけで効果を発揮できるため、ゴキブリを寄せ付けないことを目的で使用するならおすすめです。

商品名 天然ハーブのゴキブリよけ
価格 655円(税込)
個数 4個入り
香りの種類 ミント

ゴキブリのさらに詳しいアロマ対策を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

キッチン周りや排水口を清潔にしておく

キッチン周りは食品や水気も多く、ゴキブリが家の中で過ごすには最適の場所です。
ゴキブリにとって食べ残しやゴミは餌になります。
食べたあとの食器やゴミを放置せず掃除をおこない、キッチンを清潔に保ちましょう。

また、キッチンの排水口は放置していると匂いがしたり、ぬめりも残ります。
定期的に確認をおこない、パイプクリーナーなどで掃除をおこないましょう。

食べ物やダンボールを放置しない

食べ残しなどをずっと放置していると、ゴキブリが寄ってくる原因になります。
余ってしまった食べ物はタッパーや保存袋に密封し、冷蔵庫に保管してください。
特にタマネギはゴキブリの好物のため、保管には注意しておきましょう。

ダンボールにはわずかなすき間があり、保温性があります。
ゴキブリはすき間や暖かい場所を好むため、ダンボールも最適な居場所です。
外から運ばれてきたダンボールにゴキブリが潜んでいる場合もあります。

また、ダンボールのすき間に卵を産みつけていることもあるため注意しましょう。

玄関や窓を開けたままにしない

玄関や窓を開けたままにしておくと、ゴキブリが屋外から侵入してくる場合があります。
外出時や帰宅時など長時間開けたままにせず、すぐに閉めましょう。

しばらく扉や窓を開ける必要がある場合は、先ほど紹介したアロマの忌避剤を使用することがおすすめです。

また、玄関の扉を開けたと同時にゴキブリが侵入してきた事例もあるため、注意が必要です。

ここまで紹介してきた7つの対策以外にも、さらに詳しい対策を知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

既に室内にいるときの駆除方法5つ

ここまで紹介してきた侵入対策をおこなっても、ゴキブリが侵入する可能性はあります。
すでにゴキブリが室内にいるのを発見した際は、すぐに駆除をおこないましょう。

ゴキブリの主な駆除方法
  • ベイト剤を置いておく
  • 粘着シートでゴキブリを捕獲する
  • くん煙剤を使用する
  • 殺虫スプレーを吹きかける
  • 熱湯や洗剤をかける

ベイト剤を置いておく

ベイト剤は、ゴキブリが好む成分に殺虫有効成分を混ぜた毒餌剤です。
設置しているベイト剤にゴキブリが引き寄せられ、ゴキブリが食べることで駆除できます。

ベイト剤は多くの箇所に設置することで、ゴキブリが見つけて食べる確率が高まります。
すき間にも置きやすいコンパクトな駆除剤のため、以下のような場所に漏れなく置いておきましょう。

台所
  • 冷蔵庫の裏
  • 流し台の下
  • 引き出しの中
  • コンロの下
  • 食器棚の中
  • 食器棚の脇
  • ゴミ箱の横
風呂場
  • 脱衣所の隅
  • 洗面台の隅
リビング
  • 家具のすき間
  • テレビの裏
  • 観葉植物の近く
玄関
  • 入口の隅
  • 靴箱の中
自室や子供部屋
  • 押入れの中
  • 和室の隅
  • クローゼットの中
  • 寝室の隅
その他
  • トイレの隅
  • ダイニングの隅
毒エサ設置場所の例

※参考情報:ゴキブリキャップの株式会社タニサケ『ゴキブリキャップ配置図』(最終閲覧:2023/3/10)
※参考情報:日本家庭用殺虫剤工業会「ゴキブリ用毒餌剤」(最終閲覧:2023/3/3)

ベイト剤のおすすめ商品は以下の2つです。

  • コンバット スマートタイプ
  • ブラックキャップ スキマ用

どちらとも薄型なので1cmほどのすき間にも置くことが可能です。
置いたその日から効果があり、最長1年間効果が持続します

ゴキブリに効く殺虫有効成分のフィプロニルを使用しており、ゴキブリ以外にも卵、フンにも効果があります。
ベイト剤を食べたゴキブリのフンや死骸を他の仲間が食べることにより、集団ごと退治できる仕組みです。

また、『ブラックキャップ スキマ用』は360°どこからでもゴキブリが入り込めるマルチエントランス設計となっています。

商品名 コンバット スマートタイプ 1年用
価格 787円(税込)
個数 20個入り
効果期間 6ヵ月
商品名 ブラックキャップ スキマ用
価格 798円(税込)
個数 16個入り
効果期間 1年間

