サムターンが回らない・空回りする!回らない原因と誤った対処法

2023.1.18

サムターンが回らない・空回りする!回らない原因と誤った対処法

「玄関のドアのサムターンが急に回らなくなった……」

サムターンが突然回らなくなったら、鍵を開けることができず焦りますよね。
劣化や寿命など、回せなくなる原因はさまざまで、少しでも異変に気付いたら早めの交換や修理が必要です。

今回は、サムターンが回らない原因と対処法についてご紹介していきます。
自己判断で誤った行動を取った場合、鍵を壊してしまう原因になります。
無理に回そうとせず、まずは今回の記事を参考にしてみてください。

現在、すぐにでも鍵の修理が必要な場合は、弊社の生活110番にご相談ください。
最短5分で現場に到着し、プロの加盟店が鍵のトラブルに対応させていただきます。

サムターンの調子が悪い場合は修理、交換が適切

サムターンの調子が悪いと感じたら、早めの修理や交換をおこないましょう。
のちほど紹介させていただくDIYでの交換や、自信がない場合は鍵業者に依頼をすることをおすすめします。
また、鍵専用の潤滑油を使用して回るようになるか試してみるのもいいでしょう。

鍵の内側が回らない3つの原因

鍵の内側が回らない場合、「サムターン」と呼ばれる部分に問題が起きていることが多いです。
サムターンは内鍵とも呼ばれており、ドアの内側についているつまみの部分を指しています。
鍵の内側が回らなくて業者に連絡するときは、「サムターンが回らないので修理をお願いしたい」と話すと、業者側にも意図が伝わりやすいです。

それでは、鍵の内側が回らない原因を探っていきましょう。
サムターンに問題があるのは、以下のような理由が考えられます。

破損、変形している

鍵穴の内部が破損もしくは変形すると、サムターンが回せなくなります。
回りにくい鍵を無理に回そうとすると鍵穴は破損しやすく、こうなると鍵交換するしかありません。

デッドボルトがしっかりはまっていない

ドアの側面にはサムターンの回転に連動しているでっぱり部分がありますが、これは「デッドボルト」と呼ばれています。
もし施工時にデッドボルトがしっかりはまっていないと、内側の鍵が回らなくなってしまうことがあるのです。

鍵の寿命

鍵の内側についているサムターンも消耗品なので、日々使用することですり減っていきます。
長い間使用していると、それが原因で空回りが発生してしまうことがあるのです。
サムターンの寿命は約10年とされているので、10年前後を目途に交換しましょう。

鍵の内側が回らない原因とは

鍵が回らないときの誤った対処法3つ

鍵の内側が回らない原因に、鍵穴の故障があることは最初に紹介しましたね。
では、どういった場合に鍵穴が故障してしまいがちなのでしょうか。

鍵穴が故障しやすい場面は、鍵穴に刺した鍵がうまく回らないときです。
鍵穴にゴミが詰まったり潤滑油が切れていたりすると回りにくくなるのですが、その際に以下のようなことをしてしまうと、鍵穴が故障してしまいかねないのです。

専用のものでない潤滑油を入れる

鍵穴に専用のものでない潤滑油を入れると、鍵穴にホコリがつく原因になるでしょう。
もしホコリがついてしまうと、鍵を鍵穴に挿せなくなったり、施錠する際に動きが悪くなったりするおそれがあります。
そのため、専用の潤滑油のみを使用してください。

もし専用のものでない潤滑油を入れてしまった場合は、すぐに油をふき取りましょう。
ふき取ってもうまく鍵を閉めることができないなどの問題があれば、鍵本体を分解する必要があるかもしれません。
専門的な知識や技術がなければ、業者に依頼して修理してもらいましょう。

無理やり回す

うまく回らないからといって無理やり鍵を回そうとすると、鍵が曲がってしまうどころか、鍵がパキッと折れてしまうおそれがあります。
内部に鍵の破片が残ってしまえば、それを取り除くために業者のお世話になるでしょう。

応急処置として、鉛筆で鍵を黒く塗りつぶしたうえで鍵を出し入れすると、鍵がうまく回るかもしれません。

鉛筆に含まれた成分が潤滑油の役割を果たすので、鍵が回らない原因が潤滑油の不足だった場合、問題が解決するかもしれません。

爪楊枝や針金を鍵穴に入れる

鍵穴の詰まりを取るために爪楊枝や針金を鍵穴に入れると、かえって状況が悪くなるおそれがあります。

鍵穴の中で爪楊枝が折れてしまうと、鍵が差し込めなくなってしまうからです。
こうなると、業者に爪楊枝を取ってもらうしかありません。

このように、爪楊枝や針金を使うと鍵穴を傷つけかねません。
鍵穴は非常にデリケートなので、少しでも傷がついてしまうと、鍵がうまく回らない原因となりかねないのです。

鍵が回らない際の正しい対処法についてはこちらをご覧ください。

サムターンガードは鍵が壊れる原因にもなる

これまで、ドアの内側が回らない原因の1つである鍵の故障について解説していきました。上に挙げた理由のほかにも、「サムターンガード」というものをつけたまま鍵を外側から開けると、場合によっては壊れることがあることがあります。

