
木の伐採をするときに少しでも楽になるよう、チェーンソーの購入を考える方も少なくありません。しかし、チェーンソーを安易に購入してしまうと、使い方によっては命を落とすおそれもあります。そのため、業者はチェーンソーの資格を持っています。
では、素人の方がチェーンソーを使用するときには、果たして資格が必要になるのでしょうか。そこで今回は、チェーンソーの種類とともに資格について詳しくご紹介していきます。
目次
伐採に便利なチェーンソー
チェーンソーはさまざまなメーカーから販売されています。伐採するときにチェーンソーを買おうと思っている方は悩んでしまうぐらいです。そこでまずは、おすすめの商品を紹介していきます。
・マキタ エンジンチェンソー MEA4300G [ガイドバー長450mm][排気量42.4mL]
建築業界では有名な機械工具メーカーのマキタからでているチェーンソーになります。電動工具での信頼性や見慣れたボディカラーという特徴からも、安心して選びやすいチェーンソーだと言えます。
・リョービ(RYOBI) エンジンチェンソー ESK-3435 4053330
リョービはホームセンターでの知名度が抜群で、見たことある方もいるのではないでしょうか。性能や信頼性もあり、比較的入手しやすいチェーンソーになっています。
・ゼノア エンジン式チェンソー GZ4300EZ-R21HM18
チェーンソーメーカの中で大手であるゼノアが発売している製品です。他にもチールやハスクバーナに負けないラインナップを誇っているためメーカー内で選ぶことができます。防振対策も国内モデルの中では比較的良好で、何よりも環境対策エンジンを世界に先立って開発し販売したメーカーです。
他にもチェーンソーはたくさんの種類が出ています。一般向けも出ていれば、プロ向けもあります。素人の方は安全性能が高いのを選ぶほうがよろしいでしょう。ただし、どのチェーンソーもメンテナンスが必要となってきます。
ものによっては知識を持っていないと使いこなすことができないものもあります。そのため、チェーンソーの資格を取る方もいらっしゃるのです。
個人での利用にチェーンソーの資格はいるのか
チェーンソーには資格があります。ほとんどの業者の方は持っていますが、個人で持っている方は少ないかと思います。果たして、個人の利用の時にチェーンソーの資格は必要になるのでしょうか。
結論から言いますと、個人でチェーンソーを使用するときは必要ありません。個人的な利用まで規制する必要はないと定められているため、何か資格を持っていないとチェーンソーが使えないということはないのです。
ただし、個人的な利用に限定されるので注意が必要です。明らかに仕事で使用している場合は資格が必要となってくるのです。個人で利用するということは、大がかりな伐採をしないことがほとんどです。
個人的に家の周りに生えている木を切断したり、不要な木材の処分をしたりといったことにチェーンソーを使用していれば、資格がなくても問題なく使用することができます。
取り扱う業者はチェーンソーの資格を持っている
チェーンソーの資格というのは作業に従事する方なら必須となり、労働安全衛生法に規定されています。一度正しいチェーンソーの使い方を知るために講習を受けているのであれば、資格と同じような扱いを手に入れることができます。
この講習を受けないで作業をおこなっていると罰則の対象となってしまうので、作業をする場合は必ず受ける必要があります。講習さえ受ければ、準ずる資格を手に入れることができるので、作業に従事しても問題ありません。
また、内容も特別難しくはなく、作業に従事することが決まっているのならば必ず受けるように指導が来るかと思います。チェーンソー作業従事者特別講習を受け、受けたことを証明する資格を受け取れば、どこにでも作業をおこなうことが可能となるのです。ほかにも、チェーンソーの管理の方法や知識などの知識を身に付けることが可能です。
こうした取り組みをすることにより、事故を防ぐだけでなく、壊れないような使い方で経費の負担を減らす狙いもあると言われています。チェーンソー使って仕事をする場合は資格を取るということを覚えておく必要があります。
資格よりも伐採についての知識が重要
家の近所の山や庭などに木がたくさん植えられている方もいらっしゃるかと思います。その木を放置すると必要以上に数が増えてしまうため、定期的に木の伐採をおこなう必要があるのです。
