
ニョキニョキ生えてきたとなりの竹、邪魔になってきていませんか?放置された竹林の竹が邪魔に感じてきた場合は、伐採を検討しましょう。竹の切り方は簡単で、切る位置と時期がわかれば簡単に全滅させることができるのです。また伐採が面倒だという方には農薬を使った方法もおすすめです。
今回は竹の切り方と全滅のさせ方についてご紹介します。
目次
竹を枯らすための切り方の基本とは
成長してくると塀を乗り越え住宅の敷地内に侵入してくる竹ですが、駆除の最も基本的な方法は伐採になります。伐採といってもただ闇雲に切るのではなく、竹の切り方のポイントを抑えて切ることが重要です。
竹はどこの位置で切るのがいい?
竹は高さ1mのところで切ると、1年ほどで枯らすことができます。これは竹が切られたことに気づかず、切り口から栄養と水分を吐き出してしまうからです。また竹の根はほかの竹とつながっているため、地表に出てきているすべての竹を1mの高さで切ってやることで根絶することができます。
切り株はどうすればいい?
切ったあとの切り株は手で引き抜くことができます。枯れた竹をもって左右に振ってやると、パキパキと音を立て簡単に地面から離れます。このとき根も同様に枯れているため、同じように引き抜いてやると良いでしょう。引き抜いたあとの竹については、放置竹林であればそのまま土に還すのが一番楽です。放置することに抵抗がある場合は地域の野焼きや一般ごみに出すと良いでしょう。
竹を枯らすために切るのに適切な時期はいつか
竹の切り方はわかりましたが、いつ伐採するのがよいのでしょうか。そのためには竹の成長を知るとよく理解できると思います。
竹の根は前述のとおり、地下でほかの竹とつながっています。これによって養分を、ほかの竹に分け与えることが可能となっています。この恩恵を一番受けられるのは、未成熟なタケノコです。ほかの植物は自分で成長に必要な栄養をたくわえますが、竹の場合は根を使ってほかの竹から成長に必要な栄養をもらうことができます。このとき根がつながっている竹全体は、成長させるために栄養を使い果たすことになります。ここが竹を伐採によって全滅させる適切な時期です。一般的にタケノコが成長するのは初夏から夏にかけてといわれているため、この時期に伐採すると竹林全体が枯れて全滅させることができるでしょう。
竹を切るために必要な道具と準備と心構え
竹の切り方と時期がわかったところで、実際に切ってみましょう。竹を切るためには、いくつか準備しておくものがあります。次のものがあるとスムーズに伐採を行えると思います。
・竹引き鋸
竹を切るための小型のノコギリです。竹は比較的簡単に切れるため、大型のノコギリやなたを使う必要はありません。竹引き鋸はホームセンターなどで販売されています。
・安全メガネ
竹やぶで作業する場合は枝葉から目を守るために安全メガネを着用しましょう。安全メガネには視力補正付きのものあるため、普段つけているメガネが邪魔になる人はそういったものを選ぶとよいかもしれません。
・安全靴
竹林ではとがった切り株や枝などが散乱しており、スニーカーなどではケガをする危険性があります。そこで靴底に鋼板が入った安全靴を着用すると、ケガの心配はないでしょう。
・シャベル
竹を切り倒したあとの切り株や、根を掘り起こすために使います。基本的には竹を枯らした後に使うことになります。
竹の根を枯らすために駆除剤を使う方法と注意点
竹の切り方はむずかしくはありませんが、切るのは少々手間です。そんなときは駆除剤・農薬を使うことで枯らすこともできます。
駆除に使うのはラウンドアップやグリホサート系の除草剤の原液です。地表から30cmほどの高さの表面に穴を開け、ここから駆除剤を注入します。注入する量は10mlから30mlほどです。注入し終えたら開けた穴から雨水などが入らないように、ビニールテープなどでフタをしてしばらく放置します。竹が枯れたら地面から竹を抜いて処分しましょう。もし枯れない場合は、駆除剤の注入を何度か繰り返すことで枯れていきます。
注意点は駆除に時間がかかることと、薬剤を慎重に扱わないと竹林の周辺でも草木が生えない環境になってしまうことです。薬剤の扱いには十分気をつけましょう。
まとめ
竹は成長が速いため気づけば塀を乗り越えてきていた、ということがよくあります。そんなときは竹を伐採して根絶してしまいましょう。竹の切り方は簡単で、初夏から夏にかけて高さ1mのところを切ってやるだけです。
伐採が面倒な場合は、農薬を使ってもよいかも知れません。農薬は伐採を行わないため見た目的には駆除に時間がかかりますが、切る必要がないのでお手軽な方法といえます。薬剤は強力な反面デメリットも持ち合わせているため、十分気をつけて使用しましょう
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