サムターンガードとは、空き巣がドアの外側からサムターンを回し侵入する「サムターン回し」という手口の防止に役立つものです。
サムターンに被せるように取り付けるアイテムで、鍵の内側が回らないようにします。

サムターンガードを取り付けたまま鍵を開けようとすると、固定されたサムターンが原因で鍵が破損するおそれがあるのです。
ですので、サムターンガードの存在を忘れて、無理やり鍵を回すことのないようにしましょう。

偏荷重サムターンで防犯対策する

空き巣が家屋に侵入する際の手段として有名なサムターン回しですが、近年ではこのサムターン回しへの対策を施したサムターンも販売されるようになりました。その中の1つが、「偏荷重サムターン」と呼ばれるものです。

この種類のサムターンは、1点に力を加えても回すことができない仕組みになっています。そのため、2本の指でつまんで回せば操作ができるため、使い勝手は一般的なサムターンと変わらないのも特徴でしょう。

もしサムターンを交換する必要があった場合には、こちらの偏荷重サムターンを採用してみるのもいいかもしれません。
なお、サムターンは自力で交換することが可能ですが、それについては次の項目で解説していきます。

鍵が回らないときにやってはいけないこと

サムターンはDIYでも交換できる!

鍵交換は業者に請け負ってもらうのが安全なのですが、DIYによる交換も可能となっています。

サムターンの交換手順

ここからは、サムターンをDIYで交換する場合の手順を紹介していきます。
もしサムターンをDIYで交換する場合、必要となるのは交換するサムターンとドライバーの2つだけです。
もしDIYに自信があるなら、以下のような手順でサムターンを取り外してみるのをおすすめします。

サムターンを取り外す方法
①ドアを開け放ちます。交換を終えるまでドアを閉めないようにしましょう。
②サムターンを回すと小さなビスが見えるので、ドライバーでビスを取り外します。
③ツマミ部分を取り外し、その中にある2本のビスもドライバーで取り外します。
④ドアの側面部にあるフロントプレートのネジを外し、これも取り外します。
⑤フロントプレートを外すとビスが出てくるため、サムターン側のビスを取り外します。
⑥サムターン側のビスが外れると、ようやくサムターンを取り外すことができます。

以上の手順で既存のサムターンを取り外したら、今度は逆の手順で交換用のサムターンを取り付けるようにしましょう。
取り付けが完了したら、サムターンが機能するかを確認してみましょう。
無事開け閉めができるようなら、交換は成功です。

なお、今回紹介したのは鍵穴とサムターンが別々になっているシリンダー錠での交換方法です。
サムターンとドアノブが一体化しているインテグラル錠の外し方に関しては、「ドアノブの取り外し方とは?3種類のドアノブを取り外す方法をご紹介」を参考にしてください。

サムターンを交換する際の注意点

サムターンを交換する際、注意すべき点もいくつかあります。
以下の注意点を把握しておかないと交換に失敗するおそれがあるため、用心しておくようにしましょう。

鍵に対応したサムターンを採用する

ドアのシリンダー錠によっては、サムターンを取り付けることができない場合があります。
せっかく買ったサムターンが無駄になると金銭面のダメージも大きいため、サムターンを購入する際には既存のシリンダー錠に対応しているかを確認しておきましょう。

小さな部品をなくさない

サムターンを固定するビスは非常に小さいため、うっかり紛失してしまうおそれがあります。
部品がなくなると当然取り付けもできなくなってしまうため、サムターンの部品は目立つ場所にひとまとめにしておくのをおすすめします。

自信がないならプロに任せる

サムターンの交換に限らず、ドアの鍵交換は慎重さが求められる作業となります。
少しの不注意が原因でドアの鍵に不具合が起きてしまうため、もし自分の腕に自信がない場合には、鍵関係のプロである業者に作業を依頼するようにしましょう。

弊社の生活110番では、鍵に関するトラブルのご相談を受け付けております。
全国200社以上の加盟店のなかからすぐに対応できる業者をお呼びし、丁寧に対応させていただきます。
万が一、鍵が開かない場合は費用をいただいておりませんので、まずはお気軽にご相談ください。

※交通費、お客様都合でのキャンセル料は別途発生する場合もあります
※業務用設備・金庫等は、事前にお客様にご確認したうえで、解錠できなくても別途作業料が発生する場合もあります

まとめ

今回は鍵の内側が回らない原因や、サムターンの交換方法などを紹介しました。
もし長い間使われているサムターンが回らなくなってしまったら、寿命を迎えて故障した可能性がありますので、新品に交換するのをおすすめします。

なお、サムターンや鍵が回らないからといって、自分で無理に対処しようとすると、かえって状態が悪化してしまうことが多いです。
ドアの鍵のことでお困りのかたは、鍵屋に修理を依頼するのをおすすめします。
経験豊富な業者に依頼することで、鍵のトラブルを素早く対応してくれるでしょう。

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「紛失時のカギ開け・交換・修理」をご覧ください。

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