木の伐採はどうしても労力と時間がかかります。そのため、チェーンソーを使用し楽に作業をおこなう方がたくさんいらっしゃいます。チェーンソーを使用するときには気を付けなければ、重大な事故につながることもあります。
どれだけ高性能な機種や高額なチェーンソーだったしても、使用する上で必ず注意を払う必要がある現象の1つが『キックバック』です。 キックバックとは、作業中に意図せずチェーンソーが作業者向きに急激に跳ね上がってしまう現象です。この現象は、死亡事故につながる危険性も高く非常に危険です。
キックバックはチェーンソーを使用する上で、最も危険な現象の一つです。チェーンソーを使用するときには、必ずキックバックの意味と発生しやすい状況を理解する必要があります。製品に付属している注意書きや取扱説明書などの記載を熟読しておきましょう。
そのため、チェーンソーは資格も重要ですが知識や危険行為も理解し、使用することが重要となってきます。
チェーンソーの資格を受講するには
本来チェーンソーの特別教育は雇用主がおこなうことになっています。そのため、林業事業体でもない限り個人で受講するのは、なかなか難しくなっています。
例えば建設会社が仕事で伐採する必要が出た場合は、この特別教育をおこないチェーンソーの資格を取る必要がありますが、社内に教育部門を持たない会社は、講習先を探さないといけなくなります。
そこで、雇用主や事業体の方に代わっておこなっているのが民間会社になります。国内の重機を扱う大手メーカーのほとんどが、この講習会を実施されているようです。また、この特別教育は大径木と小径木の二種類があり、選ぶことができます。
大径木
○労働安全規則第36条第8号の業務 安全衛生特別教育規程第10条に基づく教育
事業者は、胸高直径が70cm以上の立木、胸高直径が20cm以上で、かつ、重心が著しく偏している立木の伐木などの業務に労働者を就かせるときは、安全又は衛生のための特別な教育をしなければならないことが義務付けられています。
小径木
○労働安全規則第36条第8の2号の業務 安全衛生特別教育規程第10条の2に基づく教育
事業者は、チェーンソーを用いておこなう立木の伐木、かかり木の処理又は造材の業務に労働者を就かせるときは、安全又は衛生のための特別な教育をしなければならないことが義務付けられています。
全国で行われており、両方とも学科と実技があり、しっかりとチェーンソーについて学ぶことができます。
講習の受講にかかる費用
チェーンソーの資格講習の特別教育では、各協会や組合によって、かかる時間や料金が異なります。車の教習所と同じく、チェーンソーの知識を学ぶ学科と使い方の実技に分かれているため、講習期間も異なります。
気になる方は、1度近くの特別教育の講習が開催されている施設に問い合わせてみるといいでしょう。特別教育に必要な費用は、テキスト代や学科と実技も合わせても、だいたい10万を超えてしまいます。そのため「費用が高い」と感じる方もいるかもしれませんが、怪我の防止や正しい知識が得られるため、おすすめです。
講習で学べること
チェーンソーの資格講習を受けることで、チェーンソー関するさまざまなことを座学と実技の観点から学ぶことができます。実際に講習で学べる内容については、以下のとおりです。
・伐木作業に関する知識
・伐倒の方法や合図、退避の方法
・かかり木の種類や処理方法
・チェーンソーの種類、構造及び取扱い方法
・チェーンソーの点検や整備の方法
・振動障害になる原因や症状
・振動障害を予防する方法
・チェーンソー使用にかかわる法律や法令、規則の中の関係条項
・伐木の方法
・かかり木の処理方法
・チェーンソーの基本、応用操作方法
・チェーンソーの点検及び整備の方法
講習でこれらの内容をしっかりと理解しておくことで、安全にチェーンソーを利用できるようになります。そのため、チェーンソーを使う予定のある方は、受講しておくのがおすすめです。
まとめ
木の伐採は素人が安易におこなうと非常に危険な行為で、命が危険さらされてしまうこともあります。そのため業者は、チェーンソーの資格をはじめ、知識と技術を身に付け作業しているのです。もし伐採にお悩みであれば、一度業者に相談してみることをおすすめします。
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