竹を枯らす伐採時期は?伐採時期で竹の用途は変わる!竹について

2021.4.30

竹を枯らす伐採時期は?伐採時期で竹の用途は変わる!竹について

竹は、昔から身近な素材の一つとして生活に広く利用されていました。しかし、人々の生活が洋風化し、輸入品なども増加したことにより国内生産用は減少傾向にあります。

今でも竹林はありますが、春になると汗を流しながらタケノコ堀り出かけるという人はどれぐらいいるのでしょうか。昔に比べると竹の需要が減ってきている今、竹はしっかりメンテナンスしないと、予想以上に地下で根を広げ家に浸食してくることもあります。一度根を張ると、竹の繁殖力はすさまじく、完全に駆除するのは大変なものです。
そこで今回は適切な竹の伐採時期について詳しくご紹介してきます。

竹の成長スピードと繁殖力について

竹はイネ科の常緑性の多年生植物で、国内に約600種類、世界には1200種類の竹があると言われている身近な植物です。
竹の幹がかたく年々太くなりますが、草は幹がかたくなったり、太くなったりすることはありません。
竹は年輪がないため1年で成長がとまり、2年目からは成長しなくなります。

また、竹にはもう一つ成長が非常に早いという特徴があります。非常に繁殖力がある植物で、そのスピードは他の植物と比べても圧倒的に速いのです。

竹の若芽は、春先に顔を出すタケノコです。このタケノコが成長すると竹になるのです。
約50~60日で幹は成長が止まり、20m前後になります。

竹の成長が早いのには2つ理由があります。

竹の構造

多くの植物は、茎の先端に成長点と呼ばれる分裂組織があります。この分裂組織によって細胞分裂が活発に行われるのです。
この分裂組織は竹にも同様に先端部に成長点があります。他にも竹には節があるため、全ての節には成長帯と呼ばれる帯状の分裂組織があるのです。そのため、ここでも細胞分裂が行われています。

一般的に節は、一本の竹には約60個の節があるといわれており、この節はタケノコの時からすでに備わっています。このように竹には沢山の分裂組織があるので、成長するスピードが速いのです。

栄養

竹は一本、一本が独立している植物ではなく、地下茎でつながっています。竹の本体は地面に埋もれている地下茎で、竹はこの地下茎を伸ばして繁殖していきます。
そのため竹林は生えている竹が全て地下茎でつながっており、竹林自体が一つの植物となっています。

孟宗竹の場合、4~5月に出てきたタケノコは、勢いよく竹に成長していきます。50~60日で成長がストップし、地下茎が成長しはじめます。この地下茎は約4ヶ月たらずで約8mも伸びると言われており、その後は成長が停止します。停止した後、今まで使っていた栄養分を成長には使うことなく、地下茎に貯め込んでいくのです。
この地下茎に貯め込まれた大量の栄養は、次の年の春に出てくるタケノコが吸収し、急成長していきます。

竹を放置したままになっていると、周辺の田畑に地下茎が侵入し、農作物を枯らすおそれがあります。他にも、地下茎が民家の敷地に侵入することもあります。そうなると、床下からタケノコが生え、そのまま放置してしまうと、竹が床を突き抜けたりするおそれもでてきます。そうならないためにも、正しい竹の伐採時期を知る必要があります。
      竹の成長スピードと繁殖力について

竹を伐採するのに向かない時期ってあるの?その理由は

竹の伐採時期は色々あります。
竹は立派な植物の一つのため、季節によって状態は変化していきます。

昔から「木六竹八(きろくたけはち)」という言葉があります。これは旧暦での8月(木は6月)を過ぎてから、またはその年のタケノコが成長して枝葉がふさふさとしはじめれば切ってよいと言われていたことによるようです。

今では、竹の伐採の目的が竹の拡大を防ぐためなのか、竹細工に使うことなのが目的によっても時期は変わるようです。それぞれの業者の方で誤差があります。

竹を伐採で駆除したいなら、結局いつがいいのか?

竹の伐採時期はさまざまで、どれの業者をみてもいつかよくわからないことが多いようです。
竹は水揚げが止まる秋口から冬までの期間が伐採には最適です。大体の目安はお盆明けから12月前後でしょう。理由は、竹の水揚げがとまり休息時期であり、樹液が少なくなるため、この時期に伐採した竹は、虫が入りにくく、割れにくいとされています。
竹を完全に処分するのであれば、タケノコが養分を使い果たした後の夏の早い時期に地上部分をすべて切り倒すのがよいでしょう。

竹は根から枯らさないと意味がない。徹底した駆除方法とは

竹は繁殖力が強く、しっかり駆除しないとまたすぐに生えてきます。竹は、伐採だけではなく、全滅をめざすのであれば、根をしっかり駆除するようにしましょう。

そのため竹の根の掘り起こしをする必要があります。竹の根は、竹が生えている場所から根の先端までは2メートル以上深いところまで達しています。
そこまで深いと人の力だけでは難しいので、パワーショベルなど重機が必要となってきます。

他にも枯らす方法はあります。最も簡単なのは、竹を伐採した後、ナタで切り株に切り込みを付けるという方法です。そうすると切り株の内部に雨水などが入り込みやすくなり、またそこから除草剤などを入れることで腐食進行させることができます。

しっかりした方法で根から駆除しないと竹は再び生えてきます。
      竹を伐採で駆除したいなら、結局いつがいいのか?

まとめ

竹は放置しておくと伐採が大変になっていまい、時間も労力も取られてしまいます。竹は腐りにくく、成長が著しいため、伐採を正しく行わないとすぐに成長し、また元の大きさに戻ってしまうおそれがあります。そうならないためには伐採を専門とする業者への相談が大切です。一番いい時期に適切に伐採してくれます。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「伐採」をご覧ください。

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