粘着シートでゴキブリを捕獲する

粘着シートは、ゴキブリを捕獲して駆除するためのトラップです。
箱型になっており、中にゴキブリを侵入させて捕獲します。
他の駆除剤とは違い薬剤を使用しておらず、ゴキブリが好む香りで引き寄せて粘着シートで身動きが取れないようにします。
ゴキブリが中で死んだあとは、そのまま可燃ごみとして捨てましょう。

粘着シートのおすすめ商品は『ごきぶりホイホイ+』です。

『ごきぶりホイホイ+』はゴキブリの捕獲器として有名なので、名前を聞いたことがある方も多いと思われます。

粘着シートがデコボコになっており、ゴキブリが中で動くほど絡まって身動きが取れなくなる仕組みです。
足ふきマットもついており、ゴキブリの足の汚れを落としてから侵入させることができます。
箱の中でゴキブリが死んでいることを確認したあとは、ポイ捨てつまみをつかんでそのまま捨てられます。

商品名 ごきぶりホイホイ+
価格 767円(税込)
個数 10セット入り

くん煙剤を使用する

くん煙剤は煙を室内全体に発して殺虫成分を拡散させます。
室内のすみずみまで殺虫成分が行き渡るため、すき間などに潜む見えないゴキブリも駆除しやすいです。

のちほど説明しますが、くん煙剤は煙タイプ、水タイプ、霧タイプの3つにわかれており、状況によって使い分ける必要があります。

くん煙剤のおすすめ商品は以下の2つです。

  • バルサンプロEXシリーズ
  • アースレッドプロα

バルサンは家庭用空間処理殺虫剤を日本初で販売し、ブランド誕生から70年以上経っています。
長く愛されていて信頼と安心性のある製品が期待できるでしょう。

そのなかでもバルサンプロEXシリーズは、バルサンの中で最も駆除効果が強いです。
ゴキブリの殺虫に有効な成分が3つ含まれており、大型や抵抗性のあるゴキブリにも効きます。

確実にゴキブリを駆除するなら、バルサンプロEXシリーズをおすすめします。

水タイプでおすすめなのが『アースレッドプロα』です。
アース製薬のくん煙剤のなかで最も駆除効果が強いですが、水タイプのみとなっているため、煙もしくは霧タイプを選ぶならバルサンプロにしましょう。

煙タイプ

くん煙剤のなかで一番威力が強いのが煙タイプです。
水タイプ、霧タイプと比較すると噴射力が強く、しっかりと殺虫成分を拡散させてくれます。

煙タイプは煙の拡散力が一番強く、すき間にも殺虫成分が行き渡りやすいです。
集合住宅にお住まいの方ですと、隣室まで煙が届くおそれがあるため使用しづらいでしょう。
煙タイプは、一戸建てにお住まいで確実にゴキブリを駆除したい方におすすめです。

商品名 バルサンプロEX
価格 979円(税込)
効果範囲 12~16畳用

水タイプ

水タイプはくん煙剤を使用したことがない方におすすめです。
煙量は煙タイプに比べ少ないですが、同様に室内のすみずみまで煙を拡散してくれます。

そんな水タイプは気密性の高いマンションにお住まいの方におすすめです。
気密性の高いマンションは室内の空気を逃しにくく、水タイプであれば煙量が気にならないため使用しやすいです。

火災報知器には反応しますので、カバーは必ずつけましょう。

商品名 アースレッドプロα
価格 1,518円(税込)
効果範囲 12~16畳用
商品名 水ではじめるバルサンプロEX
価格 1,250円(税込)
効果範囲 12~16畳用

霧タイプ

霧タイプは煙タイプや水タイプと違い、霧状で殺虫成分を拡散させます。
霧状のため匂いも残らず煙が気になる方や、煙を発せないアパートやマンションの集合住宅にお住まいの方でも使用しやすいです。
しかし、煙タイプや水タイプと比較すると効果が劣るため、あくまでも煙を出したくない状況の方へのおすすめ商品としてご留意ください。

火災報知器には反応しませんが、ガス警報機には反応するためカバーは付けておきましょう。

商品名 バルサンプロEX ノンスモーク霧タイプ
価格 980円(税込)
効果範囲 12~20畳用

殺虫スプレーを吹きかける

殺虫スプレーはゴキブリに直接吹きかけたり、ゴキブリが出ないよう気になる箇所に吹きかけて対策をする駆除剤です。
手元にあればスプレーを狙って吹きかけるだけで対処ができるため、あらかじめ用意しておけばすぐに使用できます。

