絡まっていたら要注意!木の根っこを抜く難しさと対処方法も

2022.5.23

絡まっていたら要注意!木の根っこを抜く難しさと対処方法も

突然トイレが詰まってしまったときの原因に何があるかご存知ですか?予想だにしないかもしれませんが、排水管に「木の根っこ」が詰まっていたことで起こることがあるのです。木の根っこが排水管に絡まり、つなぎ目などから入り込んでしまうことがあるようです。

こんなことが起きるのなら、排水管のそばにある木は処分したいと思うでしょう。処分するにも根っこ部分が問題なので、切り倒すだけでは足りません。木の根っこから抜くことが必要になります。しかし、木を根っこから抜くのは難しいのです。

このように木の根っこを放置したままにすることで起こる被害が世の中には多数あります。

木の根っこごと抜けたらいいのに。ということでなぜ木は根っこから抜くのが難しいのか、処理する方法などおはなししていきたいと思います。

木の根はどのように広がっているのか

大きな木は根っこを大地に張り巡らせて幹を支えています。その根っこが地面の中でどの様な形をしているかをご存知でしょうか。

「深い」より「広い」

細い木の根っこを抜くと、思ったよりも広い範囲の土が根っこにくっ付いて抜けることがあると思います。意外かもしれませんが、木の根っこは深く潜り込むというよりも広範囲に広がっていく感じで伸びているのです。多くの木は地下1〜2mほどのところまで根っこが潜り込みます。しかしそのうちの80〜90%地面の下30cmの場所で根っこを広げているそうです。

根っこは酸素を求めて柔らかくて土の浅い部分に伸びていきます。木の成長には水と酸素が必要になるため、酸素を取り込みやすい土の浅い部分を好んでいるため、浅い部分で広い範囲に根っこを張るようになったのでしょう。
木の根はどのように広がっているのか

地面の中で木の根っこがつながっている?

根っこは木の幹を支えるため、絡まりながらのびていくといわれています。根っこには幹の下に伸びる直根と、横に伸びていく側根があります。木が高く大きくなるために、太く成長した即根が絡まるようになるのです。根っこを抜くと土がなかなか落ちないのは、絡まりあった根っこの間に土が挟まっているからです。

この絡まりあった根っこが重なる部分でくっついてしまうことがあります。癒合というのですが、くっついた根っこ同士で水や栄養などが流れ合うようになるのです。この癒合は土の中で当たり前のように起こっています。

同じ種類の木であれば、別の幹の根っこ同士でも癒合はおこなわれるといわれています。森の中のようなたくさんの木がある場所では、種類に関係なく根っこの癒合がおこなわれているのです。

木の根っこは抜くことが難しい場合も!

土地を転用したときには、切り倒すよりも木の根っこを抜くと効率がよいのではないでしょうか。根っこが残ったままになっていると、そこからまた新たな芽が出てきてしまうおそれがあります。木を処分するときには、切り倒した後に根っこ部分を抜いてしまうことをおすすめします。

しかし、根っこは広い範囲に複雑に絡まりあって伸びています。ときには土の中に埋められている水道管などに絡まってしまっていることがあります。木の根っこが土以外のものに絡まって伸びていると、抜くことが格段に難しくなってしまうのです。

とくに水道管などのライフラインに絡みついていた場合、無理に抜こうとして管を破損させてしまうおそれがあります。木の根っこの絡みつきが複雑なときは、無理せず業者に作業を依頼しましょう。
木の根っこは抜くことが難しい場合も!

木の根っこは抜く?薬剤で処理する?

木の根っこは放っておくとどこまでも伸びて、絡みついていきます。絡みついて取れない根っこを処理するには、薬剤を使って枯らしてしまうとよいのです。ただ木の根っこを抜くよりも、枯らしてしまえば力を使わずに木を処分できます。

伐採した木の切り株部分に、グリホサードを主成分とする薬剤を塗り付けていきます。

・切り株の切断面が枯死している
・付けた傷が乾いて木の形成層がふさがってしまっている

切り株が以上の状態になっているときには、新たにドリルで切り株に傷をつけてください。そこから新たに薬剤を塗り付けると枯れていきます。

しかし、薬剤を使うときには注意しておくことがあります。雨が降っているときに薬剤を使うと、雨で薬剤が流れ落ちてしまいます。また、切り株を通じて土に薬剤の成分が移り、ほかの植物にも影響を及ぼすおそれがあるのです。逆に根っこを抜く場合は力や技術を必要としますが、自然に影響を与えることはほとんどないといえるでしょう。

根っこを抜くのも、枯らすのもどちらにもメリット、デメリットがあります。必要な方法を見極めて作業をおこなうことをおすすめします。
木の根っこは抜く?薬剤で処理する?

まとめ

木の根っこというのは、その長さや絡まり方で抜くには技術を必要とします。大きくなるほど根っこの広がる範囲は大きくなり、作業も難しくなるのです。

木の根っこを抜くときには、根っこがどのような状態になっているのかを把握しておくことが大切だと思います。根っこの絡まり方が癒合の状態よっては、抜くよりも薬剤を使って枯らしたほうが対処をしやすい場合もあります。

どんな方法取ったらいいかわからない場合は、無理をせず業者に作業を依頼しましょう。豊富な知識と技術で難しい作業でもスムーズにおこなってくれますよ。

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