ただし、火を扱っている近くで使用したり、人体やペットに当たらないよう注意してください。

殺虫スプレーのおすすめ商品は『医薬品 ゴキジェットプロ』です。

『医薬品 ゴキジェットプロ』は、含まれている有効成分により殺虫の速効性があり、素早いゴキブリもしっかり仕留めることができます。
あらかじめゴキブリが近づきそうな場所に吹きかけておくことで予防対策も可能です。
パウダー配合となっており効き目も長持ちします。

すき間ノズルもついているため、狭くて届かないすき間にもスプレーを吹きかけることができます。

商品名 医薬品 ゴキジェットプロ
価格 1,298円(税込)
有効成分 イミプロトリン0.5g(プラルとして1.0g)、メトキサジアゾン0.41g

※各駆除剤のおすすめ商品の詳細は「おすすめのゴキブリ駆除商品(PDFファイル)」をご確認ください。

ここまで紹介してきた駆除方法に関して、さらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

熱湯や洗剤をかける

ゴキブリは熱湯や食器用洗剤をかけることでも駆除できます。
突然ゴキブリを発見し、殺虫剤などが近くにない場合や、殺虫剤の使用に抵抗があるに場合に使える手段です。

熱湯を使用する場合は60℃以上の熱湯をコップ1杯分用意し、ゴキブリにしっかりかけてください。
ゴキブリは温度調節が苦手なため、温度が高い熱湯を多くかけるほど即死する可能性は高くなります。

熱湯であれば人に害がなく、ゴキブリにかけると同時に熱湯消毒をおこなうことができます。
やけどしないように気を付けながらおこなってください。

洗剤を使用する場合は、『エコ洗剤』ではなく『界面活性剤』が入っているものを使用しましょう。
界面活性剤の成分が油分を持つゴキブリの身体と親和性を持ち、気門(呼吸器官)を塞ぐため、窒息死する仕組みです。

ゴキブリの気門の仕組み

また、ドロッとしている洗剤では、素早いゴキブリの逃げ足では仕留めるのが難しいでしょう。
スプレータイプの泡状の洗剤を使用することをおすすめします。

洗剤で退治後は、ゴキブリの体内で洗剤と病原菌が混ざり、界面活性剤の浸透圧で病原菌が体外に溢れ出します。
ゴキブリを素手で触らないように退治後の処理をおこなってください。

対策してもゴキブリが減らない場合は業者に依頼する

ここまで紹介してきた駆除や対策をおこなっても、必ずしもゴキブリを見かける数が減るとは限りません。
侵入経路を見落としたり、掃除などが不十分だったりする可能性も考えられます。

「どうしてもゴキブリが気になる……」という方は、ゴキブリを駆除してくれるプロの業者に依頼をしましょう。

弊社の【生活110番】では、ゴキブリ駆除に関するご相談を受け付けております。
今すぐにゴキブリ駆除をおこないたい方も、弊社加盟店のゴキブリ駆除のプロが確実・スピーディーにご対応させていただきます。

まずは現地にて現場調査をさせていただき、明確なお見積りをご提示いたします。
お見積り時点でご納得いただかなければキャンセルしていただくことも可能ですので、まずはご相談ください。

※対応エリア加盟店により記載価格で対応できない場合がございます
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・お見積りに費用をいただく場合がございます。

まとめ

今回は、クロゴキブリの生態、クロゴキブリがおよぼす害、駆除方法や対策を紹介していきました。
記事の重要な点を以下にまとめました。

  • クロゴキブリは一般家庭で見かけることが多い
  • 孵化して間もない幼虫には黒い身体に白い点とラインがある
  • クロゴキブリ以外の代表的なゴキブリは、チャバネ、ヤマト、ワモンの3種類
  • ゴキブリを放置しておくと、さまざまな病原菌をばらまかれるおそれがある
  • 他にも異物混入や風評被害、電気機器をショートさせることもある
  • ゴキブリの侵入を防ぐためには通り道を塞ぐか、ゴキブリが寄り付かない環境に改善する
  • ゴキブリに特化した駆除商品を使用するか、熱湯や洗剤をかけて退治する

クロゴキブリを見かけたら放置せず、なるべくすぐに駆除しましょう。
普段から室内やキッチンなどを清潔に保っておいたり、クロゴキブリが出やすい暖かい時期になる前に対策をおこなうことも重要です。

ゴキブリは駆除や対策をしても「必ず出てこない」ことはありません。
ゴキブリがなかなか減らなかったり、見かける数が多くなったという方は、プロのゴキブリ駆除業者に依頼するのがいいでしょう。

弊社の生活110番では、クロゴキブリの駆除にも受付対応いたします。
「対策してもまた出てきた」という方も、弊社加盟店のゴキブリ駆除のプロにお任せいただければ、ゴキブリ駆除に関するお困りごとを解決いたします。

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